山形市とは、山形県の東部に位置する中核市である。山形県の県庁所在地。
概要
山形市は、東北地方の6つの県庁所在地の中では面積・人口ともに最小だが、山形県の2割を超える人口を擁している。面積も上山市、天童市などとの合併計画があり、もう少し広げる予定だった。
また山形花笠まつり(発祥は尾花沢市だとか)、日本三大植木市の薬師祭植木市、日本一の芋煮会フェスティバルなどイベントも多い。名物は「もってのほか」という名前の食用菊、玉こんにゃく。松尾芭蕉も訪れた山寺(立石寺)、樹氷で有名な蔵王連峰も山形市内にある。
宮城県仙台市との結びつきが強く、電車は一日十数往復、バスは八十往復程度ある。
ちなみに、ニコニコ大百科で最後に作成された都道府県庁所在地である。
略史
山形市は昔から周辺地域の中心都市で、室町時代には出羽国を治める羽州探題は山形にいた。羽州探題の子孫はそのまま山形に残り、戦国大名となって山形の町を整備した。江戸時代には山形藩の支配下におかれ、明治以降はずっと山形県の県庁所在地として発展した。
1933年、最高気温40.8℃を記録した。これは、2007年に埼玉県熊谷市や岐阜県多治見市にて40.9℃を観測するまで、実に74年間、日本最高の記録であった。
戦後には百貨店も多くできたが、大沼山形本店が2020年に閉店したことで、日本百貨店協会に加盟している百貨店は山形県からすべてなくなった。非加盟のマリーン5清水屋(酒田市)も2021年に閉店し、山形県は徳島県に続き2例目の百貨店ゼロの県となった。
交通
鉄道
このほか、ロープウェイが走っている。
道路
主な国道は、国道13号(奥羽本線福島~秋田沿い)と国道48号(仙台~山形)。高速道路は山形自動車道と東北中央自動車道が通り、山形JCTで交わる。
飛行機
最寄りは東根市の山形空港で、山形駅まで35分、980円のバスが走っている。
北京や上海など、国際線の利用には仙台空港までいく必要があり、電車は仙台駅で乗り継ぎ1,760円、バスは直行で1,600円。
情報通信
山形市に本社を置くマスメディアは以下の通り。
テレビユー山形は放送センターのみ山形市におき、本社は酒田市。
著名人
山形市出身の著名人。
- 阿部義晴 - ミュージシャン、音楽プロデューサー。
- 粟津凱士 - プロ野球選手。
- 川井巌 - 軍人。最終階級は海軍少将。
- 武田直人 - 声優。
- 土居聖真 - プロサッカー選手。
- トモ - お笑いコンビ「テツandトモ」の青いジャージの方。
- 長沢菜々香 - 「欅坂46」元メンバー。
- 三浦昌朗 - お笑いコンビ「ロケット団」のボケ担当。
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関連項目
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