ロイヤルパラディンとは、TCG「カードファイト!! ヴァンガード」のクラン(組織)の1つである。
ユナイテッド・サンクチュアリの正規軍。
人間を中心に巨人、エルフなどの騎士や賢者、それらをサポートする犬や梟などの動物で構成される。
騎士団であるためか、「アーサー王伝説」をネーミング元としたカードが多く、関連クランのシャドウパラディンやゴールドパラディンにもその傾向が見られる。
特筆するべき能力は、デッキからユニットを直接リアガードにコールする「スペリオルコール」、そしてデッキから特定カードを手札に加える「サーチ」。
デッキから確定でカードを引っ張ってくることができるため、安定性は随一。
また、ユニットを並べることでパワーアップするカードが多く、安定した攻撃力を叩き出しやすい。その特性上、退却手段の多いクランに対しても展開コストが追いつけば再展開は容易である。
6期で追加されたキーワード能力は「勇敢(ブレイブ)」。手札が3枚以下でないと効果を発揮できないという非常に厳しい条件で発動できる能力である。
このクランを主軸に据えた漫画「カードファイト!! ヴァンガード外伝 光の剣士」が月刊ブシロードにて連載されていた。全2巻が刊行されており、付録カードは作者コシミズマコト氏の描き下ろし。また、コミックブースター「先導者と根絶者」にはこの漫画を元ネタとしたカードが多数収録された。
初期から存在する記念すべきクラン。アニメでは主人公「先導アイチ」を始めとして多数のキャラクターが使用。
退却効果を持つ《かげろう》に比べると若干影は薄いが、初期から安定性が高く、主役クランとして一定の人気を集めていた。
しかし、第5弾「双剣覚醒」において、《シャドウパラディン》との混色を前提としたカード《マジェスティ・ロードブラスター》が登場。当時としては破格の性能で、一気に浮上し環境トップを《かげろう》と争うことになる、のだが・・・。
あまりに環境で暴れすぎたためか、アニメにおけるロイヤルパラディンの使用者が全てデッキを力技で変更させられるという斜め上の事態に。
その影響で、2期の目玉となる能力「リミットブレイク」の追加は遅い上に非常に控えめとなり、エクストラブースターで辛うじて収録された程度の強化に留まる。
結局、主人公・先導アイチは3期になってもロイヤルパラディンに戻ってくることはなかった。
代わりに新名称「宝石騎士」を引っ提げて立凪コーリンがヒロイン格に浮上。その上DAIGOをイメージとした特別セットのデッキが登場。
ブースターでは「騎士王凱旋」「光輝迅雷」の2回収録されている。
3期の目玉「ブレイクライド」と「Я」名称ユニットの双方を手に入れ、2期に比べれば大幅に扱いは上昇した。
ストーリー上主役に据えられることになった櫂トシキの使用クランとして出番継続。ブースターパック「竜剣双闘」「煉獄焔舞」、ムービーパック「ネオンメサイア」とその全てに収録されている。
環境を破壊した新能力「双闘」のインフレにいち早く対応し、現在でも十二分に通用する《探索者 シングセイバー・ドラゴン》の登場により環境を脅かす存在となった。
《マジェスティ・ロードブラスター》のための特例として、ロイヤルパラディンはシャドウパラディンのカードを10枚まで入れることができたのだが、それを悪用して生まれた「シングアビス」デッキが大暴れ。結局ルール上の締め付けが強化されたことで現在は落ち着いている。
アニメの環境が一新されたが、主役チームの一人「綺場シオン」が使用することで、メインクランとしての立ち位置は未だ健在である。
新たなトライアルデッキの登場も勿論だが、「時空超越」、「風華天翔」、「討神魂撃」とこの期だけで3回収録され、さらにはコミックブースター「先導者と根絶者」にて漫画「光の剣士」の展開を取り入れたカードが登場。
《神聖竜 セイントブロー・ドラゴン》や《閃火の聖騎士 サムイル》といった強力なGユニットの追加により戦術がさらに広がり、強豪クランとして君臨している。
2015夏ごろには、「サンクチュアリガード」軸が環境最上位への台頭を見せ、ファイターズロード2015では優勝を勝ち取ることになった。この場合、《探索者 シングセイバー・ドラゴン》の入っていない構築も多い。
ブースターパックG6弾「刃華超克」にて収録。この弾でキーワード能力「勇敢(ブレイブ)」を持つカードが初収録。
その収録前の2016年1月22日より、あまりに出張要因として暴れすぎた《宝石騎士 そーどみー》に「宝石騎士に属さないグレード3が入っているデッキには投入できない」という特殊な制限がかけられ、純宝石騎士でのみ使用可能となる。
キャラブースター1弾「トライスリーNEXT」、トライアルデッキ「繚乱の騎士団」、レジェンドデッキ「The Blaster “Aichi Sendou”」、ブースターパック「鬼神降臨」にて収録。
先述の「勇敢」が特に強化され、ハイリスク・ハイリターンを背負いながら連続攻撃を繰り出す攻撃的なデッキに変貌した。また同時期から「ブラスター」関連の強化が著しい。
