- プロ野球選手一覧 > 新井良太
新井良太(あらい りょうた、1983年8月16日-)は、広島県出身の元プロ野球選手(内野手)である。
広島東洋カープ・阪神タイガースでプレーした新井貴浩は、彼の実兄にあたる。
経歴
広島東洋カープ #84 二軍打撃コーチ |
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---|---|
新井良太 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 広島県広島市佐伯区 |
生年月日 | 1983年8月16日 |
身長 体重 |
187cm 89kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 内野手、外野手 |
プロ入り | 2005年大学生・社会人ドラフト4巡目 |
引退 | 2017年 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
小学生時代はソフトボール、中学時代は軟式野球に属し、広陵高校時代に野球部へ。3年の時、甲子園(春)に主将として出場。奮闘するも力及ばず初戦敗退。同高卒業後は駒澤大学へ進学。
2005年の大学生・社会人ドラフトで中日ドラゴンズから4巡目指名を受け入団。
中日時代
当初は兄・貴浩を上回る素質の持ち主と評されたが、入団初年のファーム(二軍)ではあまり良い成績を残すことができず、パワーはあるものの(兄に似てか)守備が拙いことも手伝って、あまり一軍に出ることなくシーズンを終えた。
2006年以降は打撃が徐々に向上、首脳陣にもその能力が認められ、主に代打として一軍戦に出場する機会が増えた。
2008年には二軍で首位打者および最高出塁率タイトルを獲得。
2009年には自身初となる開幕一軍入りを果たすが、思ったより結果が得られずすぐに二軍落ちした。以降は殆ど一軍に上がることなくシーズンを終えた。前年まで二桁あった出場試合数もこの年は8試合のみに留まった。
2010年は井端弘和ら主力選手の故障・不調などで一軍出場機会も増加。更に6月9日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で一軍戦初本塁打を記録し、成長ぶりをみせる。しかし打率が安定しておらず、スタメン定着には至らなかった。
阪神時代
2010年オフ、水田圭介との交換トレードで兄の居る阪神タイガースへ移籍。
2011年4月19日、読売ジャイアンツ戦で、兄がファーストベース上で見つめる中、山口鉄也の直球をライト前へサヨナラヒット。これが移籍初ヒットだった。
2012年は春季キャンプMVPに選ばれ、開幕一軍入り。5月19日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で移籍初ホームラン。6月14日の埼玉西武ライオンズ戦では2安打2打点でヒーローに選ばれ、3日後の千葉ロッテマリーンズ戦では成瀬から左中間へ第2号ホームランを放った。不振やけがに苦しむ兄新井貴浩や金本知憲、クレイグ・ブラゼルなどに代わり後半戦からは四番に抜擢される。自己最多の110試合に出場、後半戦だけで10本近くのホームランを打つなど低迷するチームにおいて来年への明るい話題となった。
2013年は主力となり、満塁ホームランを3本記録。打率.238だったが、119試合出場、14本塁打、51打点と自己記録を更新した。
2014年は5月から打撃不振に陥り二軍落ち。一軍昇格後は右翼手として出場したが8月28日に腰痛を発症し、二軍落ちしてシーズンを終えた。オフに兄が古巣である広島に移籍。兄と違うユニフォームで戦うことになった。
2015年は93試合で打率.193、4本塁打、19打点と不振に陥った。
2016年は46試合に出場し、打率.154、3本塁打、8打点と前年よりさらに成績が悪化した。
引退後
そのまま阪神に所属し、2018年は阪神の二軍育成コーチを、2019年は二軍打撃コーチを、2020年からは一軍打撃コーチを務める。
2023年からは広島の二軍打撃コーチを務める。背番号は84。
人物像
- 金本知憲曰く「似すぎやろ」
→外見だけでなく、プレー中の仕草や雰囲気などが兄と相当似ているらしい。また兄同様、良太自身も金本をかなり慕っている。 - 実は書道家
→字の上手さはチーム内でもトップクラス。同じく書道が得意な井上一樹よりも腕前は上だとか。 - 外野手にも挑戦中
→本職は内野手(一塁・三塁)だが、兄と違って脚力があり、肩力も強いため外野手として出場したこともある。 - W兄弟出場
→2010年6月29日の阪神戦で、新井兄弟と堂上兄弟が全員同時に出場するという珍しい事態が発生した。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
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中日 | 応援歌のピコカキコ一覧#418 | 9730 | |
阪神 | 応援歌のピコカキコ一覧#276 | 9150 |
成績
年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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2006年 | 中日 | 18 | 24 | 23 | 2 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 | .261 | .292 |
2007年 | 29 | 28 | 25 | 5 | 7 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 5 | 0 | .280 | .357 | |
2008年 | 24 | 19 | 18 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | .167 | .211 | |
2009年 | 8 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .000 | .000 | |
2010年 | 45 | 60 | 59 | 6 | 9 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 14 | 2 | .153 | .167 | |
2011年 | 阪神 | 43 | 27 | 26 | 3 | 5 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 | 1 | .192 | .222 |
2012年 | 110 | 370 | 322 | 38 | 90 | 18 | 0 | 11 | 32 | 1 | 3 | 1 | 38 | 6 | 73 | 7 | .280 | .365 | |
2013年 | 119 | 401 | 357 | 44 | 85 | 14 | 0 | 14 | 51 | 2 | 1 | 2 | 37 | 4 | 89 | 10 | .238 | .315 | |
2014年 | 78 | 196 | 173 | 19 | 51 | 9 | 0 | 7 | 34 | 0 | 1 | 2 | 17 | 3 | 48 | 0 | .295 | .364 | |
2015年 | 93 | 162 | 150 | 10 | 29 | 8 | 0 | 4 | 19 | 0 | 0 | 1 | 10 | 1 | 41 | 3 | .193 | .247 | |
2016年 | 46 | 88 | 78 | 10 | 12 | 3 | 0 | 3 | 8 | 1 | 1 | 1 | 7 | 1 | 21 | 1 | .154 | .230 | |
2017年 | 17 | 17 | 16 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | .063 | .118 | |
NPB:12年 | 630 | 1398 | 1253 | 140 | 298 | 57 | 1 | 40 | 151 | 5 | 6 | 7 | 114 | 18 | 319 | 24 | .238 | .309 |
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関連項目
関連リンク
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