基本データ
- 面積……420.93km²
- 総人口……34,936人(推計人口、2024年3月1日)
- 人口密度……83人/km²
- 隣接自治体……松江市、雲南市、仁多郡奥出雲町、米子市、西伯郡南部町、日野郡日南町
- 市の木……竹[1]
- 市の花……さくら[2]
- 市の鳥……ハクチョウ[3]
- 市の魚……どじょう
沿革
1889年(明治22年)4月1日、町村制施行により、能義郡安来町・安来村・安来宮内村・飯島村が合併して安来町が発足。
1951年(昭和26年)4月1日、能義郡能義村・宇賀荘村と新設合併し、改めて安来町となる。
1954年(昭和29年)4月1日、能義郡安来町・飯梨村・荒島村・赤江村・島田村・大塚村が合併して安来市が発足。島根県下で6番目の市制施行[4]。
1955年(昭和30年)1月10日、安来市石原町(もと飯梨村大字石原)が能義郡広瀬町・比田村・山佐村と新設合併し、広瀬町の一部となる。
2004年(平成16年)10月1日、能義郡広瀬町・伯太町と新設合併し、改めて安来市となる。
概要
出雲地方東部の、島根県と鳥取県の県境にある「ハガネと安来節のまち」。
神代の昔、スサノオノミコトがこの地に来られ「吾が御心は安平けくなりぬ」といわれたことから「安来」という地名になったと伝えらる。
島根県の東部に位置し、北部は中海、西部は松江市と雲南市、南部は奥出雲町と鳥取県日南町、東部は鳥取県米子市及び南部町に接する。
中国山地に連なる豊かな緑に覆われた南部を源流とする飯梨川と伯太川が市域を縦断して流れ、上流には県東部の水瓶として機能する布部ダムと山佐ダムが存在し、下流域に形成された三角州は広々とした肥沃な耕地となっている。
山陰における水陸の交通の要所で、それゆえ花開いた古くからの伝統と文化が今現在まで脈々と受け継がれている。
出雲地域は様々な神話の舞台となっていることもあり、この地区の土地名を冠する神社名が日本中に点在する。
「どじょうすくい」の舞いで有名な安来節の発祥の地。市内にある安来節演芸館では、生の安来節やドジョウ料理を楽しむことが可能。
昔は砂鉄を高温で溶かして鉄を作るたたら製鉄が行われていた。明治時代から近代的な製法が取り入れられたことで、中海に面した場所に鉄鋼メーカーの大規模な工場が建ち並ぶなど、今も製鉄業が活発。この地で生産される高級特殊鋼は世界各地に輸出されるなど、出雲地域の重要な産業となっている。
島根県の中では野菜の栽培も活発に行われている。主な農産物はトマト、ほうれんそう、ねぎなど。また、つるむらさき[5]となばなの収穫量は全国でも上位に入る。
戦国時代に活躍した尼子氏の本拠地でありその堅牢さ故に「天空の城」と称された山城、月山富田城跡がある。このほか、古墳などの史跡も多い。
約120点に及ぶ横山大観のコレクションと世界一の日本庭園を持つ足立美術館があることで知られる。
広瀬絣という、江戸時代末期から、鳥取県の弓浜絣の技術を組み込んで製造され始めた織物が代表的な伝統工芸品。
「あらエッサくん」という、どじょうすくい踊りが得意なマスコットキャラクターがいる。
紅葉の時期には市内の各所が紅く染まる。なかでも清水寺は京都にも負けない紅葉スポット。
関連動画
関連リンク
関連項目
脚注
- *「島田たけのこ」「竹炭」など、竹に関連した特産物が多数ある。
- *市内には「社日公園」「十神山」「太鼓の壇」「上の台」などの桜の名所がある。
- *昭和50年代に入ってから本格的に能義平野へ飛来するようになり、冬の風物詩となっている。
- *江津市と同日施行。
- *夏が旬のややぬめりを持つ野菜。おひたしなどにして食される。
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