レイズアネイティヴ(Raise a Native)とはアメリカの競走馬。
故障により早々に引退したが種牡馬として大成功を収め、かのMr. Prospectorを輩出した。
……けど何か影が薄い。ミスプロいなくても十分名種牡馬なんだけどなぁ。
父Native Dancer、母Raise You、母父Case Aceという血統。
父ネイティヴダンサーは22戦21勝を挙げた「グレイ・ゴースト」との異名を持つ全米のアイドルホース。母レイズユーは24戦5勝、ステークス競走3勝。母父ケースエースは9戦6勝を挙げイリノイダービーを勝利している。
そのレイズアネイティヴだが通算成績は4戦4勝。アグネスタキオンかフジキセキを思わせる成績。
故障により2歳時しか走っていないが、2戦目の一般競走をレコード勝ちすると、続く同コースのジュヴェナイルSを同タイムで走破。7月のグレートアメリカンSではアケダクト競馬場ダート5.5Fのレコードタイムを繰りだして優勝。
しかし次戦に向けた調教中に故障を発生し、2歳半ばで現役引退となった。
さっさと引退し、馬主の所有するフロリダ州の牧場で種牡馬入りすると、初年度のExclusive NativeがアーリントンクラシックSを勝利。これにより米国最大の馬産地であるケンタッキー州へ栄転と相成った。
翌年以降も活躍馬が沢山出る出る。
Majestic Princeが無敗で二冠達成、弟の*クラウンドプリンスが欧州2歳チャンピオンとなり、Alydarが三冠競走全て2着と活躍。Alydarは種牡馬として二冠馬Alysheba、*サンデーサイレンスのライバルEasy Goerを輩出している。Exclusive Nativeは前述のAlyderをひとしきり弄んだ三冠馬Affirmedや史上2頭目となる牝馬のケンタッキーダービー馬Genuine Riskを輩出。
しかし、最高の産駒はMr. Prospectorだろう。競走馬としては全然だった彼だが種牡馬入りすると
……まあ、世界を席巻しつつあるとだけ言っておこう。
日本では直仔に短距離戦で活躍したニフティニースがおり、Alydarの全兄*ホープフリーオンが中山ダ1800の守護神キヨヒダカを出している。
Mr. Prospectorがいるので直系はまず安泰だが、他の系統は90年代までは隆盛していたが現代ではかなり衰退が進んでいる。しかし全く無くなった訳ではなく、近年ではMajestic Princeを4代父に持つケンタッキーダービー馬Super SaverがBCスプリント馬Runhappyや2021年のエクリプス賞最優秀ダート古牝馬Letruskaなど複数のGI馬を送り出している。Super Saverは2020年からトルコに行ったので、今後主流に残れるかどうかは後継種牡馬のRunhappy次第。
1988年、27歳にて死去。この訃報に対し、米国の新聞ニューヨーク・タイムズ誌は以下の様に評した。
Native Dancer 1950 芦毛 |
Polynesian 1942 黒鹿毛 |
Unbreakable | Sickle |
Blue Glass | |||
Black Polly | Polymelian | ||
Black Queen | |||
Geisha 1943 芦毛 |
Discovery | Display | |
Ariadne | |||
Miyako | John P. Grier | ||
La Chica | |||
Raise You 1946 栗毛 FNo.8-f |
Case Ace 1934 鹿毛 |
Teddy | Ajax |
Rondeau | |||
Sweetheart | Ultimus | ||
Humanity | |||
Lady Glory 1934 黒鹿毛 |
American Flag | Man o'War | |
Lady Comfey | |||
Beloved | Whisk Broom | ||
Bill and Coo | |||
競走馬の4代血統表 |
クロス:Whisk Broom 5×4(9.38%)、Fair Play 5×5(6.25%)
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最終更新:2023/03/21(火) 08:00
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