ドラムバンカー・ドラゴンとは、フューチャーカード バディファイトに登場するカードである。 アニメでは主人公未門牙王のバディモンスターとして登場し、当カードゲームのメインカードともいうべきモンスターである。 愛称は"ドラム"。
カードとしてのドラムバンカー・ドラゴン
カード名 | ドラムバンカー・ドラゴン |
サイズ | 2 |
ワールド 属性 | ドラゴンワールド 武装騎竜/赤竜 |
ステータス | |
能力 | 【コールコスト】ゲージ1を払い、君のデッキの上から1枚をこのモンスターのソウルに入れる。 【ソウルガード】(このカードが場から離れる場合、ソウル1枚を捨てて場に残せる) |
メインモンスターらしく高ステータスで汎用性の高い能力を持つ。ソウルガードは戦闘破壊はもちろん、除去魔法や手札に戻すといった効果に対しても働くため、場に残る能力が高い。 ステータスも優秀で、攻撃力5000というのはドラムバンカー・ドラゴンを破壊できるかどうかという1つの基準とされるほど。
対戦での主な役割はソウルガードを活かしたアタッカー兼壁役。対戦の最初から最後まで活躍できるだろう。 ドラゴンワールドのデッキを組むならとりあえず入れておこうと言えるカード。
公式でもコロコロコミックの付属プロモーションカードとしていち早くプレイヤーの手元に配布、その後もパックで2度ほど再録されている。 また、このカード以外にも亜種である「ドラムバンカー・ドラゴン”バリアブレイカー”」「ドラムバンカー・ドラゴン”10000”」などが登場しており、その他魔法カードなどにもドラムの姿が多く描かれている。
アニメでのドラムバンカー・ドラゴン
ドラゴンワールドで暮らすモンスターであり、本名は「ドラムバンカー・ドラゴン・ファング・スレイド・テレストリアル・13世の息子」(名前に息子まで含まれるとは思えないが、ドラムが名乗るシーンでは必ず息子まで入れて名乗っている。英語圏での○○.Jrに当たるのだろう)。主人公である未門牙王の引き当てた「バディカード」(パック内の最高レアリティのカード)から登場した。一人称は「オイラ」。
登場時は牙王のバディとなるつもりはなく、クラスメイトの虎堂ノボルに武装騎竜が「頭の悪いモンスター」と言われたことに対して言い返さなかったのを説教しに来たと自称。 しかし後に父の教えである「常識破りな人間」という姿を牙王に見出し、「正式には認めていない」といいつつもなんだかんだ牙王のバディとしてやっている。
体格は大人を軽く超え、鎧の下は筋骨隆々のたくましい身体を持っている。しかし、普段は地球世界の住民に影響を与えないため、牙王の腰の当たりまでになるように身体を小さくしている(SD化。本編でもそう呼称されている)。
プリンが大好物。次点でたこ焼きも好物で牙王とよく取り合いをしている。基本、食い意地が張っており、大事な局面でも食べ物に釣られるギャグシーンが多い。
不遇?
前述のとおりカードでも高水準な能力を持っており、アニメでも主人公のエースモンスターとして大活躍! …するかのように思われたのだが、いざ数えてみるとなんだか出番が少ない。
その原因として、牙王がレフト・ライトにモンスター展開+自身が武器を持って闘う3列攻撃態勢(通称:牙王フォーメーション)で闘うことが多いことがあげられる。 ドラムはソウルガードという防御的な能力を持つがゆえに、センターに立ってプレイヤーを守るのに最適なモンスター。しかしセンターに立つとプレイヤーは武器攻撃を封じられるため、ドラムは上記の牙王フォーメーションとの相性がかなり悪い。
そのため先行(1回しか攻撃できないので牙王フォーメーションをとる利点がない)に様子見でコールされ、相手に突破されるかませ役にされたり、話によってはバディなのにバトルで1回も登場しない。
また後に「自分のターンでは牙王フォーメーションを取り、相手ターンにセンターに移動してプレイヤーを守る」という移動能力を持つ「迅雷騎士団 ハルバード・ドラゴン」が登場。しかもまさかの雌(明確に女と言われてはいないが、声が明らかに女性)。牙王フォーメーションとの相性は抜群で、対戦では八面六臂の活躍を見せ、しかもよく喋る。 その上第9話ではドラムを差し置いて主役のようなストーリーを1本もらい、ドラムが描かれた魔法カードもハルバードのために使われたりしている。さらに一癖も二癖もある人間ヒロインたちと違い、ハルバードは献身的で対戦では牙王のためによく尽くしてくれる。…などといった多くの要素により視聴者からは「ハルバード姐さん」「このアニメの真のヒロイン」「牙王の本当のバディ」などと慕われている。
…一方のドラムは視聴者から「バディ(仮)」「プリンを食べるマスコットキャラクター」「対戦開始時にワールドフラッグを振るのが唯一の仕事(旗振りトカゲ又はヤモリ)」等となじられ、本人もアニメ内で「オイラの出番…なかった…」「オイラの出番これだけー!?」などと自虐するありさまである。
このような不遇な展開がABCカップ編終了まで続いてしまったせいか、ドラム自身も「今のオイラは牙王のバディに相応しくない」と思うようになり、更なる力を求めて一度、牙王の側から離れて故郷へ帰還することに決める。
迅雷騎士団 ドラムバンカー・ドラゴン
自分を鍛え直すためにドラゴンワールドへと戻ったドラムは、新たなる3つの姿を経て牙王の下に舞い戻る。その中の一つが、あのハルバード・ドラゴンが所属しているドラゴンワールドの軍団「迅雷騎士団」に入団したドラムなのである。
スペック
カード名 | 迅雷騎士団 ドラムバンカー・ドラゴン |
サイズ | 2 |
ワールド 属性 | ドラゴンワールド 武装騎竜/赤竜 |
ステータス |
攻撃力:5000 防御力:4000 打撃力:2 |
能力 |
【コールコスト】ゲージ1を払い、君の手札のカード名に「迅雷騎士団」を含むカード1枚をこのモンスターのソウルに入れる。 【移動】(お互いのアタックフェイズ開始時に、場のこのカードを空いているエリアに置ける) |
一見すると高かった防御力と打撃力が落ちてしまっており「あれ?弱くなってね?」と勘違いしてしまいそうになるが、代わりに特殊能力が充実している。相手のセンターを守るモンスターを突破しつつ、ダメージを与える【貫通】は高めの攻撃力にマッチし、使い勝手は悪くなったが【ソウルガード】で場持ちもいい。そして何よりも【移動】を獲得したことで、いつもコールされるライトからセンターに移って牙王の盾となることができるようになった。当然、牙王フォーメーションとの相性の悪さは改善されている。
迅雷ドラムのデビュー戦となるvs霧雨正雪戦ではハルバードの後続として登場、【移動】と【ソウルガード】を駆使して牙王を生き残らせ、最後は「迅雷フォーメーション!」の効果で再びコールされ、単体攻撃で史上初のフィニッシャーとなった。
以降のファイトでも牙王が「疾風!迅雷騎士団」を使うときはハルバード、そして迅雷騎士団の団長コマンデュール・ファーネを差し置き必ずコールされるようになり、前述の不遇なポジションからは完全に脱却したと言えるだろう。
関連項目
- フューチャーカード バディファイト
- 未門牙王(バディ)
- ジャックナイフ・ドラゴン(ライバル?)
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