ようこそ、新兵諸君。
私はヘルキャット軍曹だ。いまこのページを見ているということは、君たちは戦車で敵を叩きのめしたい、オイルと硝煙に飢えた猛獣ということだろう。
違う? まあいい、この先を読み進めていけば、きっと君も砲撃音で昇天する快感に目覚めるはずだ。
まず、World of Tanksはベラルーシで創業したWargaming.netが開発・販売する、戦車vs戦車のMOTPS[1]である。……頭でっかちの歴史オタクはピンときただろう。
そうだ、第二次世界大戦で独ソ戦の舞台となり、国土の隅々までキャタピラで整地されたあのベラルーシだ。まさに作られるべくして作られたゲームってことだな。独ソ両国の戦車が豊富にラインナップされてることは言うまでもない。今ごろ歴史オタクくんは、喜びのあまりズボンを真っ白にしてることだろう!
独ソ戦は大軍vs大軍だったが、WoTの戦場は15vs15だ。諸君らはその中の1両を操って、敵戦車をブチのめし、チームを勝利に導いてもらう。……といっても安心しろ、新兵。このゲームは“リアル戦車シミュレーター”じゃない。エンジンが止まって数時間立ち往生したり、砲弾を積み込むのに分隊全員で汗だくになることもない。戦車を知らなくても、キーボードとマウスがあればすぐに撃ち合いを楽しめる。
ただし、ひとつ覚えておけ。WoTは“撃ち合いだけのゲーム”でもない。敵を見つける『視界システム』、鉄の壁をもって敵弾を弾く『装甲メカニズム』、そしてどの戦線に向かうかの『戦術判断』。こうした要素が絡み合うからこそ、ただのシューターとは一味違う奥深さがあるんだ。
もちろん、シューターらしい反射神経も役立つぞ。敵の弱点を正確に狙撃したり、至近距離で相手の砲撃を見切って車体を傾けたり――そんな瞬発力が勝敗を分けることもある。つまりこのゲームは、“ガリ勉君”も“トリガーハッピー”も、どっちも輝けるってことだ。
さて、俺からの歓迎の挨拶はこんなところにしよう。事務的な話は伍長の方から聞いてくれ。
概要
ロシアで2010年8月12日に正式リリース。2013年には日本での正式サービスも開始された、2025年9月現在でサービス15周年となる戦車系MOTPSを代表するタイトルだ。基本プレイ無料のゲーム内課金方式。ゲームクライアント、プレイヤーサポート、告知ともに日本語に対応しているので、英語が苦手なプレイヤーでも安心だろう。略称はWoT(読み方は「だぶるおーてぃー」、「うぉっと」等)。
軍曹の仰った通り、15vs15のランダムマッチがWoTの最もポピュラーな戦場となる。そこでの活躍に応じて得られる経験値とクレジットで、新たな戦車をアンロック・購入・育成し、さらに次の戦いに臨むというのがWoTの基本的なゲームルーチンだ。1試合は最長でも15分、スキマ時間にちょっと一戦という遊び方も可能だ。
奥深いゲームプレイ
戦車ゲー、ウォーシムというとどうしても硬派で時間がかかるイメージだが、WoTはシム的要素とカジュアルなTPSのバランスを取ったゲーム性が特徴的だ。例えば……
など、他のTPS、FPSからのプレイヤーにも馴染みやすいよう操作やUIはシンプルなものになっている。一方……
- 視界[2]システムの存在
- 自車両の視認範囲が敵車両の隠蔽を凌駕しないと[3]、そもそも発見状態にならず、敵車両が画面上に一切表示されない
- 敵味方の動きを読む戦術性
- 移動速度は遅めで、一度戦線に到着したら他への移動は難しい。死に戻りやリスポーンもできないので、敵味方の車両特性を考慮して初動を決める戦術眼が必要
幅広い戦車のラインナップ
第二次世界大戦期から冷戦中期まで、11カ国の800両を超えるAFVが参戦している。
車両はロールにより軽戦車・中戦車・重戦車・駆逐戦車・自走砲の5つの車種に分けられ、さらにその中でTier1から10(一部11)までの一連の研究ルートを構成している。
各車種の詳細(クリックして展開)
偵察兵にして猟犬。火力は低く、装甲も薄い。しかし侮ることなかれ。その隠密性を生かして敵を密かに監視し、その足の速さを生かして敵陣をひっかきまわす。時に敵陣後方に隠れた自走砲を急襲する戦場の猟犬。
戦場の何でも屋。大まかに、そこそこの装甲・なかなかの走行力・いい感じの視界・結構な高火力を持つ。素早く展開することで陣地を構築し、堅牢な戦車に対しては味方と協同して立ち回り、迂回して柔らかな側面を撃ち抜け。
戦場の主役。重装甲を持ち、並の砲弾では貫通すら許さない。また、時に軽戦車や中戦車を一撃でほふる高火力な砲を持ち、まさに戦場の華と言える。しかし足が遅く、考えて動かなければ、戦線に加わったときには戦闘が終わっていることも。砲塔旋回が遅いものも少なくないため、重戦車と敵対した時にはうまく立ちまわろう。
同Tier帯では高火力な砲を持つ。地形に潜み、燻り出された獲物を貫く、戦場の狙撃手。その代償として砲塔旋回できないものがほとんどで、比較的装甲の薄い戦車が多く、装甲が厚い戦車は機動力がなく回り込まれやすいため、至近距離での戦いには向かない。
自走砲 (SPG / Arty - Self-Propelled Gun / Artillery)
戦場の砲撃手。見下ろし型の視点を持ち、遠距離から高威力な榴弾を撃ち下ろすことができる。移動が遅かったり、装甲が薄い、次弾装填までが長いなど、他の戦車とは扱いが大きく異なり、近距離での戦闘は総じて苦手。v9.18では大幅な性能調整が行われ、主に高Tierにおいて単発威力の低下、精度の向上、破片によるダメージの有効半径の増加、スタンによる一時的なデバフなど、より補助的な役割へと性格が変更された。
新兵はまず重戦車ルートだ。最前線で爆散せずして戦場のセオリーを覚えた奴は居ない! 爆散しているうちに自分に合った車種も分かるだろう。
さらに、タイガーやシャーマンなど一度は聞いたことがある有名な戦車から、マニアしか知らないような青写真止まりの戦車まで、古今東西ありとあらゆる戦車が集結しているのも魅力だ。ナチス・ドイツ夢の超重戦車マウスと、ソ連重戦車の最終進化形IS-7が殴り合う戦場に興奮しない戦車マニアがいるだろうか?