しかし環境的には「サンクチュアリガード」が幅をきかせているためか、《サンクチュアリガード・ドラゴン》自体に1枚制限がかかってしまい、同カテゴリの強化も途絶える。
登場自体は1期からの古株。中でも《騎士王 アルフレッド》はグレード3同士のリバイバル双闘に対応している。
山札からの確定コールと、ユニットの数に応じた自身のパンプアップが特徴。
コミックブースター「先導者と根絶者」に収録されているサポートカードは《騎士王 アルフレッド》のみを指定していることも。
また同パックでは、外伝「光の戦士」をモチーフにしたカードが収録されており、その漫画の展開を考慮してか、同時に「ブラスター」名称を内包しているカードも散見され、キャラブースター1弾「トライスリーNEXT」において新たなアルフレッドと共に名称として本格的に「光の戦士」を推してきている。
長所として、「アルフレッド」を出張させることでGユニット《転生竜 ホーリースクワイヤ・ドラゴン》を採用可能。呪縛カードを解呪することができる上にパンプアップ効果まで備える為、リンクジョーカーに対するメタとして極めて有用。後述の「探索者」にも「アルフレッド」に属するユニットが存在するため、出張はさせやすい。
アニメでは登場以降、先導アイチの1期における軸として活躍した。
ちなみに、「アルフレッド」はヴァンガードにおいて初めての名称である。
主にメディアミックスにおいて先導アイチが使用するが、漫画では櫂トシキも使用機会がある。
条件を満たせば常時パワー12000のクリティカル+1となる《マジェスティ・ロードブラスター》が初期の中心。「マジェスティ」軸を組むならば特化は必須。
現在はそれ以外にも「ブラスター」ユニットは多く、それを繋ぐ《ういんがる・ぶれいぶ》の存在により、少量ブラスター要素を入れても十分機能するようになっている。
条件の関係でシャドウパラディンの《ブラスター・ダーク》をロイヤルパラディンに入れられる。
《ブラスター・ブレード》にスペリオルライドできるファーストヴァンガード《ばーくがる》が初期に存在したが、あまりに環境で暴れたためか1期の時点から「ファーストヴァンガード禁止」を指定され、未だに解除されていない。
また、トリガーユニット《フローラルパラディン ふろうがる》を用いて《ブラスター・ブレード》を何度もアタックさせる出張ギミックが存在し、現在はその要素を取り扱われることが多い。
それに加え新たな「ブラスター」グレード3である《ブラスター・ブレード・エクシード》が登場。これにより、超越軸「ブラスター」デッキが主流となりうる。
「ブラスター」「アルフレッド」ともにアイチデッキに計上されるためか、両者を同時にサポートするカードも多い。
第3弾「魔侯襲来」にのみ存在する特殊な「どらんがる型」連携ライド軸。アニメではチームフーファイター・ブリリアントスターズ(FFBS)の美好ヒロミが使用した。
グレード1へのライド失敗の可能性を下げてくれる他、山札の上から5枚に特定カードがあればノーマルライドの代わりにスペリオルライドできるため、複数回連携ライド効果に成功すればアドバンテージを稼ぐことができる。
流石にグレード3は現在は力不足の為入ることは稀であり、出張パーツとして使用することになる。先述の《ばーくがる》FV禁止の影響で、初期はよく組み込まれていた。
3期に登場した名称。アニメで立凪コーリンが使用した名称である。多数の宝石騎士を参照してパワーアップを基本とした効果を使用できる。
レギオンメイト《宝石騎士 そーどみー》の登場により、安定して宝石騎士を増やすことができるようになり、グレード2以下を宝石騎士で固めてグレード3を他のデッキのキーカードで固める戦術もある(所謂【宝石シング】【宝石レガリア(宝石サンク)】である)。むしろそれが基本として扱われる悲しい名称であったが、あまりに出張要因として扱われた為2016年1月22日より《宝石騎士 そーどみー》はグレード3が宝石騎士のみで構成されていないと採用できなくなり、出張要因としての宝石騎士は崩壊した。
ファイターズコレクション2015冬にてヴァンガード自体にも宝石騎士を要求する《全盛の宝石騎士爵 エヴァンジェリン》が登場。《宝石騎士 そーどみー》が純宝石騎士でのみ使用可能になったこともあり、リミットブレイクも双闘も備える宝石騎士自体の復権が期待される。
LBの制限を解除するユニットも宝石騎士所属。
《哀哭の宝石騎士 アシュレイ “Я”》は安定した除去と展開を両立できるため、宝石騎士のグレード3でも特に強力である。
3期に登場した名称。アニメなどでDAIGOが使用する切り札《サンクチュアリガード・ドラゴン》を基軸に少しずつ関連カードが増えている。通称「サンク」あるいは「レガリア」。後者は特に強力なサポート《神聖竜 サンクチュアリガード・レガリア》からとられている。
基本「サンクチュアリガード」を名指しすることは少ないため、先述の【宝石レガリア】など、他のロイヤルパラディンとの混成が基本となるが、ブースターパックG5弾「討神魂撃」にて「サンクチュアリガード」指定サポートがいくつか登場している。
