初星コミュとは、学園アイドルマスターのコミュである。
概要
学園アイドルマスターは、プロデューサーとして特定のアイドルを育てていくシナリオが中心となっているが、それとは別に新しくコンテンツに触れる人に分かりやすく映像で世界観を伝えるためのコンテンツとして制作された花海咲季、月村手毬、藤田ことねがユニットを組んでアイドルとしての高みを目指すシナリオである。
初星課題というミッションをこなすことでストーリーが解放されていくほか、1章6話まではゲーム開始前の2024年4月28日以降にYouTubeで先行公開が開始され(ニコニコでも5月15日に公開)、最終的に1章全14話はYoutube及びニコニコ動画で視聴が可能となっている。
1章「はじめまして初星学園」
1話
新入生を代表して壇上で話す高等部アイドル科の花海咲季、それを聞きながら大学のプロデューサー科新入生のプロデューサー。外に出たプロデューサーは入学式に遅刻してきた花海佑芽と出会う。運命的なものを感じて自分のプロデューサーになってほしいという佑芽。プロデューサーは佑芽にアイドルを目指した動機を問う。
2話
佑芽が動機や得意なこと、そしてライバルに勝ちたいという思いを語る。心動かされるところはあったが、プロデューサーはそれを断る。そのライバルである姉の咲季のプロデューサーになることを決めていたためだ。そこに入学式が終わった咲季がやってきて、佑芽にライバル宣言をする。お互いにとってお互いは大切な存在であり、同時にライバルでもあるのだった。
3話
教室を拠点として事務所のようにできると説明するプロデューサーの言葉を聞き、事務所という言葉に765プロを想起しつつふたりだけの事務所への期待を膨らませる咲季。佑芽への思いを語りながら教室に入ろうとするがそこにはすでに先客がいた。他の2人もプロデューサーは自分だけをプロデュースすると思っていたのであった。プロデューサーはそんな3人にユニットを組んでHatsuboshi IDOL FESTIVALを目指してほしいと宣言する。
4話
咲季、そして月村手毬はどちらもユニットを組むことに否定的で結局教室から出て行ってしまう。部屋に残った藤田ことねは、2人には好感が持てないが、実力あるメンバーユニットを組む機会は逃せないと言い、プロデューサーがしようとしている2人の説得にも協力することに決める。
5話
咲季の説得に向かう2人。再会した咲季の不遜な態度にことねが不快感を覚える中、咲季が一番得意な分野はダンスだというと、プロデューサーはことねが明後日にダンス勝負で勝ったらユニットを組んでほしいと言う。勝負への期待を滾らせながら咲季はそれを受ける。
6話
成績不振の自分が入学試験主席の咲季に勝てるとは思えないと言うことねに、プロデューサーは明後日には勝てる秘策があると返す。何をするのかもわからないままプロデューサーについて行ったことねは、保健室のベッドに連れていかれるのだった…
7話
保健室に連れ込まれたことねは、明後日まで休むことを求められる。バイトを休めないと反論することねに、プロデューサーは奨学金などのプロデューサーがつくことで得られる特典を紹介する。金銭的負担の減少と今後の収入増加の期待もあって、ことねは勝負への期待を膨らませる。
8話
勝負の日のことねは咲季の目からも見違えて見えた。勝負には厳格な咲季自身を審判役とすることとなり、まず咲季がダンスを披露する。
9話
ことねの披露したダンスに咲季は敗北を認める。これからは「ことね先輩」と呼びたいなどと言い出す咲季にことねも猫を被るのが馬鹿らしいと思えてくる。プロデューサーがことねの変化の理由を説明したのち、2人は互いにアイドルになりたい理由を確かめ合い、残る手毬も含めてユニットを組むことを誓う。
10話
同じプロデューサーだからという理由で同じタイミングでレッスンを受ける3人。2人の仲が良さそうなのを見て、手毬は1人だけプロデューサーに放置されてると内心で嘆きながら突き放すような態度をとる。手毬をユニットに加える必要があるのかと思う咲季に、ことねは手毬が優秀なことは有名だが、かつて手毬が組んでいたユニットは喧嘩別れの形で解散したらしいということを説明する。
