ニードフォースピードプロストリート

欲求は、スピード×スリルへ。

ダメージのないレースゲームに、スリルは生まれない。

ニードフォースピードプロストリート(Need for Speed:ProStreet,NFSPS)とは、EA Black Boxが開発し、エレクトロニック・アーツが販売するレースゲームである。

米国では2007年11月14日に発売。日本では2008年1月31日発売。(なぜかXbox360版のみ発売が3月19日に延期された)

対応OSはPC,PS2,PS3,PSP,Wii,DS,Xbox360,

概要

ストリートレースを主題としていた前作とは異なり、れっきとしたサーキット等での公式大会のバトルを題材としている。そのため、アザーカーの出る作品では原則NOを貫くホンダ及びアキュラからマシンが提供されている。

使用されるサーキットは、ウィロースプリングス、インフィニオン・レースウェイ等の実在するサーキットから、ネバダやアウトバーンのハイウェイまで幅広いロケーションで遊べる。また本作から日本のコースが収録されており、東京の首都高を主軸とした東京ドックヤードと東京エクスプレスウェイ(DLCのみ)、エビスサーキット、オートポリスの計3コースを走ることができる。

また、ボディキットやリアウイング等には全てAutosclupt機能が実装されており、同じパーツでも、全く別の形状にする事が可能になっており、この形状のわずかな違いも走りに影響するようになっている他、風洞テストで変化が確認ができる(容量の関係でPSP,PS2,DSでは使えない)等かなり手の込んだ作りになっている。

さらに、ダメージシステムが追加され、前作等では壁や路肩の障害物に激突しても、見た目が壊れるだけで走りには何ら影響はなかったが、今作ではダメージが大きくなると走行性能にも影響を及ぼすようになった。さらに、ダメージが限界に達するか、道のわずかな凹み等で吹っ飛んでひっくり返ったりするとマシンが全損してしまい、修理するまでマシンを使えなくなる。また、場合によってはボンネットやウイングが剥がれたりすることも。掟破りの地元走りもいいが、パガーニ・ゾンダやランボルギーニみたいなハイパフォーマンスマシンだと修理代も馬鹿にならないのでほどほどに。

マシン性能については、バーの長さで表示といった比較的アバウトな感じだったものが、馬力やトルク等が細かい数値で表示されるようにもなっている。また、仕様なのかは不明だが、どう見ても420km/h以上出せる性能のマシンやチューニングも出てくるが、どういじっても403km/h以上は出ない。

主な登場人物

本作は主人公とリョウのみ姿を見せ、他の4人のキングは姿や声は一切出ない。

• ライアン・クーパー  - 本作の主人公。深夜のストリートバトルから今回の大会に参加。愛車は日産・240SX(S13)。どうやら警察に追われているとかなんとか。
• リョウ・ワタナベ - レース界において様々な記録を打ち立て、一躍時の人となっている日本人レーサー。「ショウダウンキング」の称号を持つ。愛車は三菱・ランサーエボリューションX。自身がメンバーを選抜したレーシングチーム「Apex Glide」を率いる。
• レイ・クリーガー - 「グリップキング」の称号を持つグリップレース専門のレーサー。愛車はBMW・M3(E92)。チーム「Grip Runners」を率いる。
• ネイト・デンバー - 「スピードキング」の称号を持つスピードレース専門のレーサー。愛車は1965年製ポンティアック・GTO。チーム「Boxcut」を率いる。
• キャロル・モンロー - 「ドラッグキング」の称号を持つドラッグレース専門のレーサー。愛車は2005年製フォード・マスタング。チーム「After Mix」を率いる。称号でややこしいかもしれないが女性である。
• アキ・キムラ - 「ドリフトキング」の称号を持つドリフト専門の日本人レーサー。愛車はマツダ・RX-7(FD)。チーム「Touge Union」を率いる。後にNeed for Speed:Paybackにてドリフト集団「Noise Bomb」を率いるリーダーとしてまさかの復活。ちなみにそっちでは日産・シルビア(S15)に乗っている。

レース

グリップ

• グリップ:いわゆる周回レース。最も早く周回した奴の勝ちだ。
• グリップクラス:PSP,PS2,DS以外のバージョンに実装。複数台のマシンを馬力等の性能から2グループに分け、各グループ内でのトップを争う。
• セクターシュートアウト:コースを4分割し、区間内のタイムに応じてポイントが与えられる。ポイントは区間最高記録を1ポイントでも更新しないと加算されないため、序盤で飛ばしすぎると痛い目に合う。
• タイムアタック:コースを何周か周回し、最も速いタイムを叩き出した奴が勝利だ。

ドラッグ

この種目ではレース前にタイヤをバーンアウトさせる時間が与えられ、グリップを上げるほどパーフェクトシフトの範囲が広がる。また、スタートでは自分でN(ニュートラル)から1速に上げないといけない上、早く上げすぎるとフライングになってしまう。

基本的にアメ車万歳の種目だが、なぜかトヨタ・スープラが種目では異常なまでの高性能を発揮する(トップシークレットによるドラッグ仕様が実在するからか?)。

• ドラッグ:1/4または1/8マイルの直線コースを駆け抜ける。馬力も大事だがシフトタイミングはもっと大事。
• ウィリーコンペ:マシンがスタート地点からウィリーした距離を競う。基本的には高パワーのFRでなければ高い記録は出しにくいが、なぜかワタナベはAWDであるはずのランエボで挑戦する。

スピード

サーキットではなく、公道を使ったレースのため、道が非常に不安定で、ライン取りに気をつけないと事故りまくる事も。

• スピードチャレンジ:一本道の長距離コースを誰が一番早く完走できるかを競う。
• トップスピードラン:コース上に複数のチェックポイントがおかれ、それを通過した時の速度の合計で競う。過去作と異なり、1位でゴールできなかったらゴールするまでポイントが引かれていくという事はない。

ドリフト

この競技に関しては、FF、AWDのマシンは参加する事ができない。そのため、各自で後輪駆動のマシンを用意しておく必要がある。しかし、ワタナベはランエボで参加。どういうことなの・・・

• ドリフト:コース上をドリフトしながらゴールまで目指す。スピードが速く、角度が深いほどポイントが多く加算されていく。高速でドリフト、ニトロを使いながらドリフト、長時間ドリフト、コースアウトや障害物に激突せずにドリフト継続でボーナスポイントが入る。

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関連項目

• ニードフォースピード / NFS