色とは、色彩のことである。ほかにもいろいろなことを表す。色だけにね。
色彩の意味での色
色とは、目が感じる光の性質の一つである。ひとが視覚できる光(可視光)のうちどの波長がどの程度含まれているかを視覚が感じ取りそれが色の違いとして認識される。一方、光の強弱を視覚は明るさの違いとして認識する。
可視光の波長はだいたい390nmから750nmまでで波長の短い方から長い方へ青紫 - 青色- 緑色 - 黄色 - 橙色 - 赤色と虹色に変化する。異なる波長の光があると混ざり合ってより明るい色として知覚され、たくさんの異なる波長を含んだ光は白色に見える。
色が視神経を通して知覚されたあと、どのように認識されるかはその人の文化的背景によって変わる。たとえば虹の色が何色かは、民族ごとに異なる。緑色に訳される、green、gruen、…もそれぞれどの範囲の色がそれにあたるのかは言語によって異なる。
その他の意味での色
漢字として
- 字形
- 人+卩の会意。
- 卩は人が跪く姿の象形で、人は立っている人を横から見た姿の象形である。色はその人と卩がからみ合うように組み合わさった字である。まあ後背位でセックスをしているのだろう。隷書・楷書では下は巴の字のようになっているが、これは上の人の一部分が卩に交わっているため。
- 〔説文解字〕には「顔气なり。人に從ひ卪に從ふ」とあって、人の儀節(卩)が自然と顔に表れることをいうとしている。[1]
- 音訓
- 音読みはショク、シキ、訓読みは、いろ。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 色は部首、色部を作る。
- 互換文字
- ⾊はUnicodeにおいて色と互換とされる字で、部首としての色を表す。
- 語彙
- 色衣・色楽・色芸・色荒・色彩・色情・色心・色然・色素・色相・色即是空・色代・色聴・色盲・色目・色養・色欲・色理
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関連項目
脚注
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