カコ(けものフレンズ)とは、メディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するキャラクターである。
概要
サンドスターの力で人の姿となった動物「アニマルガール(フレンズ)」が暮らす動物園「ジャパリパーク」で働くスタッフの1人。ジャパリパーク動物研究所副所長を務めており、絶滅動物の研究も行っている。小さい頃に事故で両親を亡くすが、それでも夢を叶え多くの動物のために働き尽している。ジャパリパークに絶滅種が存在するのもカコ博士の研究の成果であると考えられ、ジャパリパークやけもの達への愛はミライにも負けない。
表ストーリーの終盤にて、かつてのセルリアンによるパーク・セントラル襲撃事件の際、意識不明で発見され、ジャパリパーク外の病院で意識の戻らない状態が続いていた事が判明する。
この際にカコから「輝き」を奪ったセルリアンが「セルリアンの女王」となる。カコは亡くなった両親にもう一度会いたいと願っており、女王は失われた輝きすら再現すべく動き出す。しかしカコの願いは再現できても自身の意思を持たない女王はジャパリパークを敵に回す方法しかとれず、最終的に過剰進化に耐え切れなくなり元の普通のセルリアンに戻ってしまった。
セルリアンの手からパーク・セントラルが解放されたのち、病院のカコが目を覚まし、近くスタッフに復帰できるということが分かる。
アプリ版「けものフレンズ」表ストーリーにおける重要人物の一人なのだが、ゲーム中では名前のみの登場で終わり直接姿を見せる事はついに無かった。2016年開催のシャッツキステとのコラボ企画『ジャパリカフェ』での展示で初めてその姿が限定公開された(カフェ内の展示は撮影禁止となっていた)。そして2017年にChaosTCGに「けものフレンズ」が参戦する際、吉崎観音による描き下ろしイラストによって姿が全国的に公開され、同カードゲームのフレーバーテキストにて初のセリフが与えられた(概要冒頭のもの)。
アニメには未登場であるものの、公式ガイドブックにて彼女の研究による見解や謎のフォトグラフが見られる。
外見
薄紫のシャツ、黒のタイトパンツの上に博士らしく白衣を羽織っている。また大変グラマラスな体格をしている。
髪色は深緑と紺色の混ざったような色だが、毛先などが明るい色をしている。ロングヘアーだが一部リボンで結ばれているようだ。登場人物に立体モデルが使われている「けものフレンズ3」では、髪をリボンがある後頭部で一つにまとめているようだ。
けものフレンズぱびりおんでの活躍
オープニングに声のみ登場。セルリアンの侵入により避難を始める様子が描かれる。
ゲームを進めると通信が入ってくるようになり、パーク復旧にむけて管理センターでシステム修復をしていると説明される。そして第2世代のフレンズを観察できるようになると、けもトーク内でセルリアンのせいでパークが荒れたままだと通信が入る。荒れたパークをフレンズが解決するというのが第2世代の基本的な流れになっている。
ほかにはフレンズ型のセルリアンの複数存在を確認したという通信もあったが、ゲーム自体のサービスが終了してしまったことで続きは描かれなかった。
ようこそジャパリパークでの活躍
記録映像内でセルリアンの研究結果について述べているほか、本来の動物の研究ができていないことに不満を持っていた。内容からアプリ版表ストーリーよりも前の時間軸と推測される。
けものフレンズ3での活躍
アプリ版のメインストーリー3章においてカレンダの台詞中で名前が登場。ちからくらべのバリアはカコ博士の研究によるものらしい。
その後ピーチパンサーのワイルドフォトのテキストに台詞が登場。実在動物のワイルドフォトは現実の動物園の飼育員らへのインタビュー内容になっているが、ピーチパンサーは実在しないので「宝石からフレンズが生まれたらしい」というカコ博士のレポートという形ということになっている。
2020年4月5日にアーケード版の「ラッキーさんのサプライズ 特別ななかよしフォト企画 第5弾!」としてナナちゃん&ミライさん&カコ博士の(アーケード版用)なかよしフォトが公開された。
それから約4か月半後の8月21日に公開されたアプリ版メインストーリー8章で遂に本人が登場。普段はパークセントラルにいるようだが、実地調査をする為にミライに無理を言って同行してホートクチホーに来ていた。ミライからは一度輝きを奪われたのに懲りないと言われたり、アニマルガールの力に頼らざるを得ない現状やパークに予算がないことをもどかしく思う場面もみられる。
メインストーリーシーズン2では、後にパークができることになる島へはじめて上陸したときのカコの写真が登場した。写真では髪の色が黒になっている。ミライと同じ様にパークに滞在し続けたことで髪の色が変わったのだろう。
人物関係
- ミライ(パークガイド)
- ミライが小さい頃に動物園で出会い、彼女と友達になり動物のことをたくさん教えた。この事からミライが元々持っていたけものへの憧れがさらに強くなり、パークガイドを務めているのもカコの影響が大きい。
- カコの方が少しだけ年上らしい。
- ナナ(菜々)
- 漫画「けものフレンズ -ようこそジャパリパークへ!-」の登場人物。
- ブシロードチャンネル
のニコニコ生放送番組「ChaosTCG情報局」の第46回
でChaosTCGに「けものフレンズ」が参戦するに辺りキャラ解説がなされたが、その際に菜々とカコ博士はいとこであることが語られた(当時の視聴者ツイート
)。
- なお、この放送ではカコ博士が絶滅動物に加えセルリアンの研究をしていること、カコ博士が女王を倒したことで意識回復したことが改めて語られている。
- 「けものフレンズ3」では、パークに来る前から従妹のお姉さんからパークについて聞かされていたと発言しているほか、パーク内の管理職員権限を持っていそうな人物としてカコ博士を挙げている。
- かばん
- アニメ版「けものフレンズ」の登場人物。髪や目の色、髪質が似ているように思えるが……?
「ようこそジャパリパーク」ではカコ博士の後ろにあった棚の中の鉱石が、「けものフレンズ2」でのかばんさんの研究所に置かれていた鉱石と同じ形になっていた。 - カコミスル
- 「けものフレンズ3」に登場するアニマルガール。後にパークができることになる島で出会った、カコにとって最初のアニマルガールの友達。その後に島で本確定な研究をするようになってから、カコはカコミスルの尻尾を模した髪飾りをつけるようになった。
関連静画
関連お絵カキコ
関連立体
関連項目
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