ダークイレギュラーズとは、TCG・カードファイト!! ヴァンガードのクラン(組織)の1つである。
ダーク・ゾーンに属する異能の集団。
呪術や改造などによって異能の力を身に着けた魔族や人間で構成される。
なんといってもこのクランの特徴といえば、ヴァンガードの下に重ねて置かれる「ソウル」の増強である。
普段はコストとして消費されるソウルだが、ダークイレギュラーズの戦略はこのソウルをひたすら溜めることにある。
一定以上ソウルが溜まれば、爆発的な攻撃力を得たり、強力な退却効果を得たり、効果のコストを払い戻せたり。
ただし山札をソウルにするということは、トリガーをはじめとした重要なカードをソウルに落としてしまう可能性も高く、また山札が0になった時点で即座にそのプレイヤーは敗北するため、必然的に短期決戦を狙う必要がある一方、どうしてもソウルを溜める作業で初動が遅れるのが難点。安定性を著しく欠くため基本的に浪漫クランだったが、現在はその域に収まらない強力なカードも多い。
アニメ・漫画ともに常に新城テツが使用し続けたクランである。それ以外では、那嘉神エルが単発キャラでありながら凄まじく濃厚な空気を作り出していたのが特徴的。
また、ヴァンガードG3期「ストライドゲート編」では新たなメインキャラクターである江西サトルが使用。
ブースターパック3弾「魔侯襲来」にて単独構築が可能になる。
メガブラストの中でも屈指の性能を持つ《シュティル・ヴァンピーア》や爆発的な火力のブーストを可能にする《ドリーン・ザ・スラスター》など、現在でも通用する性能を持つカードがこの時点で出現している。
ブースター第7弾「獣王爆進」にて登場。
この時の特徴として、ソウルに特定のカードがあることを条件とした効果が存在する。
そのためか特定のカードをソウルに送るユニットが存在。代表格は《ブレイドウイング・レジー》である。
ブースター第12弾「黒輪縛鎖」にて登場。
名称化の流れに漏れず、1期の時点で既に登場していた「アモン」が名称化。呪縛以外のコストなしに高火力を発揮できる《魔神侯爵 アモン“Я”》が目立つ。
一般収録なし。雑誌付録で双闘セット「異能者(サイキッカー)」と「アモン」のリバイバル双闘が収録された程度。
一般収録されたクランが爆発的にインフレしてしまったため、その波に押し流されてしまう・・・。
ブースターパックG3弾「覇道竜星」にて登場。この弾で見違えるほどにダークイレギュラーズに手が加わる。
非常に強力な決定打を与えることができるGユニット《忌まわしき者 ジル・ド・レイ》を筆頭とし、アモンには強力なファーストヴァンガード《アモンの眷属 バーメイド・グレイス》が登場、異能者にはレギオンメイトを既存のG3と共通する《風塵の異能者 リギル》が登場と、凄まじい勢いで強化されていった。
限定パック「ファイターズコレクション2015winter」にて「ブレイドウイング」が名称化を果たす。
本格収録はブースターパックG7弾「勇輝剣爛」より。第8弾「超極審判」にも収録され、久々の連続収録と相成った。
強力なGガーディアンの収録を始めとして、多くの軸で通用する汎用カードが多く収録され、《ドリーン・ザ・スラスター》も再録された。また、ソウルにカードが追加されることを条件としたキーワード能力「深闇(ダークネス)」が初登場。「深闇」が条件の代わりに、アタック宣言時にソウルチャージが確定する《魔狂の仮面 エリクリエス》が初回から終盤まで使える良好な性能であり、初回超越の強みを得た。
第8弾では「シャルハロート」の超越共鳴ユニット《罪深き者 シャルハロート》が登場。全体退却スキルを得た。
ブースターパックG11弾「鬼神降臨」に収録。それ以前に限定パックが配布され、デッキパワーが底上げされた。
「ブレイドウイング」軸を基準に速度と殺傷力を高めた速攻ギミック【デマゴアサシン】が登場し、攻撃性能は不安定ながら地雷デッキとして注目株となる。限定パック「ファイターズコレクション2017」ではそれを後押しする《絶対零度の柩 ラトランド・ビトレイ》が収録される。
