- プロ野球選手一覧 > 桐敷拓馬
桐敷拓馬(きりしき たくま、1999年6月20日-)とは、埼玉県出身のプロ野球選手(投手)である。現在は阪神タイガースに所属。
概要
阪神タイガース #47 | |
---|---|
桐敷拓馬 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 埼玉県鴻巣市 |
生年月日 | 1999年6月20日 |
身長 体重 |
178cm 90kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2021年ドラフト3位 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
APBC | 2023年 |
プロ野球選手テンプレート |
本庄東高校では1年夏からベンチ入りし、同年秋からエースを務めた。3年夏の埼玉大会4回戦(市立川口高戦)、1点リードの11回裏2死2塁の場面で先発投手桐敷の前にワンバウンドの打球が飛ぶ。誰もがピッチャーゴロで試合終了だと思いきや、ボールがグラブの編み目に挟まり、咄嗟にグラブごと1塁へ送球するも内野安打、その間に2塁走者が生還し同点になる一幕が起きた。試合は12回表に本庄東が勝ち越し、桐敷の完投も実り5回戦進出を果たしたが、この場面がYouTubeで1147万回再生され高校生、桐敷、人生初“バズり”となった。
新潟医療福祉大学に進学し、1年秋からリーグ戦に出場。2年秋の平成国際大戦で延長10回参考ながらリーグタイ記録の18奪三振、リーグ戦自身初の完封勝利を挙げた。4年春も好投しドラフト上位候補となった。
2021年ドラフト3位で阪神タイガースに指名されると、指名5日後の平成国際大戦でリーグ新記録の19奪三振、リーグ史上初の完全試合を達成。ツイッターで「完全試合」が日本のトレンド入りし大学生、桐敷、人生2度目の“バズり”となった。入団後の背番号は47。
阪神時代
2022年のルーキー桐敷、一軍春季キャンプからオープン戦まで好投を続け、開幕3戦目3月27日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初登板初先発するも5回3失点で初黒星。チーム事情で中継ぎに配置転換され、4月14日の中日ドラゴンズ戦ではブルペンデーの1番手を託されたが2度目の先発は2回2失点で2敗目を喫した。7月7日の広島東洋カープ戦での3度目の先発登板は5回1失点と好投するも3敗目。一軍では7試合3敗、防御率5.02、援護率0.00だったが、二軍では13試合6勝1敗、74.2投球回、防御率0.72と安定した成績を残した。
2023年も春季キャンプを一軍で迎えたが、結果を残せず二軍で開幕を迎えた。それでも5月26日の読売ジャイアンツ戦での今季初登板初先発で7回1失点10奪三振と好投しプロ初勝利を挙げた。6月5日の千葉ロッテマリーンズ戦では5回途中4失点(勝敗なし)、その後は二軍で先発調整していたが7月18日のフレッシュオールスターで阪神和田豊二軍監督率いるウエスタン選抜の抑えを任され、自身初クローザーながら三者凡退に抑えた。これが首脳陣と渡辺謙の目に止まり7月26日一軍再昇格。中継ぎで主に回またぎで登板し好投を続け、9月6日の中日ドラゴンズ戦では初「8回の男」として上位打線を3人斬りに仕留め、今季20登板目で節目の10ホールドを挙げた。27試合の登板で2勝14ホールドだった。
日本シリーズでも好投し、オフにアジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表に選出された。
2024年は12試合連続無失点と好投を重ね、監督推薦で初めてオールスターゲームに選出された。リーグ最多の70試合に登板し、43ホールドポイントを記録し、中日の松山晋也と共に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。
クライマックスシリーズでは第1戦で2失点を喫した。
プレースタイル・人物
- 最速150km/hの左腕投手。変化球はツーシーム、スライダー、チェンジアップ、フォークを投げる。奪三振力が高く、ゲームメイク能力に長けている。
- ネット上では「ルーキー桐敷」と言われることが多い。これは矢野監督の方針で「予祝」を行い、その時に胴上げをすることになったのだが、西勇輝が「僕は予祝を持ってきました。ルーキーは…。桐敷。意味わかる?」と発言したのが由来。
- 名字の「桐敷」は、日本全国で約120人しかいない非常に珍しい名字とされ、本人いわく「きりしま」と間違えられることがよくあったという。2023年9月2日の東京ヤクルトスワローズ戦でウグイス嬢に「きりしま」とアナウンスされ球場がざわつくも、本人は気にする様子なく三者凡退に抑えた。
- 岡田彰布監督は回またぎで好投する桐敷について「そら、まあオールマイティやろ。今はスペードのエースやろ、あれ」と絶賛。2年目、桐敷、意味分かるか?
成績
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022年 | 阪神 | 7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 | 14.1 | 4 | 16 | 8 | 8 | 5.02 |
2023年 | 27 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 14 | 1.000 | 40.1 | 12 | 40 | 10 | 8 | 1.79 | |
2024年 | 70 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 40 | .750 | 65.1 | 18 | 60 | 14 | 13 | 1.79 | |
NPB:3年 | 104 | 5 | 0 | 0 | 5 | 4 | 0 | 54 | .556 | 119.3 | 34 | 116 | 32 | 29 | 2.19 |
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