ソイレントシステムとは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)のゲーム「ゼノギアス」に登場するみんなのトラウマである。
概要
ソイレントシステムとは、ゲーム「ゼノギアス」において、敵勢力である神聖ソラリス帝国の首都・エテメンアンキを探索する際、ソラリスの裏の顔を垣間見せる施設として登場するダンジョンである。
表向きは食料生産施設及び研究施設であるが、同時に非人道的実験の被験者たち「ウェルス」を、食料・薬品向けに食料加工するというかたちで最終処分を行っており、作中でも血みどろのヒトガタの物体がミンチにかけられるシーンなどが生々しく描写されている。
その後の非人道的な実験の研究施設(以前訪れた街で犬を大切にしていたモブキャラが実験台にされ、理性を失いかけた化け物にされているなど)の攻略も含め、物語の中で一番のグロさを誇るエピソードである。
なお、主人公の「フェイ」とヒロインの「エリィ」はこの缶詰生産ラインの真実を知る前に、積んであった缶詰を食べてしまっており、それだけに衝撃も増す。
この、あまりの残虐かつグロテスクな描写により、発売当時にプレイをしていたプレイヤーの多くは拭い去りがたいトラウマを刻み付けられており、現在ニコニコ動画においてUPされているプレイ動画・実況動画においても、このシーンが出てくると悲鳴の弾幕が張られるほどである。
「いいえ。私は遠慮しておきます。」
缶詰食事シーンの時、フェイやエリィの仲間である「シタン先生」だけは缶詰を食べない。
「先生もどうだい?」とフェイに聞かれても「いいえ。私は遠慮しておきます。」と断り、彼らの食事を優しく見守る。
ちなみに缶詰生産ラインに到達したときに、原料が人間であることを解説してくれるのはシタン先生である。つまり知ってて仲間に人体を食わせ、自分だけは食わなかったことになる。
シタン先生……アンタドS過ぎます……(ちゃんとした理由はあるものの、エリィまでとばっちりを食らうとは……)
元ネタ「ソイレント・グリーン」
ネタ元はハリイ・ハリスンの小説「人間がいっぱい」をベースとしたリチャード・フライシャー監督の映画「ソイレント・グリーン」(1973年公開)。
タイトルの「ソイレント・グリーン」は劇中に登場する合成食品会社「ソイレント社」の新製品の名前であるが、映画内で「ソイレント・グリーンの原料は人間の死体である」ということが明かされる。
ちなみにソイレントの綴りは「soylent」であり、「大豆(soy)」と「レンズ豆(lentil)」を合わせた合成語であると思われる。食品会社が社名にするだけあって、とても栄養価が高そうな名前である。
関連動画
関連静画
関連項目
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- ページ番号: 3772048
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