センゴクエース単語

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センゴクエースとは、2012年生まれの日本の競走馬、種牡馬である。

主な勝ち鞍
2014年:ヤングチャンピオンシップ(BG2)、ナナカマド賞(BG3)
2015年:イレネー記念(BG1)、ばんえいダービー(BG1)、ばんえい菊花賞(BG2)
2016年:銀河賞(BG2)、ポプラ賞(BG3)、柏林賞(BG3)
2017年:天馬賞(BG1)、ポプラ賞(BG3)、ドリームエイジカップ(BG3)
2019年:ばんえい記念(BG1)、北斗賞(BG3)
2021年:旭川記念(BG2)

概要

父ウンカイ、母サダエリコ、母父ダイヤテンリュウ。そんな馬いたか？と思ったあなたは正しい。だってセンゴクエースはサラブレッドじゃないんだから。

彼はばんえい競馬の競走馬、いわゆるばん馬である。父ウンカイは史上4頭しかいないばんえい三冠馬で、(非公式データだが)5年連続ばんえいリーディングの大種牡馬。母サダエリコはばんえいダービーなど重賞13勝を挙げた名牝中の名牝。サラブレッドの世界でいえばディープインパクトとウオッカの子供みたいなもので、目もくらむような良血である。ちなみにセンゴクエースはサダエリコ最後の産駒である。

能力検定で余裕の一番時計を叩き出すなど大きな期待を背負い、2014年4月デビュー。初戦から1.1倍の断然人気に推されると、このレースでなんと2着に52.6秒差をつける大楽勝(ばんえいでは10秒や20秒の差は特別珍しいことじゃないが、50秒となると異例)。あれよあれよと連勝を4に伸ばし、初重賞のナナカマド賞(BGIII)も楽勝。さらに2つ連勝を伸ばして挑んだ年末の大一番ヤングチャンピオン(BGII)も快勝。年明け3月のイレネー記念(BGI)では2着に17秒差をつけて楽勝。史上初のばんえい2歳三冠を無傷で達成した。ちなみにばんえいでは4月から翌年3月までを一年度と区切っているので、3月までは年齢表記上3歳だが番組的には2歳扱いとなる。ややこしい。

しかし一休みした7月、古馬との初対決で6着に惨敗。さらにばんえい大賞典(BGIII。JRAでいう皐月賞)は故障で取消となり、ばんえい三冠の父子達成も消えてしまう。その後古馬相手に1勝するがA1昇級後は3連敗。まあ、ばんえいはサラブレッド以上に3歳と古馬の差が大きいし、仕方ないといえば仕方ないんだけど。
久々の3歳戦となったばんえい菊花賞(BGII)は、一時はライバルのキンメダルに大きなリードを取られるが最後の直線でどうにか差し切り久々の重賞制覇。もう1戦を挟んで臨んだ年末の大一番ばんえいダービー(BGI)は、菊花賞とは逆にセンゴクエースが先手を奪うと第二障害を難なく乗り切り、あとは「ついてこれるなら来てみやがれ」と言わんばかりの独走劇。キンメダルに26.2秒差をつける圧勝で父子二代ダービー制覇を成し遂げた。

明けて2016年は4歳上の古豪オイドンに2連敗を喫するが同世代相手には負けてたまるかと言わんばかりに2連勝。続くオープン戦ではオイドンに加え2年上のダービー馬オレノココロと菊花賞馬コウシュハウンカイ、前年のばんえい記念馬キタノタイショウら並み居る強豪を撃破。続くレースも軽く勝利し4連勝。再び軌道に乗り始めている。

ばん馬の中でもかなり大きい馬で、その馬格を活かした第二障害の迫力ある登坂と末脚の伸びは天下一品。ライバルは多かったが、その後もばんえいのエースとして活躍した。

2021年11月28日のドリームエイジカップ(3着)を最後のレースとして、12月22日に競走馬登録を抹消。今後は種牡馬としてその実力を伝承していく。

血統表

クロス：アンパレール 5×5(6.25％)

関連動画

ばんえい2歳三冠レース

引退レース

関連コミュニティ

関連項目

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• ばんえい競馬
• 三冠馬

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