東映不思議コメディーシリーズとは、フジテレビ系列で1981年から1993年にかけて放送された石ノ森章太郎原作・東映制作の特撮ドラマのシリーズ総称である。
2013年9月11日より、東映特撮ニコニコおふぃしゃるにおいて『魔法少女ちゅうかないぱねま!』が公式配信中。
フジテレビの石ノ森章太郎原作作品としては『ロボット刑事』以来8年ぶりに登場したシリーズ。フジテレビ系列で毎週日曜日の朝9:00~9:30(地域によって異なる)に放送されていた特撮・・・・と言えば覚えていたり、思い浮かぶ方も多いだろう。
ロボット、妖精、宇宙人等の小生物が騒動を巻き起こしたり、活躍する特撮コメディであったが、シリーズを重ねるに連れ、少年探偵団もの、変身ヒロインと路線が変わっていった。最初の2作は同じく石ノ森章太郎原作で、テレビ朝日で放送された『がんばれ!!ロボコン』『ロボット110番』を受け継ぐロボットコメディもの。『ペットントン』以降はペットもの、『もりもりぼっくん』で一旦ロボットものに戻るが、続く2作は少年探偵団ものとなり、『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』で魔法少女もの、『美少女仮面ポワトリン』以降が変身ヒロインものとなった。
脚本はシリーズ全編に渡って『激走戦隊カーレンジャー』等でお馴染のシュールな作風が特徴的である浦沢義雄が手掛けている。そのためシリーズには含まれないが、スタッフが共通する『TVオバケてれもんじゃ』や、月曜テレビランド版『悪魔くん』も関係の深い作品としてあげられる。
スーパー戦隊シリーズや平成ライダーと同じく作品間には特に繋がりが無いが、唯一『魔法少女ちゅうかないぱねま!』は『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』の続編となった作品である。『探偵団スペシャル 魔隣組対覇悪怒組(ジゴマVS魔天郎)」という特番も作られたが、これはあくまでもファンサービスである。
他にも『ロボット110番』のガンちゃんが『ロボット8ちゃん』に出演したり、てれもんじゃとネムリンがそれぞれの作品の次回予告で競演したこともあった。『美少女仮面ポワトリン』と『不思議少女ナイルなトトメス』の競演する映画の企画もあったが、残念ながら実現していない。また、『忍者戦隊カクレンジャー』35話「おしおき三姉妹(シスターズ)」でセルフパロディを行っているほか、『有言実行三姉妹シュシュトリアン』40話「ウルトラマンに逢いたい」では円谷プロの『ウルトラマン』『快獣ブースカ』と競演している。
最終的には系列会社の東映アニメーション制作で『美少女仮面ポワトリン』の影響を受けた作品である『美少女戦士セーラームーン』の大ヒットによりおもちゃ売り場が確保できなくなってしまったため、当シリーズは終了。その後はアニメ枠となり、『デジモン』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『ドラゴンボール改』、『トリコ』等が放送されている。
余談であるが、2007年にテレビ東京系で放送された特撮ドラマ『美少女戦麗舞パンシャーヌ』は同じプロデューサーが担当、浦沢義雄が脚本を手掛けていたり、『美少女仮面ポワトリン』をオマージュしている事から、放映局こそ違うものの、「14年振りの東映不思議コメディーシリーズの新作」といっても過言ではないだろう。
非公式な本編丸上げはたとえ、ニコ厨が許したとしても、この権利者美少女仮面ポワトリンが許しません!
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最終更新:2024/12/05(木) 00:00
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