『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』とは、1995年に公開された『ドラゴンボール』の劇場版アニメ第15作である。
概要
春休みの東映アニメフェアとして『スラムダンク 湘北最大の危機!燃えろ桜木花道』、『ママレード・ボーイ』と同時上映された。
公開当時、アニメ版ではゴテンクスVS魔人ブウ戦のあたりだった。本作の時系列もブウ戦の最中とされる。
超サイヤ人3孫悟空、ゴジータ、ゴテンクスは本作で映画初登場となる。
またアニメオリジナルキャラクターのパイクーハンや大界王などがゲスト出演している。
特にパイクーハンはギャグキャラと化してキャラ崩壊するシーンがある。
ミスター・サタン、北の界王、チチが登場する最後の作品で、「WE GOTTA POWER」が主題歌となった映画も本作が最後である。
また、原作の連載中に公開された最後の作品でもある。
『ドラゴンボールZ 神と神』公開を記念して、2013年3月15日より公式配信中。
あらすじ
閻魔大王の元で働くサイケ鬼が悪人の魂の浄化に使われるスピリッツロンダリング装置のタンクを換え忘れた。
これによりタンクから溢れた邪悪な気がサイケ鬼に取り付き、ジャネンバという生命体に変化する。
ジャネンバが閻魔界に結界を貼ってしまい、閻魔大王のあの世を統率する力が不十分になり、あの世とこの世の秩序が乱れ、街中では死者が蘇ってパニックになっていた。
あの世一武道会のやり直しとばかりに大界王によって開催された武道大会でもその影響が出始めていた。
孫悟空とパイクーハンは試合を中断し、様子を見に行くことになる。
閻魔大王をパイクーハンに任せた悟空は、地獄でジャネンバと戦いを始める。
苦戦する悟空の前に現れたのは魔人ブウとの戦いで地獄行きになったベジータだった。
見どころ
第11作『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』以来、4作ぶりに悟空が物語の主役となる。
あの世でのジャネンバ戦がメインとなるが、この世でも悟飯たちが蘇った悪人たちと戦っている。
悪人代表としてフリーザが登場しており、手下の中にはボージャックの姿も確認できる。
本作の一番の見どころはタイトルにもある「フュージョン」であろう。
この世では悟天&トランクスの子どもコンビがゴテンクスとなり、あの世では悟空&ベジータの親コンビがゴジータとなって戦う。
舞台は違うが融合戦士の親子共演が実現した。
また、総統閣下のような人物が現世に蘇り、軍隊の指揮をとっていた。
ジャネンバ(邪念波)
スピリッツロンダリング装置のタンクから溢れた邪悪な気が、サイケ鬼に取り付いたことで実体化した怪物。
当初は巨漢のような姿で、分身の作ったり、乳首からエネルギー弾を発射するなどの特殊能力で悟空を翻弄する。
このときのジャネンバは善人ブウを思わせる無邪気で子供っぽい性格であった。
その後、超サイヤ人3となった悟空の攻撃で肉体を打ち砕かれるが、悪魔のような凶暴な姿となって再生、瞬間移動とあらゆるものを武器に変化させる能力で悟空を圧倒する。
なお、どちらの状態でも「ジャネンバ」としか喋れない。
言葉が喋れないボスキャラは映画・本編問わず珍しい。
本作の公開後にはジャネンバが劇場版シリーズの敵キャラの中で最強と発表されている。
次作『龍拳爆発』のヒルデガーンは合体戦士ではなく超サイヤ人3悟空が倒したため、
『神と神』より前の劇場版作品の中では最強のボスキャラとして扱われることが多い。
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関連項目
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