ニコニコ大百科

「シャーリー」「乙嫁語り」の作品個別記事があるのになぜか「エマ」がなかったので作ってみました。
リアル系メイド漫画としてはもちろん傑作だけどメガネっ子属性の人にもお勧めしたいと思うのであります。

遅ばせながら>>1乙
サブカル系記事全般にありがちな、やけに冗長だったりネタバレ含んだりする概要・人物紹介でなく、上手くまとまってますね。

関連動画は激しくネタバレかもしれんが

ターシャ「エマさんにさんをつけろよデコスケ野郎」


※ターシャのほうが年上

この漫画好きだ

この漫画ほど細部や登場人物に至るまで丁寧に描かれた作品はないだろうな…。

評価の低いアニメ版もオリジナルだがうまくまとめていたし、こういう作品も増えて欲しい

アニメ版評価低いのか
割と楽しめたんだがｗ

一番可愛いのはエーリヒ
異論は認めない

この漫画って本筋だけなら女中・エマのシンデレラ・ストーリーというか恋物語なんだけれど、
番外編とか幕間でのちょい役達への掘り下げが絶妙で、
作中の世界にちゃんと広がりがあるから、
普通の恋愛ドラマとは一味違う仕上がりになってるよね。

この漫画からヴィクトリア朝イギリスにはまって今はヴィクトリア博士になったよ

一番かわいいのは若い頃のケリーか九巻に出てくるメイドのアメリアでしょ

>>10
同感だ。
ヤング・ケリーに叱られたい、モニカに踏まれたい、アデーレに汚物を見るような目で見られたい。
つーかアデーレ。やっぱアデーレ。

あと、ジョーンズ夫妻（パパ＆ママの方）とメルダース夫妻はとてもステキだと思う。

久々に一挙見たが、この時代ってホームズや80日間と同じ時代だっけ？（シャーリーが微妙に後期）

この後に第一次世界大戦で大変な時代が来る事を思うと、色々と考えさせるな（大戦後にロンドンで心霊ブームが訪れるし）

連載当時はメイドブーム中で正直キモと思ってましたが、イギリスに興味がでて最近アニメを一気見しました。
1890年代が舞台ということで作中で象徴的な場所となる水晶宮は既に斜陽になっていたようです。
また切り裂きジャック事件の若干後なので、ハンスがホワイトチャペルを訪ねようとしていたメイドをたしなめるのも宜なるかなといった感じです。

>>lv323002493

この作品って凄くシリアスと言うか真面目な作品だな〜と思って原作買って読んだら原作者が後書きではっちゃけてる性格なのが解って面食らった覚えがある

そう言うとこまで含めて良い作品だけど

原作者は真の変態（誉め言葉）だからな。
余りにも対象を愛し過ぎて、自分の妄想と実像が完全に一致してしまったという超人（誉め言葉）になってしまっている。

自分もそこまで何かを愛してみたいものだ…

今更になって初めて読んだけど、とにかくウィリアムが「恋愛のためなら他人に迷惑をかけても一切反省しない！恋してる自分が正しくて他人も社会も間違ってる！」って感じの甘ちゃんにしか思えなくてダメだった
エマはまだ悩んで身を引こうとしてそれでも、って感じだから共感出来るんだけど、ウィリアムはエマ以外に対しては全く配慮が見えないのがもうほんっとイライラする

心にもない婚約した挙げ句相手の心と立場を傷つけて、その場でパッと謝れば許して貰えるみたいな感じでその後の配慮も欠けまくってるし、育ててくれた家族に対する責任感も一切見えないし、かと言って勘当されても良いなんてのは口ばかりだし
「こんなときに使わないでなんのための地位と財産だ」じゃねぇよその地位と財産を築いた家に散々迷惑かけた自覚あるのかよと

ちなみに何故今更エマを読んだかと言うと新刊が出たのを機に気になってた乙嫁語りを一気読みして面白かったからです
いや実際あっちは良かった

>>17
なろう辺りなら『真実の愛(笑)』系のやつで悲惨な末路をたどるパターンのやつだな

ウィリアムへの因果応報は作中で意識的に描かれているし、アニメのほうでは正にそこがクライマックスになる。
社会通念とのぶつかり合いはラブロマンスには欠かせないから、あれでいいんだ。

>>19
なんでもなろうを引き合いに出さないとコメントもできないとかバカじゃねぇの

嫌うのは自由だけど、ウィリアムが破滅的な行動をとった理由は丁寧に丁寧に描かれてるので、人間としてそんなに訳の分からない奴ではない。
社交界で微妙な立場に居た両親の描写から、2人もこれから報いを受けるだろうことも示唆されてるし

時代背景的に決してご都合主義のハッピーエンドとかじゃないんだよなあ
乙嫁もそうだけど碌でもない未来が透けて見えるしその上で覚悟あるキャラ達が尊く思えるんだ

まあWW1終結まで10年ほど頑張ればなんとかなるから……
貴族子弟の大量戦死と社会情勢の変化で、「上流社会」そのものの人的構成が「伝統門閥貴族」主体から「非上流社会からの成り上がり」中心に変わっていく時代がくるので、ウィリアム・エマ夫妻はそうした新しい時代の先駆けだったと評価されるようになるから

