シャン・チー/テン・リングスの伝説とは、マーベル・コミックス『シャン・チー』を原作とした実写映画である。
2021年9月3日公開。マーベル・シネマティック・ユニバース作品第25作。
概要
犯罪組織から抜け出し、日常生活を送っていた主人公シャン・チーがおのれの運命と向き合い、道を踏み外してしまった父と対決する。
MCU初のアジア人ヒーローが登場する作品であり、中国武術を主体とする肉体アクションを追及した作品。ヒーローのオリジンも相まって、中国風の要素も多く取り入れられており、これもまた見どころの一つとなっている。
当初は2021年2月に公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていた。また、MCU全体としても本作と『エターナルズ』の公開順が入れ替わっている。
MCUの前作である『ブラック・ウィドウ』は公開翌日にはDisney+での配信が開始されたが、本作では公開後45日間は劇場公開のみになる。本作のアクションは劇場のスクリーンで見る価値はあるので、ぜひとも劇場に足を運んでほしい。
2021年11月12日にはDisney+での配信も始まった。
登場人物
- シャン・チー/ショーン 演:シム・リウ
- 犯罪組織の長の息子として生まれ、7歳から暗殺術を仕込まれた中国生まれの青年。
- 今は組織を抜け、名前も変えてアメリカ・カリフォルニアでホテルマンとして働いているが、運命からは逃れられず、父に組織に連れ戻されることになる。
- ケイティ 演:オークワフィナ
- ショーンの同僚としてホテルの駐車場係をしている女性。
- ショーンがテン・リングスに襲われた際に居合わせたのをきっかけとして、シャン・チーという彼の本名や過去を知り、旅に同行する。
- シャーリン 演:メンガー・チャン
- シャン・チーの妹。兄が組織を抜けた後、彼女もまた組織を抜け出し、マカオに地下闘技場を設置。その花形闘士兼オーナーとなっていた。
- 兄との再会を機にいっしょに組織に連れ戻されることになる。
- ウェンウー 演:トニー・レオン
- 犯罪組織「テン・リングス」の長。組織の名前の由来となった10個の腕輪の力で超人的な戦闘力と不老不死を獲得。数百年の時間をかけて「テン・リングス」を維持・拡大させてきた。
用語
- テン・リングス(組織)
- ウェンウーが作り上げた犯罪集団で、歴史の闇にひそみ数百年にわたり暗躍してきた。
- MCUでは『アイアンマン』で黒幕が目くらましのためにテン・リングスを名乗った組織を利用したが、本作に登場する本物のテン・リングスとはなんの繋がりもない。
- 原作のアメリカン・コミックスでは首領の名前は「マンダリン」。こちらの名前は『アイアンマン3』で使われており、『アイアンマン3』でマンダリンを演じたベン・キングズレーは本作でも登場する。
- テン・リングス(アイテム)
- ウェンウーが身に着けている10個の腕輪。持ち主の意志に応じて射出されたり、エネルギー場でつながって鞭のようになったり、衝撃波を発して大ジャンプする事も出来る。
- 戦闘以外でも持ち主に不老不死の能力を与え、その能力でウェンウーは1000年以上生きている。
- 原作ではマンダリンが墜落した宇宙船から発見した10個の指輪であり、マンダリンはこれを両手の10本の指にはめることで様々な能力を発揮していた。
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関連項目
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