曖昧さ回避
白とは、以下のことを表す。
人名
名前
白姓
白は中国、朝鮮の姓。中国ではバイ、パイ、朝鮮ではペクと読む。
架空のキャラクター
白(色)
あらゆる光を乱反射させたときにできる色である。無彩色。
16進数表記では#FFFFFF。RGB表記では(255,255,255)で表される。
何者にも染まっていないという意味を持たされることがあり、清楚というイメージに繋がる色である。
また、「真っ白に燃え尽きた」「頭の中が真っ白」「白紙に戻る」というように何もない、何も残っていないということをあらわす場合もある。
ファンタジーの世界などにおいては「光」「聖」の属性を表す色であることも多い。
黒との対比
あらゆる光を乱反射させた際に生み出される色の白に対して、あらゆる光を吸収した際に生み出される色の黒は様々な場所で引き合いに出される色である。
紅との対比
日本においては、運動会や紅白歌合戦に代表されるように集団を二つに分ける際に「白」と「紅」に分けることが多い。
これはおよそ千年前の源平合戦に由来しており、白旗を旗印とした源氏と紅旗を旗印にした平氏が争ったことが発端となっている。
また、紅白の組み合わせは縁起がよいものとされ、様々な場所で用いられている。
パンツ
アニメなどにおいて女性のパンツが見える場合、その色が白であることが多い。
このことは「女性には清楚でいてほしい」という男性の渇望などが理由と考えられる。
ただし、多いとはいえけして大部分を占めているというわけではなく、むしろ他の色をトータルすれば白を上回ると考えられる。
漢字として
- 意味
- 白色、白い、明らか、明らかにする、ありのままに言う、さかずき、汚れのない、空白、という意味がある。
- 〔説文解字・巻七〕には「西方の色なり。陰、事を用ひるとき、物色白し。入に從ひて二を合す。二、陰數なり」とある。これは五行説に基づくもの。五行説で白は、西方、秋、金に対応する。また陰陽五行で金行は陰である。
- 字形
- 諸説ある。後述。
- 音訓
- 音読みはハク(漢音)、ビャク(呉音)、訓読みは、しろ、しろい、あきらか、もうす。名のりに、きよ・きよし・し、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 白は部首白部を作る。白の意味に関連する字が属する。
- 声符
- 白を声符とする漢字には、伯、帛、泊、拍、怕、狛、迫、柏、敀、粕、魄、碧、鮊などがある。
- 語彙
- 白堊・白衣・白雲・白金・白虎・白光・白骨・白菜・白紙・白日・白色・白線・白昼・白点・白天・白頭・白髪・白眉・白文・白米・白龍・白露・白鹿
字形説
- 入+二説
- 〔説文〕は陰陽五行説により入+二に従うとする。段玉裁によれば、出は陽、入は陰だという。ほかに二回染めるという解釈もある。ただし甲骨文、金文の形は入、二に従うものではない。
- 日光説
- 日の出の光の象形(〔説文解字通訓定声〕)、または日+丨の指事で日光を表す、などがある。
- 魚胞の象形
- 〔六書略〕に見られる。
- 人面の象形
- 〔聞載〕、〔字例〕、〔淵源〕に見られる。皃の上部が白であることから白は人面だとする。
- 米穀の象形説
- 〔説文解字注箋〕は皀の上部が白であることから米穀の象形とする。
- 親指の爪説
- 郭沫若は親指(拇)の爪の象形であるとし、また親指が覇者を表すとする。
- しゃれこうべ説
- 白川静はしゃれこうべの象形で、しゃれこうべの色から白い意味があるとする。
異体字など
- 異体字
- 𦣺は、〔説文〕にある古文。
- 𤼽は、〔字彙補〕にある古文。
- 㿟は、〔集韻〕にある異体字。
- 互換文字
- ⽩はUnicodeにおいて白と互換とされる字で、部首としての白を表す。
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関連項目