エルピー・プルとは、アニメ「機動戦士ガンダムΖΖ」の登場人物である。
ΖΖにおけるヒロインの一人。ロリキャラ(10歳)で、天真爛漫で、入浴が大好き。ニュータイプとして抜群の資質を備え、MS操縦も上手い。誕生日は3月8日とされる。本人の弁によれば、「生まれも育ちもアクシズ」とのこと。
ネオ・ジオンの造り上げたクローン・ニュータイプ「プルシリーズ」の第一号としてアクシズに出生。彼女がオリジナルの人間か、あるいは既に誰かのクローンであったのかは諸説あり、判然としていない(小説版では強化人間と明記)。同じ姉妹としてプルツーを含め11人以上のクローンが存在していた。もっともΖΖ本編を見る限り、プル本人はこの事実を知らされていなかった物と思われる。
グレミー・トトの監視の下モビルスーツパイロットとして養成されていたが、養成の段階で強化措置を施されており、その幼さも手伝って情緒不安定な面を時折のぞかせている。身体能力そのものは普通の少女と変わらないレベルだが、ニュータイプとして非常に優秀な能力を有しており、パイロットとしてもハマーン・カーン専用とされていた高性能のNT対応MSキュベレイを使いこなせる。
アクシズに潜入したジュドーと出逢って以来彼になつき、妹の座をめぐってリィナと対立する。ジュドーとは一緒にチョコレートパフェを食べたりソフトクリームを食べたりして過ごすが、ジュドーがリィナを優先させたため嫉妬し、キュベレイMk-IIを持ち出して街中で暴れまわる。
地球降下作戦の際にはグレミー・トトによって意識調整を施され、ジュドーの前に立ちはだかるが、戦闘中に暗示が解けて彼の操るΖガンダムに救助され、降下に成功。以降はアーガマに捕虜扱いで乗り込み、大好きなジュドーと一緒に行動するようになる。時に自ら戦闘に参加し、ガンダムチームの戦力として活躍し、ニュータイプ能力で地球での経験がないジュドーたちを助けることもあった。一方、ダカール襲撃戦時にジュドーがリィナと再会した際には嫉妬の感情を爆発させ、彼女と揉み合いになった際には一瞬だが殺意さえ抱く。
ダブリンでガンダムチームが不在の隙を突かれてアーガマが量産型バウに襲撃されたされた際はガンダムMk-IIで単身出撃。カミーユ・ビダンの「声」によるサポートを受けたことにより孤軍奮闘するが、合わない機体で本来の力を十分に発揮できず、重傷を負う。ダブリンにコロニーが落ちた後、「嫌なものが来る」ことを感じて負傷した身を押して解体中のキュベレイMk-IIで再出撃を強行。ジュドーを助け、同じクローン体であるプルツーのサイコガンダムMk-IIと交戦。ジュドーのZZガンダムの盾となり、道連れにしようとニュータイプ能力を限界まで引き出して自爆し命を落とす。
死してなお思念体となってジュドーを見守り続けており、アクシズ崩壊時にジュドーがプルツーと対峙した際には彼と共にプルツーに語りかけ、彼女をグレミーの呪縛から解き放った。
プルツーがクールかつ好戦的な性格に対して、こちらは少女特有のお茶目さが目立つ。ジュドーの前でスッポンポンになったり、メガライダー内にまでお風呂を持ち込んだり・・・。
なお、本多知恵子氏死去後も生前の声の再利用(ライブラリ出演)という形で声優は変更されなかったが、2016年のGジェネジェネシスの出演から声優は本多陽子に変更になった。ただし一部の声はそのままライブラリから流用しているため、実質2名の声優が演じているという形になっている。
作中でも非常に人気の高いキャラクターであり、1987年には徳間書店のアニメージュ文庫より、プルの印象的なシーンを集めた小冊子『機動戦士ガンダムΖΖ エルピー計画』が発売されている。
監督である富野由悠季から本多知恵子氏は「オジサンが見て、かわいいという感じでやってくれ」とじきじきに言われたとのこと。恥を知れ、俗物!
プラモデル「元祖SDガンダム」シリーズでは、説明書にデフォルメされたプルが描かれており、組み立ての説明役を担当していた。
スーパーロボット大戦においては、「ZZ」参戦時のほとんどにおいてプレイアブルキャラクターとして参加。当初は一定条件を満たすことで自軍に編入される隠しキャラクターであったが、その後シリーズが進むにつれて隠し条件はどんどん緩くなり、ついには何もしなくとも最初から参入するようになった。原作と違ってプルツーは本当の双子の姉妹のように仲良くすることもあり、プルツーとの合体攻撃「ツイン・ファンネル」が用意されてる作品すらある。
掲示板
304 ななしのよっしん
2025/08/13(水) 01:42:17 ID: dzIoysckG/
ガンダムに限らず1980年代当時の自称リアル設定のSF物によくある話だけど
「クローンは現実の植物とかにもある技術だから、リアル設定のガンダムにも使って大丈夫だろう」とか安心(油断)して出したんだと思われる
が、出したのは現実技術じゃなく、それ以前のSFの夢技術のクローン準拠のいいかげんなものだった
人間を能力ごと短時間複製量産できる技術みたいな把握でクローンを出したことは後まで禍根を残してる
例えば「プルシリーズみたいなのが作れるなら後の組織がニュータイプを量産しないのはおかしい」とかいう主張とか
ZZの頃にはそういうガンダムというかシリアスアニメ全般の模索期の歪みが集中していて
ZZを非正史化しろだとかいう主張の存在もある意味理解できる(主張に同意はしないけど)
個人的には、遺伝的身体だけでなく能力や記憶もある程度メモリー化したり再現する技術をネオジオンが持っていて
シャアの再来計画やシャア・コンティニュー・オペレーションとかがその技術を持ち出してあとは廃棄
後者が秘匿
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
305 ななしのよっしん
2025/09/05(金) 01:03:02 ID: bc/4Mwg+LY
どの女も嫌だと言われる富野宇宙世紀作品では、希少な萌えキャラよな
306 ななしのよっしん
2025/09/29(月) 23:30:11 ID: CWN5qn/OWp
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最終更新:2025/12/10(水) 09:00
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