蓬莱人形殺人事件とは、長期連載作品としては7作目となるdonjuan氏による東方二次創作作品である。完結済み。
2014年8月1日~2016年10月13日の約二年間の連載であり、donjuan氏の現時点での最長作品となっている。
題名の通り殺人事件を扱ったミステリー作品であり、一部グロテスクな描写や東方キャラクターの死亡シーンなどが含まれるため視聴の際には注意が必要である。また、コメントにおける議論も活発なため、初見におけるネタバレにも注意が必要である。
概要
あらすじ
貸本屋の看板娘本居小鈴は、ある日店の本棚から落ちた一冊の本を手にする。見覚えもなく、全てのページが白紙なその謎の本について友人の稗田阿求に相談すると、わからないものは分かる人に聞けばいいと言う。そうして桃を携えた彼女に案内されたのは、東方の楽園に佇む西洋の屋敷、紅魔館であった。
作品の特徴
前述のように上海アリス幻樂団音楽CD第1弾「蓬莱人形」の、C62配布版のショートストーリー
を原作とした作品であり、本居小鈴を主人公として幻想郷で起こるある連続殺人事件の謎を追うというストーリーである。donjuan氏の過去の長期連載作品とも密接に関わるため、これらの作品の視聴も合わせて行うことをおすすめする。
「車椅子探偵さとり」に引き続きミステリー作品となる本作では、前作同様「読者への挑戦状」として暗号解読や推理要素が多分に含まれており、謎解きを楽しみながら視聴することが出来る。また、一話完結型だった前作と異なり大きな一つの連続殺人事件を追いかけるという内容であるため、伏線やヒントが多数提示されながらも一筋縄ではいかない内容となっている。
前作で好評だったパロディOPも健在であり、よりマニアックかつ謎めかしい仕上がりとなっている。
主な登場人物
- 本居小鈴
人間の里の貸本屋の娘であり、本作の主人公。ある日突然謎の本を手にしたことで、幻想郷全体を巻き込んだ大規模な連続殺人事件に巻き込まれてしまう。最初はただ流されるままに行動していたが、ある出会いを切っ掛けに次第に事件へと正面から向き合うようになる。 - 謎の人形(デザインは蓬莱人形ジャケットの少女)
事件現場に本とともに必ず現れる、小鈴だけに見えるブロンドの髪の人形。 - 稗田阿求
桃を携えて鈴奈庵を訪れた友人。本の専門家として、紅魔館の図書館の主を紹介する。 - パチュリー・ノーレッジ
紅魔館の紫色の変な生き物図書館に住む本の専門家。小鈴に本の性質を教えたり、推理のアドバイスをするなど何かと世話を焼いてくれる。そして、彼女にあの探偵を紹介するのである。 - 八雲紫
楽園の管理人。小鈴の夢に介入し、幻想郷を揺るがしかねない蓬莱人形殺人事件の早急な解決を依頼する。 - 古明地さとり
里の病院にいるピンク色の変な生き物我らが車椅子探偵にして、前作主人公である。相変わらず珍奇な事件に首を突っ込んでは、血反吐で現場を汚し、解決とともに死ぬのが日課らしい。幻想郷を賑わす蓬莱人形殺人事件に興味を抱かないはずもなく、中心人物である小鈴に接触を図る。
暗号・ヒント一覧
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考察・推理資料リンク集
関連項目
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