他のデッキタイプと比べ、グレード1を展開する手段に長けており、自分のグレード1のリアガードの数に応じた強化効果が特徴。
特性上、グレード2以下のユニットは「サンクチュアリガード」に依存しておらず、先述の「宝石騎士」と固めることにより、序盤・中盤・終盤と常に強い盤面を築くことができる。特に序盤に強いのはグレード2止め戦術が有効な現環境では心強く、この特性が評価されてか、2015年夏環境で次々と成績を残して、遂にファイターズロード2015で頂点に立った。
その活躍から2016年1月22日より宝石騎士との混成の利点が失われてしまったが、先述の「ブラスター」ギミックや《救国の賢者 ベノン》と組み合わせることで速度の維持が達成されてしまう。それらの組み合わせを放置し《サンクチュアリガード・ドラゴン》が投入1枚制限を受けてしまうが、《サンクチュアリガード・アーク》の追加によりデッキのグレード3を「サンクチュアリガード」で固められる状態はなおも続いており、速攻ギミックにも何一つ手が入らなかったため、制限の意味が薄い。
3期に登場した名称。メディアミックスでの使用者はいない。
連携ライドに失敗してもある程度カバーが可能な「アルテミス」系列の連携ライドを名称内に有する。
後列に置ける「光の聖域」が非常に少ないのが難点だが、「光の聖域」全体のパワーアップができ、安定してそこそこのパワーを出すことができる。
4期に登場した名称。アニメで櫂トシキが、劇場版で先導アイチがそれぞれ使用。
当時の全ロイヤルパラディンに切り札として出張しうる、以降の環境でもいまだに脅威となる《探索者 シングセイバー・ドラゴン》を代表格とし、優秀な双闘カードを多く抱える。
4期の目玉能力「双闘」を中心とした能力となっているが、名称指定が緩く、「ブラスター」をはじめとした様々な要素との共存が可能。それ以外に目立った特色は少な目で、基本に忠実なデッキである。
同時に「アルフレッド」に属する《光源の探索者 アルフレッド・エクシヴ》も存在。これをヴァンガードにすることで先述の「アルフレッド」指定カードを使用でき、呪縛に対抗することができる。
5期に登場した名称「アルトマイル」が基本だが、同時期以降に登場したGユニットとその関連能力を持つカード達を纏めて呼称することが多い。
ブースターパックG5弾「討神魂撃」以降、本格的なサポートが増加しているが、参照する名称の関係上グレード3以外の構築が自由である。Gユニット《飛天の聖騎士 アルトマイル》の登場により、ヴァンガードが「アルトマイル」でなくとも超越によりアルトマイル名称を有効化させることも可能になった。
他のデッキタイプに比べ、グレード2のカードのスペリオルコール手段に特化しており、それが前提のサポートカードも存在。
また、「手札からスペリオルコールした上でパワーアップ」する能力があり、ターン開始時の盤面が少ない状態でも無駄なくパワーを上げることができる。
「カードファイト!! ヴァンガードG」のメディアミックスで綺場シオンが使用するタイプである。
キーワード能力。汎用的に使えるカードが多いが、少数「アルトマイル」専用カードも存在する。
手札が3枚以下で効果を発揮するカード群だが、手札が少ない状態のため返しのターンを凌ぎきることが困難。
しかし数多の強化により、ある程度盤面で補強できるようになった上に、《神聖竜 ブレイブランサー・ドラゴン》を初めとしたカード達によっての防御を棄てた連続上書きコールによる連続攻撃で、リスクを負いつつも凄まじい連続攻撃を繰り出せるようになった。
掲示板
4 ななしのよっしん
2015/08/20(木) 15:33:07 ID: xzr8v08fdZ
レガリアは元々持ってた人たちは簡単に組めたけど性質上再版も不可能なせいでアホみたいな勢いで高騰したな・・・
強いけど本当に認知されるまで遅かった・・・
なにせ「シングで止めをさす前の削りをやろう→あれ、これそれだけでけずりきれるんじゃね?→ならサンクチュアリとついてるだけで強いわ」
・・・ギャランティは10kの鑑だね。
5 ななしのよっしん
2016/10/26(水) 01:49:17 ID: iMeytnOUCO
勇敢軸組んでみたけど動きが明らかに普通のロイパラと違ってて笑う
高パワーの連パンが楽しいけどハンド維持難しい
6 ななしのよっしん
2018/02/28(水) 16:54:00 ID: LhhvJ58TTX
竜神烈伝で登場したピクトスくんはシシルスと青天&神命以外のアルトマイルが一枚もないくせにシオンデッキ組んでた自分にはかなり有り難い。青天は勿論ピン差しの神命も持ってこれる確率がすげー上がって嬉しいぞい
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/02(月) 17:00
最終更新:2024/12/02(月) 16:00
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