レッドモンレーヴ(Red Mon Reve)とは、2019年生まれの日本の競走馬である。鹿毛の牡馬。
名伯楽・藤沢和雄の忘れ形見ともいえる一頭。
レッドモンレーヴ Red Mon Reve | |||||
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生年月日 | 2019年2月17日 | 性・毛色 | 牡・鹿毛 | ||
父 | ロードカナロア | 馬種 | サラブレッド | ||
母 | ラストグルーヴ | 馬主 | 東京ホースレーシング | ||
母父 | ディープインパクト | 調教師 | 藤沢和雄 (美浦)→蛯名正義(美浦) | ||
馬名意味 | 冠名+私の夢(フランス語) | 生産者 | ノーザンファーム(北海道安平町) | ||
主な勝鞍 | 2023年: | 京王杯スプリングカップ [GII] | |||
競走馬テンプレート |
母ラストグルーヴは女帝エアグルーヴの十番仔。セレクトセールにおいても3億7800万円で取引された期待馬だったが、体質の弱さ故に新馬戦勝ち以降出走が叶わず、また母が彼女のデビューから間もなく亡くなっていたこともあり、1戦1勝で引退・繁殖入りしている。
「レッド」「ルージュ」の東サラこと東京ホースレーシングにて15万円×400口、総額6000万円で募集され、名門・藤沢和雄厩舎からデビューするという、語るに及ばぬ良血の出自にたがわぬエリートコースを歩むことになるのだが……
そんなレッドモンレーヴの入厩したばかりの頃の姿がメディアに残っている。というのも彼が特別期待されていたから……という訳ではない。
定年引退による解散を間近に控えた藤沢厩舎には、NHKによる藤沢師とその最後の傑作であるグランアレグリアを中心に据えその引退までを追う密着ドキュメンタリー番組の取材が入っていた。オーナーサイドからの厚い信頼を受ける師の手腕を強調する意味で、レッドモンレーヴは何というか、実にうってつけの役にハマったのだ。
「定年まで残り僅かにも関わらず、藤沢に「馬を預かってほしい」と請う馬主は絶えない」
「宝の原石を磨いてほしい。藤沢の手腕を期待してのことだ」「調教を終えた2歳馬が戻ってきた。その中に手の付けられない暴れ馬がいた」
「レッドモンレーヴ。厩舎に来て5日目。騎手はまだ、跨ることすらできない……」
「馬房に入った後も、レッドモンレーヴのイライラは収まらない。
出走にはまだ、時間がかかりそうだ」
画面には大暴れするヤンチャな若駒の姿が映し出されていた……
そんな有様だった彼も2021年12月中京芝2000mでデビューに漕ぎ着け2着、次走同月の中山芝1800mで勝ち上がると、翌年初戦に2月の共同通信杯を選択。ジオグリフやダノンスコーピオン等後のGⅠ馬・重賞馬が顔を揃える中、ダノンベルーガの6着に敗れ、クラシック出走は断念。同月末の条件戦に出走し2勝目を挙げる。この勝利が、藤沢厩舎として最後の勝利となった。
「藤沢厩舎の馬が出走する最後の競馬、その第7レース。あの暴れ馬、レッドモンレーヴが走る。手綱を引く調教助手と歩調を合わせるまでに成長した」
「勝った。レッドモンレーヴが懸命に走り抜いた。一番手のかかる馬が、最後の勝利を齎してくれた。
そして、藤沢は34年間戦い続けた競馬場に別れを告げた」
手の付けられない暴れ馬は見事に成長を遂げ、ドキュメンタリーのもう一頭の主役として、藤沢師の引退の花道を見事に飾ったのだった。
その後、藤沢厩舎から引き継ぎ新規開業する蛯名正義厩舎に転厩し休養に入る。復帰戦は10月の2勝クラス、藤沢師の顕彰者選定を記念して銘打たれたレジェンドトレーナーカップ。蛯名師は「このレースを使うことが決まってからは何としても勝とうと」とレッドモンレーヴを仕上げ、半年ぶりの実戦も見事に勝利。プレゼンターとして駆け付けた藤沢師も大喜びで祝福。蛯名師も「いろいろな意味で巡り合わせというか、うまくいきすぎていますね」と語った。
1月の節分S(3勝クラス)を勝利しオープン入り。ダービー卿チャレンジトロフィーに挑戦、1番人気に推されるも出遅れが響き7着に敗れるが、ここまで勝ち上がった条件戦も含めて手綱を取ってきた川田将雅は「ポテンシャルは高い馬です。心と体が成長してくれれば」と期待を寄せていた。
次いで京王杯スプリングカップに出走。鞍上には横山和生を迎えた。出遅れ気味の後方待機からスローペースの直線勝負となり、大外から豪快に差し切って勝利。これが蛯名厩舎初の重賞勝利となり、「先生にこれだけの馬を預けてもらったので結果を出さないと、と思っていたので、ホッとしています」と蛯名師も安堵し、先述の暴れ馬ぶりを知る競馬ファンもまた「あのヤンチャが……」とJRAのCMばりに目を細めた。
ホントうまくいきすぎである。
優先出走権を得た安田記念に出走。GI馬10頭という豪華メンバーの中GⅠ初出走のレッドモンレーヴは10番人気。5分のスタートを切って道中はソングラインの後ろを追走。直線伸びきれず結果はソングラインと0.3秒差の6着と惜しくも掲示板入りは逃したものの、前走から引き続き騎乗した和生騎手は「GIでも内容のあるレースでした」と走りを評価した。
秋初戦は富士ステークス。他馬より+1kgの斤量を背負いながらもナミュールの2着に好走し、マイルチャンピオンシップに歩を進める。
ロードカナロア 2008 鹿毛 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector |
Miesque | |||
*マンファス | *ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
レディブラッサム 1996 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
*サラトガデュー | Cormorant | ||
Super Luna | |||
ラストグルーヴ 2010 鹿毛 FNo.8-f |
ディープインパクト 2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
*ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
エアグルーヴ 1993 鹿毛 |
*トニービン | *カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ダイナカール | *ノーザンテースト | ||
シャダイフェザー |
クロス:Northern Dancer 5×5(6.25%)
掲示板
1 ななしのよっしん
2024/05/11(土) 19:46:58 ID: 2bTdE07Smd
やっぱ東京だと走るな
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/09(土) 03:00
最終更新:2024/11/09(土) 02:00
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