曙太郎とは、元横綱・プロレスラー・格闘家である。他のあけぼのを知りたい方はあけぼのの記事へ。
概要
曙太郎(1969年5月8日 -2024年)とは、ハワイ・オアフ島出身のプロレスラーである。元力士で第64代横綱。日本人に帰化する前の名前はチャド・ローウェン・ジョージ・ハヘオ。
1988年から2001年にかけて東関部屋所属の力士として初土俵。同期には貴乃花、若乃花、魁皇、和歌乃山などがいる。1992年には外国出身力士として初の横綱に昇進した。 幕内で10回以上対戦して負け越した相手がおらず(貴乃花でさえ21勝21敗の五分、優勝決定戦を含めると出島に1の負け越し)どのような相手にも実力を発揮していた。また皆勤での負け越しは2度だけであり、いずれも7勝8敗であった。
幕内優勝回数は11回。そのうち全勝優勝は一度も無く(10回以上の優勝経験のある力士では現時点唯一)、7度優勝決定戦までもつれ、そのうち4度を制している。意外にも十両以下の優勝経験がない。
貴乃花と若乃花の兄弟とは現役時代一切口を利かなかったが、特段仲が悪いわけではなかった。皮肉もこの兄弟2人の確執が表面化していくにつれ、両方の人物と屈託なく話せる数少ない人物であった。
その後2003年になって格闘家に転向し、K-1参戦を果たすも戦績は振るわず。
2ちゃんねるなどでは「マケボノ」と呼ばれネタにされる時期もあった。
現在は格闘家を休業し、プロレスラーとして活躍している。2005年度はプロレス大賞新人賞受賞。
特にタッグ屋としての活動が印象に残っており、ZERO1での大谷晋二郎とのタッグ"華斬"、
NOAHでの力皇猛との元力士タッグ、全日本プロレスでの浜亮太とのタッグ"SMOP"などが有名。
SMOPでは2009年度プロレス大賞・最優秀タッグも獲得している。
2012年にはZERO1でKAMIKAZEを破り、デビュー6年7ヶ月にして初のシングル王座、世界ヘビー王座を獲得。
興行プロデューサーとしても活動を始めており、自身主催の"曙道"を開催した。
2013年には武藤一派のW-1旗揚げに伴い全日本へ骨を埋める事を決意。 9月に所属選手となり、翌月には両国国技館大会で三冠ヘビー級王座を諏訪魔から奪取した。
2015年11月2日付で全日本プロレスを退団。契約の話が二転三転したことを理由に挙げている。同年12月に馬場元子の支援の下で「王道」を設立した。
2017年4月11日の試合後に蜂窩織炎で救急搬送。この際37分間心機能が停止したことで重度の記憶障害が残った。車椅子に乗ることすらままならない状態であり、リハビリを行っているようである。
相撲での得意技は突き、押し、右四つ、寄り。
プロレスでの得意技はボディプレス、張り手、すくい投げ、ヨコヅナインパクト(ジャンピング・パイルドライバー)。
戴冠王座は全日本の三冠ヘビー、アジアタッグ、世界タッグ、DRAGON GATEのオープン・ザ・トライアングルゲート、
ZERO1の世界ヘビー、NWAインターコンチネンタルタッグ、DDTのKO-D6人タッグ。
2024年4月11日、心不全で54歳で亡くなったことが公表された。
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