バイオレットステークスとは、京都競馬場で2008年まで施行されていた中央競馬(JRA)の特別競走である。
概要
3歳馬限定の、出走条件がオープン(賞金による出走馬の制限がなく、かつ申し込みが多数の場合は賞金額で出走馬が決められる[1])となっている特別競走である。1996年以降は、例年1月下旬か2月上旬の施行であった。
1995年までは芝1400mの設定であったが、1996年よりダート1400mに変更された。
中央競馬においては、3歳春の終わりごろまではダートの重賞競走がないため、3歳の1月から5月にかけていくつかの「3歳馬限定・ダート」のオープン特別競走が設定されている。春の終わり~初夏におけるダート重賞競走(2001年以降においては、6月上旬のユニコーンステークスや7月上旬のジャパンダートダービー)を目指す馬がこれらの競走を活用しているのである。
バイオレットステークスもそのような競走の一角であったのだが、2008年をもって廃止され、代わってヒヤシンスステークス(東京競馬場)が1週間前倒しされることになった。(参考記事)
1996年バイオレットステークス
ダートでの施行に変わってから初めてのバイオレットステークス。
しかしこの日の京都は大雪。カメラにほとんど何も映らないまま実況が行われるという光景が繰り広げられた。
結果、1996年バイオレットステークスは「競馬中継の画面が真っ白になること」の代名詞として定着してしまったのであった。
歴代勝ち馬
ダートでの施行となった1996年以降。
2000年までは当時の表記に従い、馬齢を現行よりも1歳上で表記する。
開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 勝利騎手 |
2008/02/03 | シルクビッグタイム | 牡3 | 1:24.20 | C.ルメール |
2007/01/28 | シャドウストライプ | 牡3 | 1:24.50 | 安藤勝己 |
2006/01/29 | エイシンセイテン | 牡3 | 1:24.60 | O.ペリエ |
2005/01/30 | ドンクール | 牡3 | 1:25.00 | 熊沢重文 |
2004/02/01 | スズカオペラ | 牡3 | 1:25.00 | 柴原央明 |
2003/02/02 | エコルプレイス | 牡3 | 1:25.10 | O.ペリエ |
2002/01/27 | インタータイヨウ | 牡3 | 1:23.80 | 秋山真一 |
2001/01/28 | マイネルエーレ | 牡3 | 1:24.70 | 四位洋文 |
2000/01/30 | ビーチフラッグ | 牝4 | 1:24.60 | 四位洋文 |
1999/01/09 | ゲイリーアリエス | 牡4 | 1:24.90 | 佐藤哲三 |
1998/01/10 | スギノキューティー | 牝4 | 1:23.70 | 河内洋 |
1997/01/25 | メイショウモトナリ | 牡4 | 1:23.00 | 安田康彦 |
1996/02/10 | ナムラホームズ | 牡4 | 1:24.80 | 上村洋行 |
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関連項目
脚注
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