Junkmetalとは、かつてスクウェア・エニックスがサービス提供していた、
MMOアクションRPGタイトルのことである。
プロデュースは旧エニックス、制作はアーケード版アイドルマスターでもお馴染みのメトロ。
サービスが終了し、公式サイトまでもが閉鎖された今となっても、
そのコアな内容により、一部のユーザーからは根強く支持され続けていた。
プレイヤーはジャンクメタルと呼ばれるカスタマイズ可能なロボットのパイロットとなり、
アルター8と呼ばれる外宇宙の惑星の開拓に参加することになる。
当時の一般的なMMOタイトルの主流とは大きく異なり、
大まかなRvRの仕組みこそあったものの、強制ではなく、
ダメージ減衰のないFF(フレンドリー・ファイア)やTK(チームキラー)、
果てはすべてを敵に回す無差別なPK(プレイヤーキラー)行為までがシステム的には容認されうる
ハードコア仕様が最大の特徴であった。
また、サービス終了時にストーリー上の「エンディング」が設けられたなど、
他にもユニークな部分が見受けられる。
サービス終了の原因には様々な説があるが、そのひとつには、
開発中に旧エニックス社が旧スクウェア社に吸収合併されたため、
旧スクウェア側で開発進行中であったフロントミッションオンラインと
同ジャンルのタイトルであることを指摘され、実質上の開発が中断に追い込まれた、というものもある。
Junkmetalに魅せられた人々
かつてジャンクメタルに熱中したプレイヤーのことを「アル中」(=アルター8中毒)などという。
ニコニコにおけるアル中は、Junkmetal関連動画を日夜巡回してはいるが、
コメントは稀に残していく程度。「生きてるか、相棒」などと呼びかけることが多い。
「弾丸で語る」ゲームシステムだったためか、寡黙なアル中は多い。
ちなみに大半のプレイヤーは二つの陣営に分けられ、感情的にもゲームシステム上でも激しく対立していた。しかし、サービス終了に当たり、
「アルター8は抗争の結果崩壊、いち早く脱出した上層部に見捨てられ、両軍ともに全滅」という
エンディングを迎えたためか、現在は仲良く結束し、サービス再開運動などを展開している。
アル中は「~~ゲート解放作戦予定!応援求む!」などと書き込むとどこからともなく現れる。
関連動画
関連コミュニティ
関連商品
ジャンクメタル関連商品はそのすべてが既に生産中止となっている。
当時販売されたパッケージ版にはPC用ゲームコントローラーが付属していたが、
ジャンクメタルとの相性は悪い。
なお、最終クライアントは検索すれば手に入れることができる。
この当時の最終クライアントにはオフライン動作可能なテスト用DLLが残されており、
(一説にはスタッフの無念から意図的に「残された」ものであるとの説もある)
これをインストールすることによりオフライン版、通称「アノヨー8」を楽しむことができる。
このモードでは一切のmob敵動作などはなく、NPCも必要最低限しか存在しないが、
当時の雰囲気の極一端を垣間見ることが出来るかも知れない。
関連項目
- GIGANTOMAKHIA (JunkMetalのプロデューサーによる精神的な続編)
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