この項目では、オンラインゲームにおいて行われる不正行為を一覧にしてまとめる。
不正行為の一覧
- RMT
- Real Money Tradeの略。強力なアイテムや期間限定アイテムなどをトレードする対価として現金を求める行為。アカウントそのものを売買することもある。
ゲーム内の課金機能を使わずにレアアイテムの入手などができるため、ほとんどのゲームで禁止されている。一部ゲームでは機能として課金通貨を用いて他人からアイテムを購入できるものもあるが、あくまで公式で認めている範囲の遊び方であるため、これに寄らない方法で現金が絡むやり取りをするとやはり処罰の対象となる。 - チート
- プレイを有利にするために不正なツールを用いて行う様々な違法行為。
その種類は多岐にわたり、ステータスを異常に強化するもの、壁の向こうの敵を見えるようにするウォールハック、銃が自動で敵に当たるオートエイムなど多種多様に存在する。
連射コン - グリッチ
- ゲームの異常な動作(バグや設定ミスなど)を利用してプレイする行為。特定のポイントで壁を貫通して攻撃できたり、ある手順を行い高速で行動する、などゲームバランスを崩壊させかねないものもあるが、動きながらエモートができたり、キャラの足や首が愉快な方向に伸びたり曲がったりと極めて無害なものや、上級者プレイヤーが強さを求める過程で公然と使用し続けた結果「仕様の裏を突いた高難易度テクニック」として市民権を得たものまで多岐にわたる。
いってしまえばオフラインゲームにおける裏技・バグ技。ゲーム内で再現できる行為としては同質であるものの、自己責任の範囲で楽しむこともできる裏技と違って、他人の正常なゲーム体験を阻害してしまう対戦ゲームのグリッチは影響の大きさがまるで異なる。公式からの正式なお墨付きでも出ない限りは、開発者の意図しない形で多かれ少なかれゲームバランスに影響を及ぼし得てしまう行為は避けた方がいいだろう。 - ラグスイッチ
- 回線を瞬間的に遮断、あるいは回線速度を低下させることで通信ラグを発生させ、プレイを有利にする行為。
詳細はラグスイッチの記事を参照。 - bot・マクロの使用
- 人力でプレイを行わず、botと呼ばれる自動ツールやマクロを用いてゲームをする行為。
ゲームに参加するだけで貰えるポイントを自動で稼ぐためなどに使われる。 - 違法MODの使用
- MODを導入できる対戦ゲームは数多く存在する(World of Tanksなど)ものの、著しくゲーム性を損なうMODは運営が直々に禁止宣言を出す場合がある。
WoTの場合、敵の位置を強調表示したり、敵の照準の向きを表示させるものなどがあたる。見ればわかる通りやってることはほぼチートと変わらないのでこれも不正行為にあたる。 - チーミング
- 複数陣営に分かれるゲームにおいて、本来敵同士であるプレイヤーたちが外部VCの使用や暗黙の了解で連携して他のチームと戦う行為。ピネガキがやってたのはこれ。おきらくリンチもこれ。幻の〇人目系も多分これ。談合とも。
例えば通常3人チームの場合、他チームに3対6や3対9を強いることで、周り全てを蹴落としてチーミング勢のみで上位を独占する、といったことが起こりうる。
各々が最適解を狙ったりポジショニングの都合だったりで結果的に特定チームが集中砲火された場合は特に問題行為ではない。また、同マッチングにいるチーターにマッチを台無しにされるくらいならと、非チーター同士が手を組んで一時的にチーミングに走る場合があるが、目的が目的なのでやはり問題視されることは少ない。 - ゴースティング
- 配信を行っているプレイヤーの配信画面を見ながら同じゲーム(同じマッチング)をプレイする行為。
配信者の場所を特定して集中砲火したり、ゲーム開始時から粘着してひたすらリスキルを行うハラスメント行為は勿論、わざと目の前で死んで物資を運んであげる、といった行為も上記のチーミングに該当してしまうため絶対にやめよう。 - スマーフ
- 本来上位の実力があるプレイヤーが新規にアカウントを取得し、初心者プレイヤーと同じフィールドで戦う行為。いわゆる初心者狩り。
初心者が何もできずに倒されるだけでゲームの楽しさを享受できなくなるため、多くのゲームで禁止または制限されている。
一定シーズンごとのランクリセット制度があるゲームの場合、リアルの事情やモチベ低下等の理由で長期間離れた後復帰することで、ブランクがあるといえど上級者が初心者のランク帯に入ってしまい結果的に初心者狩りになってしまうことがあるが、規約上ではスマーフには当たらないことがほとんど。 - ブースティング
- ランク制度があるチームゲームにおいて、特定のプレイヤーのランクを上げることを目的として、彼らより遥かにメインアカウントのランクが高い上級者が同程度のランクのサブアカウントを用いてチームを組んだり、チーターと能動的にプリメイドのチームを組んでランク戦を行う行為。
通常、ランク戦というのはチームメンバーも対戦相手も同レベルのプレイヤー帯になるようにマッチメイクすることで、なるべく平等なマッチにしつつ実力を測れる仕様になっていることがほとんど。このとき、フレンド同士の上位プレイヤーと下位プレイヤーが組むなど、ランクに差があるプレイヤーが無理やりランク戦に出ようとすると、チーム内の最高ランクに合わせたマッチングになったり、そもそもランク戦ができない判定がなされることになる。こうすることで下位プレイヤー帯に上位プレイヤーを連れ込んで無双させて楽にランクポイントを稼ぐことができないようにしているが、上記の行為はその網目をかいくぐれる方法なので不正行為とみなされているというわけ。
上述のランクリセットによってメインアカウントのランクが下がった結果正式にマッチメイクできる状態の場合や、自分より高い腕前のチームメイトに合わせられたランク戦になることを承知でチャレンジして結果的にランクポイントが盛れた場合など、ゲームの仕様に沿って上級者とマッチングしている場合は基本的にブースティングとはみなされない。
ランダムマッチングの結果チーターと同チームになってしまい、そのまま試合を放棄することもできず結果的にキャリーされてしまった場合については、そもそも途中抜け自体に重いペナルティー(ランクポイントの大量没収、一定時間の試合禁止)が科せられるゲームが多い都合上、どうしても判断の分かれるところではある。 - 代行
- 所持するアカウントを第三者がプレイし、経験値稼ぎやランク上げなどをする/させる行為。
ほとんどのゲームでは第三者へのアカウントの貸与や譲渡は禁止されている。 - アカウントハック
- 他人のアカウントを不正利用する行為。所持アイテムを別アカウントに移動して盗まれたりする他、「IDの文字列がいいから」という理由で乗っ取られて使用されたり、アカウントを削除して同じIDの別アカウントを作られることもある。
関連項目
- 1
- 0pt

