ドム寒冷地仕様とは、メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場するモビルスーツ(MS)である。
概要
一年戦争末期、積雪した北米カナダの森林地帯で確認されたドムのカスタマイズ機。
戦中は連邦側でドムタイプ0079NA-CA05、もしくはドム改装タイプ北アメリカ05と分類仮称されていたが、接収された資料から後にドムの寒冷地仕様であることが判明。
人工雪を噴射する特殊噴霧器を搭載したバックパックを装備し、10分もあればMS三機分の上半身に雪をかぶらせる事が出来た。小型ながら高性能だった様でカモフラージュ(足跡を消したり姿を隠すため)に利用された。
ベース機のドムは特務小隊の予備機で、全滅後に北米へ輸送された初期生産型。バックパックはプロトタイプドムの物を流用しており、本国で開発された後にキャリフォルニアベースへ引き渡し、現地で雪原仕様に改修した物(単行本によると再設計とも)。更にプロペラントの増量もあったと言われている。
ドム本体はカラーリングがダークグレーになり肩部・脚部に青色のライン・ジオン国章、左肩部には白色でヘルメットをかぶった髑髏のパーソナルマークが描かれた。またフロントアーマーの拡散ビーム砲は撤去され、肩部・腹部・脛部にスラスター冷却効率改善用のエアインテークを設置、主兵装のジャイアント・バズのバレルには金属製の布とジャケットが取り付けられている。
以上の改修から中途半端な寒冷地対策ではなく、熟考された上での改修措置であった事が伺える。
ドム寒冷地仕様はグレートスレーブ湖北東部で初めて目撃された。イエローナイフ基地所属のドラゴンフライのパイロットが訓練飛行中に目撃していたらしく、ドラゴンフライのパイロットによると2機のグフ重装型(誤認の可能性あり)と共に行動していたようだ。
ドラゴンフライは武装してないので逃げ帰ったが、ドム1機を写真に収めることに成功。しかし報告を受けて出撃したフライマンタは機体の痕跡を確認できなかった。
余談
ほかにもドムの寒冷地仕様は他にゲームブック「ジェリド出撃命令」のブリザード・ドム、ゲーム「フォーミュラー戦記0122」のRFスノー・ドムなどがあり、ガンダムエースの連載企画「GAMEsMSV」にて設定されて間もないドム寒冷地仕様との関連性が疑われている。
関連項目
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