オルエンとは、『ファイアーエムブレム トラキア776』に登場するキャラクターである。
概要
主人公のリーフから見て敵であるフリージ軍に所属する騎士で、フレッドを副官としている。
兄のラインハルトはリーフ軍軍師のドリアスにトードの再来と賞されるほど優秀な魔法戦士であり、フリージの姫であるイシュタルからの信頼も厚い。兄の同僚でありオルエンの上官であるケンプフはラインハルトを妬んでおり、ラインハルトに手が出せない分、妹のオルエンに八つ当たりをしており、オルエンはケンプフからしつこいパワハラを受けている。
そのパワハラの一環として辺鄙な場所に立てられた砦周辺の偵察任務を命令されたことからリーフ軍と遭遇し、彼女の運命は大きく変わることになる。
支援効果を与える相手は副官のフレッド。逆にリーフと強く慕っているラインハルトから支援効果を受ける。
なお、オルエンが砦ルートの16章時点で仲間になっていないか死亡している場合、イリオスを仲間に入れることができる。
逆にオルエンが出撃できる場合、ケンプフとの言い合いを見ることができる。パワハラの雪辱を晴らすかどうかはプレイヤー次第である。
ユニットとしての性能
クラスはマージナイト。馬に乗った魔道士であり、機動力が高い。下馬もできる。使用武器は剣および炎、雷、風の魔法。雷魔法の神器トールハンマーを持つフリージ家に所属しているため、雷魔法を特に得意とする。
魔法系ユニットであるため守備の成長はよくないが、それ以外は悪くない成長である。上級クラスでの加入なので、レベルアップの機会が少ないのが残念。加入する章でフレッドが持ってくる彼女専用装備のダイムサンダは威力15かつ2回攻撃のできる強化版サンダーである。トラキア776で唯一の魔法の勇者系武器でありアーマーなどの非魔法系ユニットに対して非常に有効である。
ただし、魔法書としては非常に重い（重さ12）。トラキア776では魔法書の場合、攻速は「速さ－魔法書の重さ」となる。そのため攻速が非常に遅く回避も期待できないため、敵ターンにやられないように注意する必要がある。
この重たい魔導書の弱点を補う方法として「まちぶせM」の使用が推奨される。まちぶせMを使用したキャラはスキル「まちぶせ」を習得できる。今作のまちぶせは敵味方の速さ・攻速に関係なく敵から攻撃されたときに先手を取れるようになっており、常にダイムサンダの2回攻撃が発動する。高威力の2回攻撃を受けて生き残れる敵はほとんどいないだろう。通称「待ち伏せオルエン」と呼ばれ、トラキア776の有名な地雷キャラである。
また、遠距離魔法サンダーストームが使えるのも魅力的である。こちらの魔法は特に彼女専用というわけではないが、武器レベルが雷Aに設定されている。雷魔法の武器レベルが一番早くAになるのはおそらく彼女だろう。この状態になったオルエンはマージナイトの機動力で走り回りながら最大射程10の魔法で遠くの敵を攻撃する長距離砲と化す。特に便利なのがロングアーチ対策で、こちらからのサンダーストームでの攻撃に対してロングアーチは反撃してこないため一方的にロングアーチを処理できる。サンダーストームは重さ20と非常に重いが、ロングアーチも同様に重く、オルエンの素早さを吟味すれば追撃することも可能になる。同様のことはイリオスでも可能であるが、ロングアーチに悩まされ始める中盤以降、できるだけ早くサンダーストームは使えるようになっておきたい。
また、後半で兄ラインハルトから手に入る聖なる剣も彼女の専用武器であるが、こちらも魔力+10、2回攻撃、ナイト系特攻というチート武器である。終盤に多くなるダークマージとの戦いではこちらを使ってもいいだろう。
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関連項目
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