俺の愛車はFV4005 Stage IIだ。デカくなけりゃ本物の"大"砲じゃないからだ! だが新兵には早い! まずはシャーマン将軍の75mm砲をしごいて気持ちよくさせてみろ!
没入感のある体験
15年前のタイトルと侮るなかれ。ゲームエンジンの全面刷新を含むたゆまぬアップデートで、グラフィック・サウンドのクオリティは最新タイトルと比べても引けを取らない。
エンジン音はイギリス・ボービントン戦車博物館の協力の元、実際の車両のものを録音して使用するこだわりようだ。FPS・TPSでは音から敵の方向が分かりやすいヘッドホンが定番だが、WoTではサブウーファー付きのスピーカーで床を震わせながらプレイしたい。
人間を操るシューターゲームとはマップのスケール感が違うのも新鮮だろう。草原を疾駆し、石畳の街路を突撃する爽快感は格別だ。
戦場ではときに味方の進撃を待たねばならないことがある。手持ち無沙汰なら大自然に佇む鋼鉄の猛獣をPrtScするのもいいだろう! だがミニマップからは目を離すな! 敵はベトコンのように神出鬼没だ
Roll Out!
WoT公式ホームページからダウンロード
できるWargaming.net Game Centerというランチャーアプリで、ゲーム本体をダウンロード・インストール可能だ。基本プレイ無料なので、まずは安心して戦車戦を体験してみて欲しい。とりあえず中Tierと呼ばれるTier5-6まで戦車を開発すれば、WoTが自分に合っているかどうかが分かるだろう。
- 有志の日本語wikiが充実しているぞ! 感謝しながら拝読しろ!:World of Tanks Wiki
- 勉強熱心な新兵に朗報だ。装甲配置や成績はブラウザでチェック可能だ!:Tanks.gg
Tomato.gg
- なんとクライアントはバニラでも高機能だ。だがカスタムしたいなら公式にMODのポータルサイトもある。導入は無論自己責任だ!:Wgmods.net
Get Gold!
基本プレイ無料のゲームの紹介にあたって、課金方式を説明しないわけにはいかないだろう。WoTのベーシックな課金対象は①プレミアムアカウント②プレミアム車両のおもに2つだ。それ以外にも課金ポイントはあるが、重要ではないのでここでは割愛する。
- ①プレミアムアカウント(プレ垢)
- 試合ごとに得られる報酬が1.5倍となるのを始めとして、ゲーム内クレジットの収支が向上する。特に戦車の購入費だけでなく修理代や弾代がハネ上がる高Tier帯では、プレ垢の有無でゲームのQoLが大幅に変わってくる。長くプレイしそうならば、年末にプレ垢360日分まとめ買いの割引が恒例となっているのでこれを狙おう。
- ②プレミアム車両(プレ車)
- 参加した試合の報酬が増加する車両だ。また購入後すぐ乗れて他の搭乗員の育成にも使える上、一部の車両はPay to Winと評価されるほど強力なものもある。良いことづくめに見えるが、強いと言ってもゲームシステムの範疇で強力なだけで、「セオリーを知らない素人が雑に使っても必ず勝てる」なんて魔法のアイテムではない。「システムを知っているプレイヤーにセオリー通りに運用されるとめちゃめちゃ手強い」という意味であることは覚えていて欲しい。
- 番外編:ルートボックス(ガチャ)について
- イマドキの基本プレイ無料オンラインゲームの常として、ルートボックスがWoTにも存在する。ただ、国内のゲームのような常時なんらかのガチャをやっているのではなく、期間限定イベントとして開放されるというような形式を採っている。ルートボックスからは「当たり」となるプレ車のほか、「ハズレ」枠としてプレ垢やゴールドが排出されるので、一応トータルではお得ということが多い。しかし、ガチャはガチャなので欲しい車両が必ず手に入る訳では無い。2025年6月には排出率の予想が非常に困難な、多段階抽選のルートボックスイベントが開催され、高額課金の報告が相次いだ。
さあて、説明はざっくりとこんなもんだ。
だんだん戦車長になりたくて身体がウズウズしてきただろう? なに、まだ決心がつかない?
なら関連動画でも見て来るんだな!
実況動画
解説動画
痛戦車(スキン・ボイスパック)
ボイスパックについては、公式で配布されている分もあるので掲載はせず。
そういうゲームじゃねえからこれ!
トレーニング部屋の参考:http://seesaawiki.jp/tore-nong/
さらに、公式でもYoutubeにて珍プレー集として『RNG
』が配信されていた。
PV・MAD等
関連コミュニティ
マスかき止め! 関連項目に注目!
外部リンク
脚注
- *Multiplayer Online Third Person Shooter - 多人数参加型オンライン三人称視点シューティング
- *視認とも
- *本当はもっと複雑だが、ここではシンプルにこのように表現した。
- *WoTサービス初期にファンとの間のQ&AでWargaming側からたまに飛び出していたとされる爆弾発言。
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