校舎のうらには天使が埋められているとは (コウシャノウラニハテンシガウメラレテイルとは) [単語記事]

ようこそ
4年2組へ

校舎のうらには天使が埋められているとは、小山鹿梨子の漫画である。略称は「校舎うら」「うら天」など。

概要

キャッチコピーは“衝撃のエレメンタリー・サスペンス！”。いじめを扱った作品で、群像劇の形をとる。登場人物の年齢は大半が小学4年生と非常に低い。

既存のいじめ漫画に無い衝撃的な展開、その中で生きる幼いこどものリアルな心理や表情が特徴。著者は既存のいじめ漫画に無い展開を心がけているという。

掲載誌は女性向けだが、男性にも十分おすすめできる。

講談社コミックプラスで第一話が立ち読みができる。キャラクター紹介がネタバレなので注意。→■

余談だが、作者の小山鹿梨子はニコニコ動画でもシバションPとして活動している。

あらすじ

漫画界、戦慄。衝撃のエレメンタリー・サスペンス！
理花は引っこみじあんな女の子。やっとできた友だちとはなれ、赤ヶ瀬小学校に転校してきました。
「新しい学校で、新しい自分にかわりたい！」と意気ごんできたものの、なかなか勇気をだせません。
そんな理花に最初に声をかけてくれたのは、勉強も運動もできる、かんぺき美少女のあいちゃんでした。

「ようこそ４年２組へ！君も今日からぼくらの ×××だ！」

（公式より転載）

登場人物

後堂理花（うしろどうりか）: 二学期から転入してきた少女。内気な性格でクラスに馴染めずにいた。; 名前の由来は「後からクラスに入ってきた」から。
蜂屋あい（はちや-）: クラスで一際美しい少女。学問、運動、芸術等全てにおいて完璧。; 名前の由来は「女王蜂」。
光本菜々芽（みつもとななめ）: 黒髪ロングのクールな少女。クラスで孤立している。ヒステリックな教育ママを母に持つ。かつて; 名前の由来は「一筋の光」。
浜上優（はまがみゆう）: 前髪を高い位置で結んだおでこの少女。隼人とは両思い。; 名前の由来は「優しい」。
波多部隼人（はたべはやと）: 優と同じアパートに住む少年。クラス内では「イケメン」。; 名前の由来は「イケメンそう」だから。
木戸桃子（きどももこ）: 4年2組の担任。どこよりも協調性のある2組を誇りに思っている。
野呂瀬弘 (のろせひろし): 4年3組の担任。保護者からも「イケメン」と評され、人気の先生。2組の行動に違和感を覚え、その原因を調べようとするが……
北別府京平（きたべっぷきょうへい）: メガネを掛けた少年。イヤミな性格をした優等生。
近藤泉（こんどういずみ）: クセっ毛の少年。ものぐさな性格をした一匹狼。
斎藤未咲（さいとうみさき）: 歯科矯正中の少女。ネットスラングを使う。携帯をよく持ち歩いている。; 名前の由来は「中二病」そうだから。
更田千尋（さらだちひろ）: メガネを掛けた三つ編みの少女。日本神話オタクで、その知識からくる特徴的な造語や発言をすることがある。
関大地（せきだいち）: 菜々芽と同じくクールな少年。長めの髪をハーフアップにしている。
曽良野まりあ（そらのまりあ）: ショートカットの少女。通称「ソラ」。
竹ヶ原厳馬（たけがはらげんま）: ツンツンと逆立てた髪型をしており、やんちゃな性格の少年。
中西健太（なかにしけんた）: ぼんやりした無口の少年。昆虫や植物を収集する癖がある。音に敏感。
村橋ローリエ（むらはしローリエ）: ツインテールの少女。未咲とは親友の間柄。; 「ローリエ」は所謂キラキラネームで、ハーフではない。名前の由来は"ファンシー"なイメージから。
吉井麗音奈（よしいれおな）: ポニーテールでつり目の攻撃的な少女。クラスのリーダー格。「わたあめ」という犬を飼っている。; 名前の由来は“強そう"だから。
目代明日香（めしろあすか）: 赤ヶ潮小学校の教師。2組はいいクラスだと思っている。しかし……
浅岡克則（あさおかかつのり）: 4年1組の担任。野呂瀬の先輩分で、彼との仲はよい。木戸のことが好き。2組は素晴らしいクラスだと思っている。