太陽にほえろ!とは、1972年から1986年にかけて日本テレビ系列で放映された刑事ドラマである。
東京都新宿区の警視庁七曲署刑事課、捜査第一係の刑事たちの活躍を描く群像劇として人気を集め、放送終了以後も様々な後続作品に影響を与えた。
“ボス”藤堂俊介をはじめとする一係メンバーには必ずニックネームが付けられ、互いにその名で呼び合うというお約束があった。ベテラン組はボスを除いて『~さん』と呼ばれることが多いのだが、それ以外の新人や転属組は横文字のニックネームが付けられる事が多い。ドラマ後半になると自薦ニックネームも登場するのだが、大概の場合からかわれたり、由来とは違った意味のダメ出しを食らうことが多い。
捜査は足でやるものだ! と言わんばかりに、とにかく犯人を「走って」追跡するシーンが多かったことでも知られる。この伝統は、放映前からスタッフと衝突を繰り返し、参加を渋っていたマカロニ役の萩原健一を、総監督の竹林進が『君の走っている姿を撮りたい』の一言で見事口説き落とした事に端を発する。その後、萩原の後続である松田優作(ジーパン)、更に彼の後続である勝野洋(テキサス)にもこの伝統は受け継がれ、犯人を追って疾走する新人刑事という様式美が完成した。
なお、この「疾走組」の名前は全員が「じゅん」であり、その後の若手刑事にも「じゅん」の名は受け継がれる事となる。
壮絶な殉職シーンもドラマを形作る要素となった。劇中で殉職したのは、マカロニ、ジーパン、テキサス、ボン、殿下、スコッチ、ロッキー、ゴリさん、ボギー、ラガー、山さんの11人。ただし、マカロニは刺殺、殿下は交通事故、スコッチは病死であり、正確には殉職ではない。
殉職シーンを始めたのはマカロニ役の萩原健一の提案から始まったものであった[1]。マカロニの殉職シーンと松田優作が演じるジーパンの登場によってドラマ自体が更に人気となり、それ以降は新人刑事役のラストを飾るために殉職シーンを用意するようになったとのこと[2]。
刑事が殉職するであろうタイトルであっても視聴者とっては「この刑事はどうやって殉職するんだろうか」という気持ちで視聴するため、大きなネタバレタイトルでも問題なかったと言われている[3]。なお、殉職シーンに関しては基本的に役者の意向が強く反映され、撮影当日のアドリブもOKであり、役者にとっては殉職シーンこそが大きな山場であった。
多くの殉職者を出したもののスタッフ側の限界もあり、渡辺徹演じるラガーが最後の殉職シーンとなった。
掲示板
31 ななしのよっしん
2022/12/03(土) 16:09:36 ID: WGmh+fftSq
32 ななしのよっしん
2022/12/05(月) 11:06:54 ID: U5DLvXYjoB
所属刑事はニックネーム(本名)ではなく、本名(ニックネーム)の方がいいと思うんだけど。OPだと本名表記だし
33 ななしのよっしん
2023/11/03(金) 17:45:54 ID: KEz8mDXQ6r
何故若手ばかりが早くに死んで行くのか…。ジーパン(松田優作)・ブルース(又野誠治)・ボン(宮内淳)・マカロニ(萩原健一)・ラガー(渡辺徹)…、何も態々先輩方(殿下・山さん・ゴリさん)を差し置いて真っ先にボスや長さん・スコッチの居る涅槃に行く必要は無いだろうに…。
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最終更新:2025/02/14(金) 03:00
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