ゴセイナイトとは、『天装戦隊ゴセイジャー』の登場人物である。担当声優は小西克幸、スーツアクターは岡元次郎。
現在のスーパー戦隊シリーズでは恒例の6人目の戦士、追加戦士に相当する。
ここからは、私の概要だ!
番組にはepic17より登場した。
『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドラゴンレンジャーより定番化した6人目の戦士であるが、人間としての姿を持たず変身しないのは『激走戦隊カーレンジャー』のシグナルマン以来である。
一万年前に幽魔獣と戦った最強のヘッダーであるグランディオンヘッダーが、ネッシーのウオボ渦に敗れて氷河に埋もれて眠りながら地球から力を授かり進化した姿。幽魔獣とは因縁があり、彼が一万年の眠りから目覚めたのも幽魔獣の復活が原因である。人間や護星天使と同等以上の知能を持ち言葉を喋る。
ゴセイジャーと同様にヘッダーを使役するのだが、ヘッダーに使われているヘッダーはその事に疑問を持たないのであろうか? 共に合体するスカイオンヘッダー、シーレオンヘッダーはともかく、バルカンヘッダーは完全に武器として使われている。
「地球(ほし)を浄める宿命の騎士」と名乗る様に地球汚染源を排除し地球を守る事を使命としている。生来の性格からかその出自からか地球を守護すると言う使命に並々ならぬ想いを持ち、当初は地球に害すると判断すれば人間を攻撃する事も厭わなかった(事実、地球を汚染している工場を攻撃している)。
また未熟なゴセイジャーの事も見下しており、度々一万年前に共に戦った当時の護星天使と比較し現代のゴセイジャーは護星天使に相応しくないと嘆いていた。その為に共に戦う事を拒んでいる。しかしゴセイジャーと交流を重ねる内に護星天使と認める様になり、また天知望との邂逅を経て人間の事も見直し受け入れた。以来はゴセイジャーとも積極的に共闘し、同じ使命を持った仲間となる。
ゴセイジャーの5人にとっては戦闘、精神の両面で導いてくれる頼もしい存在である。epic35ではマッハのズテルSにリーダー不在を指摘されたゴセイジャーが一斉にゴセイナイトへ目を向ける、ゴセイナイトが高い信頼度を得ている事を物語る一幕もあった。その際にゴセイナイトは狼狽えながら「私はリーダーではない、ヘッダーだ!」と返している。
戦闘の際には「ここからは、私のターンだ!」と決め台詞を言う事が多く、派生系として「~私達のターンだ!」、「~お前達のターンだ!」等があり、話の展開やゴセイナイトの心情を端的に表現している。
戦闘力は非常に高くゴセイジャーの5人に並ぶかそれ以上である。
目立った戦果としては幽魔獣の幹部であるビッグフットの筋グゴンを圧倒し、たった1人で勝利した。
全身を装甲で覆った外見とは裏腹に残像が残る様な華麗で素早い動きで敵の攻撃を躱す。中盤はどんな苛烈な攻撃を受けながらもゴセイナイトは決して倒れず、膝を突く事すら無かった。
その他、10サイのロボゴーグがその完成を待って前線に出た一度しか撃てない最終兵器の厄災デストラクションを天装術のトライアングローバルで相打ちながら防いでいる(後にゴセイジャーの5人が全員の力を合わせる形で同種の技を発動している)。
物語終盤でゴセイナイトが一万年前に仕えていた護星天使が救星主のブラジラである事が明かされ、洗脳されダーク・ゴセイパワーを注入されてダーク・ゴセイナイトとなった。ブラジラの手下としてゴセイジャーの前に立ちはだかり苦しめたが、ゴセイレッドの機転でダーク・ゴセイパワーを使い果たして元に戻った。
ゴセイジャーがブラジラを倒しネガー・エンドの儀式を阻止した後は消耗したゴセイパワーを満たす為に再び長い眠りに就いた。
本編終了後
