『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』とは、若き日のハン・ソロの知られざる過去を描く、「スター・ウォーズ」シリーズスピンオフ作品である。
概要
SWシリーズ屈指の人気キャラクター ハン・ソロは、ダース・ベイダーやルーク・スカイウォーカーのように”フォース”を持つわけではないが、大胆不敵な行動でファンを魅了する。これはそんな魅力的なソロがどのように成長し完成していったのかを明らかにする映画である。2018年6月29日(金)日本公開。
ストーリー
若き日のハン・ソロは、造船業が盛んな惑星コレリアのスラムで生まれ育った孤児であった。今の人生から成り上がりたいと願うソロは、幼馴染のキーラと共にコレリアからの脱出をたくらむも、失敗。キーラを置いて1人コレリアを離れ、帝国アカデミーに入学しパイロットを志すことになる。
3年後、帝国アカデミーから追い出されたソロは歩兵として泥沼の戦場にいた。スラムにいたころと変わらず自由のない歩兵生活が嫌になったソロは、軍を脱走。カリスマ性を持つ悪党ベケットのチームに加わり、 “自由”を手に入れるために莫大な金を生む“危険な仕事”に挑む!
生涯の相棒チューバッカや愛機ミレニアム・ファルコン号との運命の出会い、銀河最速ヒーロー誕生の秘密が明らかになる。
監督・演者
監督は「ダ・ヴィンチ・コード」や「ビューティフル・マインド」で知られるロン・ハワード。彼は1977年、シリーズ第1作が公開された週末に計4時間並んで1日に2回観たそうである。
ハン・ソロを演じるのはコーエン兄弟の「ヘイル、シーザー!」で注目されたオールデン・エアエンライク。エアエンライクは、3,000人以上が挑んだオーディションで大抜擢された。共演はチューバッカ役にヨーナス・スオタモ、ランド・カルリジアン役にドナルド・グローヴァー、キーラ役にエミリア・クラーク、ベケット役にウッディ・ハレルソンなど。
見どころ
旧三部作で言及されていたチューバッカとの出会い、ケッセル・ランを12パーセク、サバックでファルコンを得た事など、旧三部作ファンには懐かしくもこれまで見ることのできなかったシーンが見られる。"Han shot first"に対してもこの映画は回答を示している。また、ソロとチューバッカが初めてファルコンの操縦席に並んで座るシーンも見逃せない。
一方、普通の映画ならばそれだけでもクライマックスに持ってこれそうな迫力のあるアクションシーンが多数あり、これまでのシリーズを知らない人にとってもアクション映画として楽しめる。
アメリカでの評価について
アメリカで公開された際の興行収入は芳しくない。評価もスター・ウォーズシリーズとしては低めである。この事態に対して様々な分析がなされているが、主な理由として挙げられているのは「スター・ウォーズ疲れ」である。
2015年に『フォースの覚醒』が公開されてから、続三部作とスピンオフの映画は毎年交互に公開されてきた。結果、『最後のジェダイ』の公開から『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開まではアメリカ本国では5か月しか空いていない。このスパンのなさが観客に疲労感をもたらしたといわれている。前作『最後のジェダイ』のストーリー展開もこの疲労感の一因かもしれない。
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