11話
ユニット解散のことを振り返りながら1人でランニングしていた手毬のところに突然咲季が現れた。会話の中で咲季が「ことね先輩」と呼んだことに疑問を感じつつ、手毬は何かはっきりしないなりに咲季とのやりとりに思うところがあった。
12話
手毬の元に押しかけて一緒にランニングをしないかと誘ってくる咲季。その時は追い返したものの、放課後のレッスンで再び会話することとなる。自分の足手纏いになるからユニットを組みたくないという手毬に、咲季は自分も足手纏いになるような人は置いていくし、むしろ自分を追い抜こうとする存在とユニットを組みたいと宣言する。
13話
過去の経験からそれでも、ユニットを組むことを逡巡し続ける手毬に、咲季は畳み掛ける。それをことねが制止し、手毬に対して手毬は嫌いだがユニットを組めるなら組みたいという率直な思いを打ち明ける。最終的に、最初から仲良くないなら何かあっても心は痛まないと思った手毬はユニットを組むことをついに決意する。そして、自分を出してもいいと感じた手毬は、本心から「足を引っ張ったら、殺すから。」という言葉を笑顔で放つ。
14話
プロデューサーにユニットを組むことを報告した3人。プロデューサーは、相性最高のユニットだと言い、ユニットには競争意識と互いを理解して長所を引き出す関係性と各人に才能や強みがあることを求めていたと伝える。それの話の後すぐに言い合いになる咲季と手毬を見ながらことねはこのメンバーが相性良いとは思えないと内心で叫ぶ。
2章「アイドルたちの共同生活」
全15話。6月10日からの初星コミュイベントで5話まで、7月12日からの初星コミュイベントで10話まで、8月13日からの初星コミュイベントで15話までがそれぞれゲーム内で公開された。
1話
プロデューサーは、4月末と5月末に行われる実践形式の「H.I.F選抜試験」に参加することを発表する。
2話
ユニット名を決める前にセンターを決めることをプロデューサーから提案された3人は、自分がセンターに相応しいと主張する。プロデューサーは、センターとリーダーに相応しいのが誰かを自分たちで決めるために、3人で寮での共同生活をすることを求める。
3話
咲季は朝の4時に起きることを主張し、手毬も賛同したためことねも従う。朝早くには食堂がやっていないことから咲季が手料理を作ることとなった。更に夜は8時前に寝ることになったため、ことねがバイトで遅くなる際も2人を起こさないように帰ってくることとなった。
4話
就寝時間となり、ことねは手毬の布団の敷き方や片付け方に呆れる。一方で先に寝ていた咲季は、ことねに顔を触れられても目覚めないほど熟睡していた。ことねが寝ようとすると、手足が冷えた手毬がことねに無意識で触れてくる。中学校時代はユニットを組んでいたルームメイトの秦谷美鈴が湯たんぽを用意していたが、前の部屋に置いてきており、喧嘩したため取りに行けないままだという。
5話
眠れない手毬は、相互理解のためもあって、アイドルを目指しているのに何故金銭に執着して時間をレッスンではなくアルバイトに使うのか、とことねに聞く。ことねは、小学生の頃にアイドルになれば貧乏ではなくなると考えて学園に入ったが、学費や寮費の負担で却って厳しくなったと語る。それに対して手毬は、ことねのことを誤解していたと返す。ことねに自分はどうなのかと聞かれた手毬は、太って怠け者で甘えた自分が嫌いだったからトップアイドルになって自分を好きになりたいと思ったからだと語る。二人はお互いの関係が少し深まったように感じた。
6話
手毬と咲季の寝相の悪さのせいで、ことねは目覚めて大声を出してしまう。起きたからと朝練で走りに行くこととなる。ことねが疲れながら寮に戻ってくると、同じクラスの紫雲清夏と葛城リーリヤがいた。朝練はやらないという清夏達に説教しようとする手毬をことねが止める。ことねが帰ろうとすると清夏に大声を出さないでほしいと言われたため反省したが、手毬と咲季が他人事のように便乗してきたことには突っ込んでしまった。