『帰ってきた天装戦隊ゴセイジャーlast epic』では一時的に眠りから目覚め、ゴセイジャーと共にキングビービを倒した。
その後宇宙帝国ザンギャックが地球に襲来し、レジェンド大戦が勃発。当然ゴセイナイトもゴセイジャーと共に参戦したが、他のスーパー戦隊のメンバー同様に、勝利と引き換えに戦う力を失ってしまい、以降数年間をグランディオンヘッダーの姿で過ごすことになった。結局眠りに就く暇はほとんど無かったものと思われる。
数年後の『199ヒーロー大決戦』ではゴセイジャーと共に一時的にレンジャーキー(=戦う力)を取り戻し、ゴーカイジャーと共闘して黒十字王を倒した。戦いが終わった後は改めてレンジャーキーをゴーカイジャーに託し、自身は再びグランディオンヘッダーの姿に戻った。以降、「ゴーカイジャー」本編では主に鎧=ゴーカイシルバーがゴセイナイトのレンジャーキーを使用している。が、体格は鎧と変わらないため、オリジナルのゴセイナイトに比べるとかなり小さめ。
劇中での描写
特筆すべき点としてその戦闘力に関して、非常に秀逸な描写が成されている事が挙げられる。
スーパー戦隊シリーズにおいて追加戦士は初登場こそ圧倒的に強く描かれ大活躍するのだが、話の進行に伴いそれが嘘の様に他の5人と同列に扱われてしまう傾向がある。しかしゴセイナイトに関してはそれが無く徹底して一貫した描写となっている。
具体的にはどんなに攻撃を受けてもびくともせず、話の流れで劣勢に陥っても5人が敵の攻撃で吹き飛ぶ中でゴセイナイトは耐え凌いだり全て躱していたりする。こういう細かい描写の積み重ねで5人との実力差が手抜かり無く描かれているのだ。これはシリーズ中でも稀少な例である。
ドラマ面での絡みと合わせて追加戦士が最後まできちんと差別化されている好例である。
ここからは、私の能力・装備だ!
スカイック、ランディック、シーイックの三つの種族の天装術を使えナイティックパワーと総称している。ゴセイジャーのテンソウダーに相当するレオンセルラーと言うアイテムを持ち、天装術を使用する際はこれにカードを入れて使う。
武器はビームガンのレオンレイザーでレオンレイザーソードに変形させる事で剣としての使用も可能で、ナイトメタリックと言う技を放つ。レオンレイザーとレオンセルラーを合体させ銃口にバルカンヘッダーを装着、ナイトダイナミックカードを装填して発射するナイトダイナミックが必殺技。
グランディオンヘッダーから進化して姿が変わったが現在でもグランディオンヘッダーに自在に変形し、主に空中を飛行して長距離の移動手段として用いられる。
グランディオンヘッダーの状態で巨大化しダンプカーをスキャンする事でゴセイマシンのグランディオンとなる。走破性とパワーに優れ必殺技のグランディオンイレイザーでツチノコのト稀ヅを撃破している。
更にグランディオンがシーレオン、スカイオンと合体する事でゴセイグランドが誕生する。この際にグランディオンヘッダー(=ゴセイナイト)は頭部を構成。強固な装甲を駆使した格闘戦、取り分けキックを得意とする。必殺技のグランドラスティックは「地球(ほし)を傷つけ汚す輩は、地球と私が許さない!」の掛け声と共にゴセイグランドがその巨体で突撃する。余談ではあるが後発のゴセイアルティメットよりも全高が高い。
ゴセイグランドはゴセイグレートと合体するとグランドゴセイグレートとなり、その際にコクピットには壁面にグランディオンヘッダーを模ったレリーフが貼り付いており、ゴセイナイトが喋るのに合わせてレリーフの目が点灯しているのが確認出来る。
ここからは、私のテーマソングだ!
ここからは、私の関連項目だ!
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