この「鬼神降臨」での強化が決定打となり、決勝トーナメントでは時間制限がなくなるルールに後押しされ、ファイターズロード2017の決勝トーナメントを勝ち残り、見事に優勝を果たした。
その一方で「ブレイドウイング」軸とそれ以外の差が大きく開いているため、他の軸の強化を求められている。
基本的に《五大元素の支配者》、《エコー・オブ・ネメシス》らを切り札の代表格にすることになる。
大量にソウルを抱えて初めて機能するヴァンガードや、ソウル枚数を参照してパワーアップするヴァンガードが多く、基本的にはグレード3にライドしただけではソウルを溜めることしかできないユニットが多いのが難点。
ただし、決まった時の爆発力は言うまでもない。
名称を特に縛らない場合グレード1である《ドリーン・ザ・スラスター》のブーストが異常な値になるのは覚えておきたい。既に展開している前提ならば、ブレイクライドユニット《仮面の王 ダンタリアン》の効果でリアガードの火力をさらに押し上げることが可能。
一部カードが所持しているキーワード能力。先にソウルにカードを送らなければならないが、その分強力な査定を持つ。「勇輝剣爛」の時点では非名称能力の為、構築を大きく縛るようなデッキでは採用しづらいが、幸い一番多くの名称カードを要求する「アモン」でもそこそこ組みこむ自由度がある。
ソウルをコストとして大量に消費するメガブラストや、効果発動に類似した条件を持つ《ノーライフキング デスアンカー》を中心に置いたデッキ。
カウンターコストを積極的に使えない為、上手く効果を使えない状態での立ち回りに気を付ける必要があるが、現在でもその強力な効果は通用しうる。
コストの払い戻しがあるジェネレーションブレイク要求カードや、Gユニット《愛の嵐 キスキル・リラ》などでうまく状況を整えたい。ソウル自体は容易に準備できる。
1期に登場した悪魔「アモン」を中心としたデッキ。基本的にはグレード3《魔界侯爵 アモン》の関連カードが多く、アモン以外の名称「アモン」は無数の眷属たちを指す。
ファーストヴァンガード《アモンの眷属 バーメイド・グレイス》が強力であり、序盤から低コストでソウルチャージしつつ高パワーを叩き出してくる。それ以外にもソウルチャージ手段に恵まれている。
“Я”ユニット《魔神侯爵 アモン“Я”》や、レギオンメイトに《魔界侯爵 アモン》を指定するリバイバルG3双闘《アモンの主謀者 アスタロト》、アモン参照のGユニット《アモンの鉤爪 マルコキアス》など割と選択肢は豊富。
4期に登場した遺跡盗掘者「異能者」三人組を中心としたデッキ。この異能者たちは後にギアクロニクルが惑星クレイに現れるきっかけとなる。
名称の縛りがないため構築の自由度が非常に高いのがポイント。
レギオンメイトであり、グレード2である代わりに双闘を要求する《ドリーン・ザ・スラスター》の類似効果カード《砂塵の異能者 イザヤ》を二種類のレギオンリーダーが共用しており、イザヤが早々にソウルに溜まり過ぎてしまうと双闘に支障が出てしまうが、4枚積めば流石に余程運が悪くない限り起こりえない。
そこまで押しの強い効果を持っているわけではないが、レギオンリーダーはともに双闘せずとも使えるソウルチャージ手段を持っており、《灰塵の異能者 ハダル》はそのソウルチャージ効果のコストすら緩いため、双闘の弱点であるグレード2止めが弱点になりにくい。
超越時にソウルチャージと退却効果を加える《シャルハロート・ヴァンピーア》を中心としたデッキ。現状シャルハロートの名指しのサポートは僅かであり、必然的にGユニットとジェネレーションブレイクを中心とすることになる。
元々高性能であるダークイレギュラーズのGユニットが活きやすく、《忌まわしき者 ジル・ド・レイ》の圧倒的なフィニッシュ性能を武器に戦うことになる。
シャルハロート自身もソウル10・GB2を完遂すればパワー21000・クリティカル+1を単体かつノーコストで実現できるため、いざというときは無理に超越せず殴ることも考えたい。
元々《ブレイドウイング・レジー》が登場していたが、後に2種目のグレード3《ブレイドウイング・サリヴァン》と専用Gユニット《殲滅の翼 ブレイドウイング・ティボールド》の登場により名称化した。