7話
センターとリーダーを投票で決めることとして、咲季は早くも眠りにつく。その後、ことねは元ルームメイトから渡された湯たんぽを手毬に手渡す。貰いに行った時の態度が腑に落ちなかったことねは手毬に問うが、それが分かるならユニットは解散しなかったと返される。手毬ではなく咲季の横で寝ることにしたことねであったが、咲季の体温の熱さのせいで結局寝付きにくかった。
8話
朝食の時間中に、咲季がユニットを組んで部屋を移動することを聞いていないと妹の佑芽が言いに来た。誰に聞いて分かったのかを問うと佑芽がプロデューサーだと答えたため、3人はプロデューサーは都合のいい時に現れる存在だと語り合う。佑芽が帰った後に2人が姉妹の仲の良さの話をすると、咲季は姉妹の関係について語ろうとする。2人は聞きたがらなかったが、最終的にマッサージをする際にという条件で聞くことが決まった。
9話
マッサージの際に咲季は妹との関係や妹の世話をしていることを長々と語る。更には姉が妹に負けるわけにはいかないと言い、じゃんけんを含めてあらゆる勝負で妹に勝てるようにしてきたと豪語する。
10話
咲季は、姉として佑芽の成長を促しているにも関わらず、成長すればアイドルとして宿敵になると考えている。その話を聞きつつもユニットだからと大丈夫だと手毬は言う。最後に咲季は手毬に対して互いに名前で呼び合うことを提案する。
11話
練習後に咲季からSSD(スーパースタミナドリンク)という手製の飲み物を出されて、その味に対して手毬がこれまでに溜め込んできた咲季の作る食に対する不満が爆発する。手毬が通りがかりの倉本千奈に飲ませるとやはりあまり美味しくなさそうな反応であった。
12話
咲季の特製手料理が3食ともに代わり映えのしないペースト状の食事であることと、それを問題と思わない咲季に対する不満を手毬が爆発させていると、寮長の有村麻央がやってくる。ことねは「ディストピアのマザーAIとレジスタンスの最終決戦」の演劇の練習だと誤魔化してみたりしながらも2人が騒がしいことを謝罪し、今回だけは必要なことだから喧嘩するのを放置してほしいとお願いした。
13話
ことねは寮の部屋で2人に説教をし、2人の言い分を整理する。咲季に文句を言いたいわけではないが自らの料理の問題は理解させる必要があると感じたことねは、咲季に料理勝負を提案する。
14話
審査員として清夏とリーリヤを呼んで咲季とことねで料理勝負を行う。清夏は、咲季の料理は味は良いが食べたくならない代物だと語り、枝豆の味噌汁に軍配が上がる。
15話
悔しがりながらも咲季は勝負の負けを認め、手毬は仲直りする。咲季はことねに料理を任せようとするが、ことねは料理をしたいわけではないため、咲季にメニューを改善することを提案する。咲季が取り敢えず手毬に好きな料理を聞いたものの悉く脂質の多そうなものであったことを発端に再び言い争いになるのを見て、ことねは呆れかえった。
3章「わたしたちはRe;IRIS」
全12話。10月11日からの初星コミュイベントで6話まで、12月12日からの初星コミュイベントで12話までが、それぞれゲーム内で公開された。
1話
プロデューサーに対し、手毬の発案もあってセンターは固定しないことを決めたと3人は報告する。更に咲季と手毬は、ことねをリーダーにすることに決めたことを発表する。ことねは寝耳に水であったが、残りの2人がリーダー向きではないことを考えて渋々納得する。
2話
佑芽と千奈と篠澤広は、共にダンストレーナーの下で補習を受けている。千奈と広が体力と運動能力の不足によるものであるのに対し、運動能力の高い佑芽が補習を受けている原因は物覚えの悪さによるものであった。咲季を引き合いに出したダンストレーナーの発言にむしろ喜びやる気を出す佑芽を見て、ダンストレーナーは気概だけはあると認めた。
