モノクロバディとは (モノクロバディとは) [単語記事]

モノクロバディとは、MikuMikuDance モデルを使用した、MMDドラマシリーズである。作者はシエテ氏。
同氏が投稿していた艦これMMDドラマ『夕張日和』とはパラレルワールド的な関係にある。
同氏の刀剣乱舞MMD寸劇『ザ・刀剣 DASH』とは同じ世界である節がある。
（両作にてそれぞれの登場人物がニアミスしている等）

概要

西暦2X29年になんか多数の異世界とゲートで繋がっちゃった世界。
人々は異世界人"来訪者"と協調したり衝突したりをしながら、その過程で科学技術を発展させていた。
しかし、発展した科学技術が悪用されることもあり、それらを取り締まるための組織作りも進んでいき、
それらを取り締まる組織として『ハンター』といわれる者達が安定した働きを見せだした現在2X52年…
とある地方都市空色町で日々を過ごす2人の男とその仲間達がいた。

夕張日和にて提督として登場した日乃本加那志、与那嶺冬夜の2人を主役とした日常系 MMDドラマ。
多数の異世界と繋がり、異世界交流の盛んになった世界で二人に加え加那志の賃貸住宅の大家代理の星緋、
冬夜の幼馴染の雲雀なども交えての日常が描かれる。
元々はMMDドラマフェスティバル Ⅳに向けてのスピンオフものだったが
作ったら楽しかったからとのことでシリーズ化する運びとなった。

2019年 4月27日に最終話が投稿されモノクロバディとしては完結を迎えた。

艦これMMDドラマ『夕張日和』との差異

最大の違いは"深海棲艦の侵攻がなかった"ということ。
この結果、科学中心に発展しロボット等も一般的となった社会となっており、
深海棲艦に対抗するため科学と霊的オカルトが融合し発展ということが起こらず、
対抗するための戦力として『艦娘の前進となる強化人間が開発される』、『少女達を改造し艦娘が作られる』
等といった事も発生していない。夕張日和の方で艦娘と呼ばれることになった少女達自体は
作中には登場するものの普通の女の子として登場している。
ただし彼女達の人間関係については夕張日和と近しい関係になっている場合が多い。
また、深海棲艦の侵攻による犠牲が発生していないためか、
向こうでは故人となっていた人物が存命だったり、向こうと異なり狂気や悩みを抱えていない人物が登場することも…

主な登場人物

日乃本加那志（ひのもと　かなし）
主人公その1。黒い方。基本的にノリで行動するため、趣味に金をつぎ込み過ぎ日々の飯にも苦労することも多い。
夕張日和の時よりはっちゃける場合が多いが1話の説明文によるとこちらの本編はパラレルワールドでも
夕張日和の時間軸より8年前に当たるとのことであり、まだ若い分落ち着いていないとのこと。
与那嶺冬夜（よなみねとうや）
主人公その2。白い方。加那志と比べ常識的でツッコミ役に回ることが多い。
近所に幼馴染とか仲のいい女子高生とかがいる。お前ギャルゲーの主人公かよッ!!
那賀野星緋（ながのせいひ）
加那志の事務所兼住居のオーナー代理。金欠の加那志に仕事を持ってきたりと世話を焼いてあげている。
常識的ないい娘だが、妙なところで世事や常識に疎かったりすることも…
正体は夕張日和の方なら軽巡棲鬼と呼ばれていたであろう"来訪者"。
藤叢雲雀（ふじむらひばり）
冬夜の幼馴染。冬夜の近所に越してきた。冬夜のことは結構意識している様子。
夕張日和外伝『Ocean Life』にてその存在が仄めかされていた幼馴染とは別の幼馴染であると思われる。
作中で発生したとある事件での出来事など艦娘叢雲とは
名前が藤"叢雲"雀である点やモデルがベースになっている以外にも関係がありそうだが…
時雨、夕立
冬夜のご近所の女子高生。よく冬夜の家に遊びに来る。
明石
2人が武器のことで世話になっている篠原工房のバイトさん。
篠原南
2人が武器等のことで世話になっている篠原工房工房長。
ロマンを解した人物でロマンに任せてサービスしてくれたりと、採算よりロマンに生きているところはあるが腕は確か。
那賀野家の皆さん
星緋の家族。以下ネタバレに付きスクロール

夕張日和の世界では深海棲艦と呼ばれる事となる"来訪者"『深海棲族』の皆さん。
- ヘイカー（陛下）
  深海棲族のトップ…なのだが力が弱まってしまったらしくいわゆるゆーれいヘイホー(一部作品では
  レイホーとも)な姿で過ごしている。この状態をなんとか解決しようとした際の対処を間違った結果が
  夕張日和における深海棲艦の襲来に繋がった事が仄めかされている…
  本名は別にあるようだが加那志達には発音が難しいのか聞こえるとやばいからかは不明だが
  聞き取れず、『ヘイカー』で通している。
- レキュー
  世界が違えば戦艦レ級といわれたであろう来訪者。こちらでもバトルと甘味をこよなく愛する戦糖狂。
- ヲキュー、クウ、ワンコ
  世界が違えばそれぞれ空母ヲ級、空母棲鬼、港湾棲姫といわれたであろう来訪者。
四条院ナツ
加那志の幼馴染。コスプレイヤー。星緋を沼（オタクの道）に墜とそうと企んでいる。
海本京
加那志がよく行くパン屋の息子。フロンティア第四学園ロボット研究部のOB。
加那志とは店の常連（？）程度の知り合いの関係だったが学園祭の際の一件により意気投合する。
…この見た目、学園の名前、ロボ研の機体の装備、パン屋の店名、
そして何より苗字を英語に置き換えると…
日乃本明日香
加那志の義妹。作家として活動している。ペンネームは『本田桜』。
職業作家以外としても活動しているようだが…
瑞鳳
 学園都市の学生。模型のモデラーとしてはホビー誌に載るほどでかなり有名。
多須磨邦充（たすまくにみつ）
大学で雲雀が所属する研究室の教授。ちょっと自分の頭脳にナルシストでハゲ疑惑もあるが
秀でた頭脳の持ち主。
多須磨昭一
雲雀の所属する研究室の助教授で邦充教授の息子。加那志とは大学の同期で親しい。
ニャーサン
多須磨研究室が雲雀が得たとあるものの解析に加え、とある人物からの技術協力も経て開発した
ペットロボ。感情性も含め高い性能を持ち好奇心旺盛。正式な名前は3人の協議の結果「ニャーサン＝ホワイト」と名付けられたが、加那志はもちろんのこと他の面々も結構好きに呼んでいる。
日乃本司
加那志の実兄。事故で体をサイボーグ化しており特に腕はロケットパンチまでできる。
弟だからと遠慮のない言動をするため加那志には表面上は厄介がられているものの仲が悪いわけではない。