ソウル15枚という途方もない数値が目標であり、そこまでソウルを溜めこんでしまうと普通ならデッキアウトの危険性が高いが、《殲滅の翼 ブレイドウイング・ティボールド》の効果で補うことができる。その方向性上、デッキ枚数の変化が激しいが、ダークイレギュラーズの中でも異端となる、長期戦が可能なデッキ。
基本的に名称を意識する場合、ソウル枚数が15枚で全てのガーディアンのガード値を引き上げる《ブレイドウイング・サリヴァン》の圧倒的な防御力と、超越を絡めた積極的な攻撃を武器に戦うのが基本となる。
古くからのファンが多い《ブレイドウイング・レジー》は名称化当時は噛みあいがなかったものの、サポートカード登場により使い勝手が向上。特に関連ユニット《再来の翼 ブレイドウイング・レジー》によりそれまでのリソースを投げ捨てた強烈な連撃を行うことができるようになり、価値が上昇した。
元々耐久力が高く、試合時間が長引きやすい「ブレイドウイング」だが、GB8《絶対零度の柩 ラトランド・ビトレイ》を現実的に使用できるほぼ唯一のデッキであり、こう着状態の打破が容易になる。
ただし、通常の試合は25分で時間切れ・両者敗北となってしまうため、確実に長引くこのクランはどうしても両者敗北の確率が高くなるリスクを持っていた。
登場中のメインフェイズのソウルチャージの枚数だけ永続的に前列のパワーを上げるGユニット《大魔神 ソウルレス・デマゴーグ》と、アタックステップ開始時=ユニットの攻撃前タイミングに条件を満たすとスペリオルコールされた上でソウル枚数分強化されるグレード0《エニグマティック・アサシン》を組み合わせたコンボデッキ。
都合上「ブレイドウイング」の亜種として用いられる。
元々このデッキのパーツにはダークイレギュラーズ内の汎用カードが多く、このデッキ専用パーツ自体が少ないため、コンボに失敗しても《エニグマティック・アサシン》を組み込んだ「ブレイドウイング」と運用を切り替えることが可能であり、耐久力の高いデッキとして問題なく戦える。このタイプが現れたのも、ダークイレギュラーズ全体の潤滑油となる《ヴェアティーゲル・イェーガー》が現れたのが最大の要因である。
成功した場合、初回超越の段階から、《大魔神 ソウルレス・デマゴーグ》の永続効果と自身の効果でパワーアップ積み重なった《エニグマティック・アサシン》が次々とソウルから現れ、高火力の連続攻撃で相手のライフを高速で刈り取っていく。
ソウルから次々上書きスペリオルコールされるため、相手ターン中の除去がほぼ意味を成さないのが攻撃面における最大の長所。
ただし、連続攻撃の回数はソウルの《エニグマティック・アサシン》の枚数に依存し、積極的なリアガード除去や《エニグマティック・アサシン》《ヴェアティーゲル・イェーガー》がダメージに落ちるなどで上手い具合にソウルチャージができなくなってしまうとコンボが崩壊しやすい。
コンボが難しく状況に左右されやすいものの、決まってしまえば初回超越の時点で圧倒的なパワーを以て相手を速攻で倒すことが可能となり、失敗した場合もリカバリが容易である。
総じて「超耐久デッキに、低確率かつ高難度ながら速攻圧殺のコンボが加わった」ような認識で構わない。
2017年5月からは、コンボが失敗して膠着状態に陥った後も、《大魔神 ソウルレス・デマゴーグ》の代わりに、ソウル13枚でパワー13000とクリティカル1上昇をリアガードに追加する《絶対零度の柩 ラトランド・ビトレイ》を用いて《エニグマティック・アサシン》を強化することが可能になっている。
全国大会決勝トーナメントでは、試合数が限られているためか時間制限がないため、それらのギミックを盛り込んだ【デマゴアサシン】デッキが2017年の全国大会を制した。
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最終更新:2024/12/02(月) 16:00
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