3話
選抜試験に参加して咲季と勝負したいと主張する佑芽に対し、ダンストレーナーは様々な理由を出して諭す。あまり聞き入れなかった佑芽であったが、ユニットでないとそもそもの条件が違うと言うことについては悩む。それに対し千奈がここにいる3人でユニットを組めばいいと提案するが、広が佑芽の足を引っ張りたくないと反対する。佑芽はそれを聞き、強い仲間を見つけてユニットを組むことを決意する。
4話
学内の道を全て覚えているはずのプロデューサーは何故か道に迷い、姫崎莉波に案内される。莉波が何か確認しようとしたところで、学園一のアイドルと呼ばれる十王星南が通りがかり生徒たちが大騒ぎする。そこに更に佑芽がやってきてユニットメンバーを探しているのは本当かと聞く。星南がユニットメンバーを探していることを確認した佑芽は、自分とユニットを組んでほしいと頼む。
5話
全校生徒の名前を全て覚えている星南が佑芽を知らないのは何故かと問われ、佑芽は補欠合格だからだと返す。更に試験で測れない実力を見てほしい、このままでは星南は咲季に負けるなどという佑芽に対し、星南はユニットを組むための条件として選抜試験に参加して成果を出すことを求めた。
6話
プロデューサーは3人と佑芽の前で目撃したことを語る。ことねは星南に目を付けられたことを不安視するが、咲季と手毬はむしろ熱意を燃やす。続いて咲季は新しい食事のメニューを開発したから試食会を開くと言う。
7話
試食会で出された咲季の料理は手毬にも好評だった。揚げ物を求める手毬に対して、選抜試験後になら特別にトンカツを作ると言う。その雰囲気を見た佑芽は、ユニットの仲が深まっていると感じる。実績がないのにが最高の仲間を求めるのは烏滸がましいと感じないのかと手毬に問われた佑芽は、姉との勝負も身の丈に合わないことには変わりなくどちらも全力を出すだけだと返し、手毬はその意気に好感を持つ。佑芽に残されているのはあと半月しかないことはどう思うかという話になったところで、プロデューサーは自分が佑芽を半月間プロデュースすることを提案する。
8話
予てより佑芽をプロデュースしたいという思いはあった上に、4人でレッスンをすることによる効果もあり、そして強力なライバルの存在が後々にもユニットに好影響を齎すと考えての提案だとプロデューサーは語る。3人は最終的に納得し、佑芽もプロデュースを希望した。
9話
佑芽に歌を教えようとするうちに自分の技術を見つめ直し成長する機会になった手毬。選抜試験は星南との勝負だと語る佑芽に、ことねはそもそも勝負ではないのではないのかと思いつつ、佑芽に本気で勝てると思ってるのかと問い質すと、佑芽は負けるつもりで挑みたくはないと答える。そこにプロデューサーが来てユニット名を"Re;IRIS"に決めたと発表する。
10話
プロデューサーが説明する前に3人でユニット名の由来を予想しようとする。最後にプロデューサーが、みんな先に言われてしまったと言いながら込めた願いを説明する。
11話
選抜試験に臨み、ユニットの絆を感じ称え合う3人。そして咲季は、翌日に佑芽の祝いの分も含めてプロデューサーと5人で打ち上げパーティーを開くことを提案した。
12話
佑芽が星南との一件もあって咲季が入れないほどの大盛況でライブを終えてからパーティーにやってくると、咲季が作ったトンカツの衣を剥がして出したことで手毬と喧嘩していた。ことねが仲裁して、最終的にプロデューサーがトンカツを手毬にあげることとなった。星南が挨拶に来て、佑芽と美鈴とBegraziaというユニットを組んだことを発表し、更に佑芽が選抜試験での対バンを申し込んだ。
4章
2025年1月から公開予定の最終章。H.I.Fに向けた咲季、手毬、ことねの戦いが描かれる。
関連動画
1章全14話はニコニコ動画においても公式の「学園アイドルマスターチャンネル」で公開されている。
関連項目
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