ウィリアムが受けた重圧や、その後の彼のスタンス、責任の取り方を理解するにはある程度の年齢と経験、それに多少の時代背景に対する知識が必要だろうから、ゲス扱いする読者も出るさ
そういう読者は10年くらいたってから読み直せばまた違った感想をもつかもしれん

ただしエレノアに関しては、彼女自身が「恋に恋する」状態でぐいぐい行ったことにも責任の一端があって、それはエレノア自身も認めてる
まああの年頃の少女ならしょうがないところだし、流石に可哀そうだと作者も思ったのか、あとで都合良すぎるくらいの救済策取ってるけど

>>17
ウィリアムは当時の感覚で見ても現代の感覚で見てもぶっちゃけただの迷惑ボンボンだからな
父親や兄弟にドン引きされるのも当然としか言えん
母親が理解者っぽく振舞ってるけど、あの人も結局家の財力がないと生きていけない立場なんで無責任

ジョーンズ家にとって子爵家と親戚になる機会はもう二度とないかもしれない千載一遇のチャンスで
おまけに婚約者のエレノアは若くて容姿も性格もかなり良い
面倒くさい子爵も老い先長くないんだから、適当に機嫌取ってればお家安泰＆夫婦生活の満足も確定ルート
なのにあの状況で「婚約破棄→よりによってメイド(年増)と結婚」とかフィクションにしても頭おかしいレベル

>>17
つづき

次期当主がこんな無礼を働いたらもうジョーンズ家は社交界に二度と顔出せんし、商売上の繋がりもかなり切れるよ普通は
また現代イギリスにおいても結局家柄は重視されているんで将来は確実に救えない未来

そもそも若くて金髪で美人で貴族令嬢なエレノアより黒髪で年増でメイドのエマを選ぶ男ってのが
どうも女作者目線の願望的な感じで、個人的に最もリアリティに欠けると思う部分かな

イラストは精緻で綺麗なんで好きだが、上記のような感じでストーリーに陳腐さを感じるね

>>17
つづき

あとエマの性格が死ぬほど良いという訳でもなく、
ぶっちゃけ坊ちゃんに思わせぶりな態度取るだけ取って何故か逃げる変な女だし、
この人物を追いかけるという展開もイマイチよく分からん部分と化している

思うに、金持ちイケメンに追いかけられたいという女読者向け要素の発露な気がするんだが
それがウィリアムの思考力と作劇上のリアリティが消えている原因になっていると感じた

>>6　>>7　>>20
個人的には原作にあるエマの誘拐騒ぎとアメリカ大陸でのシーンが無い分、キャンベル子爵の陰謀でジョーンズ家の家業が手掛ける鉄道建設事業の資金繰りが難しくなり、家業が存亡の危機に立たされる部分はウィリアムの暴走した結果ああなってるし、いい改変だと思うけどね

>>17
実際エマ以外に関して全く配慮が見えないのが残念よな。これ巻き込まれた相手の心と立場傷つけたのは如何なものか。アニメ版だと子爵の陰謀で家業が大変な事になるし、番外編でのジョーンズ家のメイドさんや執事たちを路頭に迷わせる気だったのかと（この時代も使用人の立場は実際弱い）

>>22
微妙な立場だからこそ、結婚するまでに数年かかったのかもね

>>23
時代背景的にもそうだけど、この後のヨーロッパは激動の時代だからなあ……。あの大戦がおそらく十年後って事だし。息子さんたち時期的に間違いなく行くよな。ジェントリかつノブレスオブリージェなんだよなあ……。

>>25
だからこそ、ウィリアム自身が「階級がそれほど大事というなら、一生その上流階級として生き、誰もが認める上流階級の体現者になったら死ぬ時に全部捨てて死んでやる」と闇堕ちしそうになるんだしな。その事についてハキムも「悲しいな」と同情してる訳だし。ただ、そのために純粋無垢な相手を傷つける言動は賛否両論あるだろうけど

>>26　>>27
子爵家との親戚関係は確かに千載一遇のチャンスだろうね。おまけに婚約者も文句がない
欠点があるとすれば子爵が成り上り者に対する侮蔑感がある、ウィリアムとエレノアの婚約はあくまで経済的な有用性から認めたに過ぎない点だからジョーンズ家に対して一貫して見下してるんだよな。アニメ版（二期）の最終話では「恥知らず」と言ってるし

本当にあの後、家業は大丈夫だったんかね？。アニメ版だとウィリアムの親友に軍人家系の跡取りがいるし、意外とそういうツテがあったのか？

まあ、メイドのエマを選んだのは作者の推しだったから仕方がないけどさ（「美人で無口で眼鏡で照れ屋」という設定が作者の趣味だし）