マイ・エレメント(原題: Elemental)とは、2023年公開のアメリカ合衆国の長編アニメーションである。
概要
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズとピクサー・アニメーション・スタジオによるコンピュータアニメーション・ファンタジー映画。
火・水・土・風の元素(エレメント)が暮らす色鮮やかな街を舞台に、個性あふれるキャラクターたちが躍動する、勇気と新しい可能性を示唆する爽やかな感動作。
アメリカでは2023年6月16日に公開され、日本では8月4日に公開された。
本国アメリカでは批評家評価は高いものの興行面では苦戦していたが、ロングランを記録し、逆転での黒字化を達成した。
日本版の主題歌はSuperflyの『やさしい気持ちで(マイ・エレメントver.)』。優しく歌い上げられる力強い歌詞が、今まで知らなかった世界へ一歩踏み出すことの重要さを後押しする。
同時上映は『カールじいさんのデート』。2009年に公開し大ヒットを記録した『カールじいさんの空飛ぶ家』のその後を描く物語となっている。
あらすじ
大都会エレメント・シティで生まれ育った家族思いだが短気な「火のエレメント」のエンバーの前に、事故からある日突然、心優しく涙もろい「水のエレメント」の若者ウェイドが現れる。
検査官であるウェイドによって長年継ぐことを夢見てきた父の店が閉鎖されてしまうことになりエンバーは嘆くが、事情を知ったウェイドは上司に掛け合い、決定を覆してもらうことを提案。
2人してウェイドの上司であるゲイルのもとを訪ねると、彼女は街を悩ます水漏れの話をし、その原因を突き止めることができれば考えると話す。
行動を共にする中で、あまりにも違う2人は惹かれあい、さらにウェイドの家族によってエンバーに新しい可能性が提示されるが、エンバーは本当に自分がやりたいことと家族の期待に応えることの間で揺れ動く。
交わってはいけない2人は異種族の壁を取っ払い、新しい一歩を踏み出すことが出来るのか⁉
主なキャラクター
エンバー・ルーメン 日本版CV:川口春奈
アツくなりやすい家族思いな〈火〉の女の子。夢は父の店を継ぐことだが癇癪持ちのためなかなかうまくいかない。知り合いはほぼ〈火〉ばかりだったが、ウェイドと出会ったことで新しい世界を知っていく。
ウェイド・リップル 日本版CV:玉森裕太
優しく涙もろい〈水〉の青年。固定概念に囚われない自由な発想の持ち主。
バーニー・ルーメン 日本版CV:楠見尚己
エンバーの父親。ファイヤー・タウンで暮らしていたが家を失い、妻と二人してエレメント・シティにやってきた。雑貨店を営んでいるが体力の衰えから近々引退を考えている。家族一の水嫌い。
シンダー・ルーメン 日本版CV:塩田朋子
占いが得意なエンバーの母親。
ゲイル 日本版CV:MEGUMI
どんな困難も風で吹き飛ばす〈風〉のウェイドの女上司。怒らせると紫色に変色し全身を雷が駆け巡る。趣味はスポーツ観戦。
ファーン 日本版CV:伊達みきお
地に足がついた物静かな〈土〉のエレメント。ウェイドと同じ市役所に務めている。実はゲイルと同じスポーツチームのファン。
クロッド 日本版CV:大谷育江
エンバーに惚れている〈土〉のマセガキ。腋から花を咲かせてエンバーにプレゼントするが毎回燃やされている。
関連動画
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関連リンク
関連項目
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