お子様ランチ回とは、テレビアニメ「名探偵コナン」の、アニメオリジナルエピソードの一つであり、トンチキ回などと呼ばれている原作に無いストーリーでアル。
概要
2023年7月8日に放送された放送第1089話に該当する。
正式なタイトルは「天才レストラン」である。脚本は話が斜め上をすっ飛んで訳分からんことで有名な浦沢義雄。
そのストーリーは、「意味不明」「危ない薬キメてるのかコナン?」「インフルエンザで寝てるとき見る夢」「放送事故」などと言われ、カオスすぎて視聴者のほぼ全員が理解できず、困惑しおいてきぼりにされた。
あらすじ
チンドン屋が賑やかに太鼓を演奏しており、そのチンドン屋についていくと駄菓子屋が新装開店サービスをしており、コナンたちはスモモを渡される。
しかし、コナンは「スモモは所詮駄菓子だ」と言いだし元太はそれに対して「思い上がりだ」とコナンを批難、ケンカになってしまう。
口論になって仕方なく別れてコナンが一人で帰っていると、おじいさんにぶつかってしまう。
おじいさんに謝ったコナンだったが何故か「オムライスの死体を見た」など意味不明なことをと言いだし、コナンに助けを求める。コナンは逃げだそうとするが、「老人を見捨てるな!」と無理矢理コナンを連れ出す。
コナンがレストランについていくと、実はおじいさんはこのレストランの店主聚楽大その人であった。
しかし、以前コナンがこのレストランを訪れた際に特製お子様ランチを注文しなかったため、そのせいで聚楽大はプライドを傷つけられ、料理の味が次第に低下、客足も遠のきレストランは僅か3ヶ月で竹林に覆われる廃墟と化していた。
聚楽大シェフはそのことを逆恨みし、コナンに復讐する機会をうかがっていたのだった・・・。
不可解な点
- 冒頭の口論
普段、子供じみた扱いを嫌う少年探偵団が、何故かこの時に限っては年相応であることを良としており、過去の性格と一致しない。また、これまでコナンに対して少年探偵団が精神年齢が高校生レベルであるコナンに対して「お前は思い上がっている」などと言うような批難をするようなことはほとんど無かった。
- 聚楽大シェフ
コナンへの私刑を行うことが目的のハズだが、あまりにも作戦が回りくどい。
冒頭のチンドン屋が彼の取り巻きであったという事になっているが、駄菓子屋に転職しているのかどうかはこの物語中からは不明。
- レストランの造り
水槽に浮いている見本を使ったメニュー、パステルカラーで奇抜な色使いの壁、皿とフライパンでジャグリングをしている聚楽大氏、何故か常に食器のかぶり物をしている店舗スタッフ、かわいいコックさんのような風貌でややこしい機構の食券販売機、まるでラブホテルの仕掛けを思わせる客席、ロケットで飛んでくる注文料理、料理と共にスタッフの演奏するモーツァルトと物理法則などを色々無視した異様な雰囲気の店舗内。コナン曰く「あんなに楽しそうな店」だったが、むしろ探偵!ナイトスクープに登場するパラダイスを思わせる異質な空間が広がっていた。
- 復讐劇の内容
無理矢理廃墟となったレストランに入店させてから、やはり料理のかぶり物をしたスタッフ&聚楽大シェフが、コナンに向かって料理(あるいはロウの食品サンプルか?)を投げつけるだけ。その後、メニュー用水槽の跡と思われるソーダ水の入った巨大な貯水槽に激辛スパイスを入れて真っ赤になったところへフォークリフトを使ってコナンを落とし込もうとする…とこれもよく分からない回りくどい作戦。
- ラストのオチでのセリフ
エンディングテーマ後のオチパートでのコナンのセリフ「それにしても変なXXだったなぁ…」から本作での出来事が本当にあったか否かが視聴者に委ねられている。余談ながら、この話では灰原哀は一切登場しておらず、エンディングテーマのアニメーションでのみ登場。彼女の登場するエンドロールだけがこの作品の癒やしとの声もある。
関連動画
2023年放送回故、12月現在公式配信がまだ無い上、DVD化もされていないので、もう暫くお待ちください。
関連項目
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