概要
最初に言っておくが、よしこはただのアホではなくすごいアホである、他の登場人物から「ただのアホ」と言われた時に自ら「すごくアホ」と訂正するなどよしこのアイデンティティに深く関わる部分なので、気に留めておいてほしい。
『アホガール』の主人公で、幼なじみの阿久津明(あっくん)に恋しているが、そのアホさ故にあっくんから暴力的なツッコミを受けている。好物はバナナで、価格や産地にこだわらず、様々なバナナを食す。高校生にもなってプリチュアやヒーローショーにのめり込むなど、良くも悪くも純粋。そんな彼女が親友の隅野さやかや舎弟の黒崎龍一、風紀を乱す風紀委員長らと過ごす日常が『アホガール』という作品である。
学力に関しては壊滅的。マークシート式なのに全教科0点というレベルで、公式設定にも「高校に入れたのは奇跡」と書かれている(後にある驚愕の事実が発覚するが、それは後述)。一応、算数は繰り上がり、繰り下がりの無い足し算引き算ならできるため、あっくんの妹である瑠璃から「わたしよりもできる」と言われている。行動も小学生レベルで、本人も認めるようにすごいアホそのもの。しかし、一般常識や社会常識は意外としっかりしていて、目上の相手に正しく敬語を使えたり、普段の言動からは想像もできない知的な発言をしたりと、別の意味でただのアホではない一面を見せる事も。また、コミュニケーション能力に問題を抱えるあっくんや、女子としての身だしなみに無頓着なさやかに対して、真顔で正論をぶつける場面も多い。
容姿に関しては、男女で評価が大きく異なるのが特徴。男性からは「中の下」「毛並みが良くても汚れていても獣である事に変わりが無い」などと散々な評価を受けているものの、女性からの評価は、決して悪くは無いどころかかなり高い。男性と女性で容姿を評価するポイントが違う事を示す事例と言える。
先天的なスキルとしては、まず身体能力は非常に高く、一晩で100km近い距離を走りきるほど瞬発力・持久力共に優れているほか、球速と制球力も高く、現役メジャーリーガーと草野球をした時には豪速球とコーナーを突く変化球で、完全に打ち取っている。腕っ節も強く、イノシシくらいなら素手でなんとかなる。食べ物を粗末にした不良グループと戦った時は相手が4人だったにも関わらず独りで一方的に叩きのめしてしまっている。しかし、よしこによると私よりもあっくんの方が100倍強いらしい。手先も器用で画力も高く、公園の砂場で巨大なサンドアートを作ったり、あっくんを誘惑しようとした風紀委員長を一瞬で砂浜に埋めて股間にバベルの塔を作ったりしている。また、あっくんがどこにいても見つける事ができる、神経衰弱であっさり勝ちを確定させるなど、勘も鋭い。この能力を使えばテストでもっとマシな成績を取れるとあっくんから指摘された時には、「勘で高得点を取っても意味が無い」と正論で答えてあっくんを絶句させている(つまり、勘でテストに答えれば高得点が取れるのである)。さらに、無駄に高いカリスマと煽りスキルによって、関わった人間をことごとくアホ化させるという能力を持ち、これによって人生を狂わされた人間もいる。
後天的なスキルでは、まず料理が得意だという事が挙げられる。貧乏舌の疑いがあるものの、料理にバナナが入っているとかバナナの味がする等の致命的な欠点は全くなく、普通に料理が上手い。部屋も料理以外にも、家事全般のスキルは高い方である。恋愛に関するスキルも高く、あつこ先生を励ますついでに道を踏み外させたり、ギャルCこと椎名黒子にアドバイスしたりと、恋愛マスターという一面を持つ。また、美容に関する知識や技術も高く、流行に関しても敏感で、この点に関してはさやかから「女の子の中の女の子」と尊敬の目で見られている。
家族構成は母よしえと単身赴任中の父で、ぶっ飛んだ部分は母から、良くも悪くも純粋な部分は父から受け継いでいる。親友のさやかの事は、好物のバナナを一か月我慢して貯めたお小遣いで特製の偽乳を作ってあげるなど、方向性はズレているものの大切に思っており、さやかもその事を分かっているのでクラス全員から押し付けられているという事情もあるがよしこと友達でいるのである。当初は怪しい巨乳と警戒していた風紀委員長とも、一緒にあっくんの部屋に忍び込んだ一件以来年上の友人として接しており、風紀委員長だからという言い訳も素直に信じている。当初はよしこを敬遠していた栄村茜らギャル3人組とも、いつの間にか打ち解けている。また、同じ学校の先輩である乾凛子(アニメ未登場)や南多良村の佐藤さん、小学生トリオの希ちゃんといった理解者もいる。
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