「私の名は、ヴィクトル・レズノフ!これが、私の復讐だ!」
ヴィクトル・レズノフ(Viktor Reznov)とは、『CoD:WAW』に始まる、一連のtreyarch開発のCall of Dutyシリーズの登場人物である。
海外版のCVはゲイリー・オールドマン。日本版のCVは大塚芳忠。
1913年4月20日生まれのロシア人。サンクトペテルブルグの出身。
ソ連赤軍に入隊し、第二次世界大戦に参戦すると、ディミトリ・ペトリェンコらと共に多大な活躍を遂げ、「狼」「ベルリンの英雄」などの綽名で呼ばれた。
愛国心にあふれた、たくましく冷徹なソ連軍人であり、敵に対してはどこまでも冷徹で執念深い。しかし、戦友への友情には非常に厚い、義理堅い男でもある。
シリーズ初登場。
スターリングラードでの突撃戦で自分の隊がほぼ全滅する中で奇跡的に生き残り、同じ生存者である『WAW』ソ連軍編主人公のディミトリ・ペトリェンコと出会う。それから彼と共に戦場を渡り歩き、友情を育み、唯一無二の戦友となっていった。
クライマックスでは、ディミトリと共にベルリン攻防戦に参戦。
激戦を生き抜き、とうとうライヒスタークの屋上に赤旗を打ち立てた。
吐くセリフの過激さに定評がある。降伏する敵兵を容赦なく射殺する(そしてその方法を使用することを仲間に呼びかける)など、行動も同様に冷徹で過激。
『WAW』の日本版発禁の一因はおそらく彼にあると思われる。
ソ連・ヴォルクータ強制収容所に収監されており、同じくここに収監された主人公、アレックス・メイソンと固い友情を結ぶ。
1963年に、彼と協力して暴動を巻き起こし脱獄。メイソンがアメリカへ生還するきっかけを作ったが、自身は「自由はお前のものだ、メイソン。私のものではない」との言葉を残して、追撃を振り切れないまま行方不明になる。
死んだかと思われていたが、1968年、南ベトナム・フエ市に降下したメイソン達の前に現れる。以後、そこかしこに現れてはメイソンを助ける。
実は脱獄には失敗しており、1963年の時点で死亡している。
その後登場するレズノフは、数字を用いた洗脳によってメイソンの頭に植えつけられた幻影であり、彼にしか見えないものであった。
1945年の終戦直後、レズノフはディミトリ達と共に、ドラゴヴィッチ将軍の指示によって、ナチス統治下で研究されていた化学兵器「ノヴァ6」が眠る潜水艦へと突入しこれを確保する、という任務に挑んだのだが、独占を目論んだドラゴヴィッチによって処分されていた。「ノヴァ6」の激烈な効果によりディミトリは苦悶の末死亡し、レズノフは戦友の最期を黙って見届けるしかできなかった。
生存したものの収容所に閉じ込められたレズノフは、メイソンを使ってドラゴヴィッチ達への復讐を目論んだ。
ドラゴヴィッチは、メイソンにある洗脳を施した上で合衆国へ送り込もうとしていたのだが、レズノフは同様の技術を用いて、「ドラゴヴィッチとその仲間を殺せ」と洗脳に横槍を入れていたのだ。
その指示は、メイソンのレズノフに対する想いが強すぎた為か、レズノフそのものの姿となって時々現れることになった。レズノフが助けてくれた場面も、全てメイソン一人の力で乗り越えていただけだった。
結果としてメイソンは、終盤では自分とレズノフを同一視して復讐に固執するまでに精神が錯乱し、ハドソンら仲間によって拘束された。洗脳を自覚した彼は苦悶したが、それを逆手にとって、ドラゴヴィッチの本拠地を探り当て、ドラゴヴィッチの野望を阻止し彼を殺害することに成功した。
作戦に成功した後、メイソンの脳裏には、「俺ができなかったことをお前は成し遂げたのだ」という、レズノフの賞賛と感謝の声が響いていた。これを最後に、レズノフの洗脳による影響はなりをひそめることになった。
しかし、あくまで裏設定だが、ゲーム中に表示されるある暗号を解読すると、レズノフは死亡ではなく行方不明扱いであり、死体が発見されていないため確認が取れない、と言う英文が浮かび上がっている。
1980年代、再び秘密作戦に身を投じるメイソンの前に登場する。
今作での出番はわずかであり、まして2025年の近未来パートには全く登場しない。
1986年、アフガニスタンでムジャーヒディーンの裏切りに遭い、ボコボコにされて砂漠に放置されたメイソンの眼前に再び登場。身動きがとれなくなっていた彼に水を与え、結果、彼らは生還した。
しかし、このときのことを回想したウッズは、これもメイソンの幻影であると考えている。
確かに、前作のレズノフの助太刀振りにも通じるやたらと都合の良い登場であったが、かといってメイソンやほかの誰かが自力で打開できるような状況ではなかったため、ファンの間でも解釈が分かれるところである。助けに来た誰かの姿がメイソンに見えただけ、という解釈も可能である。
そのほか、前作で死亡したと思われていたクラフチェンコが生存していたため、レズノフの洗脳がメイソンの中で再び鎌首をもたげる描写があった。ウッズも苦々しげに回想していたが、やはりレズノフの洗脳は完全には消え去っていないようである(ちなみにクラフチェンコはウッズによって殺害される)。
エンディング後のライブシーンでは、メイソンと一緒にノリノリで音楽を楽しんでいたが、ふとメイソンが気付くと姿を消している、という物悲しい演出がなされていた。
掲示板
39 ななしのよっしん
2022/11/16(水) 23:56:24 ID: xdexIMmqHQ
40 ななしのよっしん
2023/07/17(月) 12:15:30 ID: oO+P1THY1c
41 ななしのよっしん
2024/02/12(月) 18:06:14 ID: NqEZW1OKZP
生死はぼかされてるけど、もしヴォルクタで死んでないとすると初代BOの話全体にケチが付いてしまうと思うんだよな
もし生存してたとしたら、おまえメイソンが仇敵を討ってくれてる間コソコソ隠れてたんかいって話になってしまう
レズノフの性格からして、自力でやり遂げる機会を掴んだのにメイソンに全部任せるとは考えづらい
脱出できたけど怪我して動けなかったなんて温い言い訳は認められん
こいつなら首だけで動いてでも復讐を遂げようとするだろう
レズノフはそういう奴だ
それこそメイソンもそう思ったからこそ、行く先々にレズノフの幻を見てしまったはずなんだ
あのレズノフが死ぬはずがない、そして生きているなら復讐を諦めるはずかない、と
なのでどんなに魅力的なキャラでも、実は生きてましたとか絶対やっちゃいけないと思うんだわ
Tryarchが今のところレズノフ復活の誘惑に負けていないのは良い事だ
売れるから、ファンも喜ぶから、と続編で雑に生き返らされて台無しになったキャラクターがどれほどいること
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
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最終更新:2025/12/07(日) 02:00
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