破壊神ビルスとは、劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』以降のドラゴンボールシリーズに登場するキャラクターである。
声優は山寺宏一。
界王神のような創造を司る神の対極に位置する、破壊の神。
その界王神が「様」づけ、敬語で呼んでいるため、より高い神格であるようだ。
テレビアニメは知っていてもプリンは知らない、ちょっとお茶目な神様。
見た目はヒョロリとした老猫のような姿をしている。「超サイヤ人ゴッド」と対決するため、39年という半端な期間の眠りから目覚め、付き人のウイスと共に地球を訪れた。ちなみに以前寝坊した時は実に15年も寝坊したとか。
旧ドラゴンボール映画の敵役と違い、悪しき存在というわけではない。気分屋でわがままで子供っぽい性格だが、話は通じる相手で、常識的な対応も可能。
接し方さえ間違えなければ友好的な存在である。
また間違いを犯しても『反省・謝罪・懺悔』をした者に対してはそこそこ寛容な面があり、未来世界のトランクスやブルマに対してそういった面が見られる。ただしビルス本人も神という立場で相手人物の本質を見抜いた上で然りとした判定(判決)をしている。
だからと言って「根は善良」というわけでもなく、フリーザやサイヤ人などともつながりを持っており、実は惑星ベジータ消滅にも関わっていた。そのため、ベジータはビルスの存在を知っていた。
また、怒らせると大変なことになるため、界王様や界王神からも恐れられている。
何よりも脅威なのは自身の圧倒的な強さであり、超サイヤ人3の孫悟空を大幅に超越している。
その戦闘力は『Z』史上最強とも言われるが(Vジャンプ:2013年2月号とか)、全く誇張ではなく、歴代映画の敵たちとは比べ物にならない強さを持つ。
これについては文字どおり「次元が違う」という説明がなされており、その戦闘力も『気』として表面化していない。何か特別な超能力や術を使うわけでもなく、むしろ戦闘において本来持つ『破壊』の力などの特殊能力はろくに披露せず、ほぼ純粋な強さだけで悟空を圧倒した。悟空も同じく神の次元の力を持つ超サイヤ人ゴッドとなったが、善戦できた程度に終わっている。
……もっとも、本当に「ビルスが」最強なのかは映画だけでも疑問が残るようになっており、現在はもっと強いやつが何人もいることが知れ渡っている。ビルスも第7宇宙というひとつの宇宙の破壊神にすぎないという。しかし各宇宙に一人ずついる破壊神たちの中では強いほうであるようだ。
第6宇宙の破壊神シャンパは双子の兄弟。ちなみにビルスの方が強いらしい。
『ドラゴンボール超』より、たびたび地球を訪れるようになる。あくまで中立的存在という体ではあるが、敵として現れるわけではなく、また神レベルの問題が連続してビルス自身も結構危ない状態が続いており、悟空たちに協力したり、させたりという司令官的立場となっている。
デザインのモデルは鳥山明の飼っている、コーニッシュレックスという種類の猫であるとのこと。
当初の脚本では「破壊の心を植え付ける能力を持つ悪しき存在で、サイヤ人の悪の心のルーツでもある」という構想だったが、鳥山明の「ポジティブな話にしたい」との意向で全く違うキャラクターになった。
残っているのが確認できるのは破壊神という設定のみである。しかしサイヤ人との関わりについても初期脚本から受け継いでいるのかもしれない。
名前の由来についても、名づけた脚本家の渡辺雄介はビールス(ウイルス)のつもりだったが、鳥山明はビールだと思って、付き人をウイス(ウイスキー。こちらもウイルスと似ているが)と名づけてしまった。
このような経緯により、現在のモチーフはビールのほうが正しいようである。その後登場した破壊神と付き人(天使)は全て酒の名前で統一されている。
39年ぶりに目覚め、予知夢で見た超サイヤ人ゴッドと戦うべく行動。界王星で悟空と出会い、超サイヤ人3に変身した悟空をたった2撃で倒す。その後ベジータから情報を聞くために地球に伺うが、地球の料理を気に入る。しかしプリンをブウに食べられてしまい激怒。戦士たちを倒して地球を破壊しようとしていたが、そこに悟空が現れる。
神龍のヒントを経て超サイヤ人ゴッドに変身した悟空と戦う。アニメと漫画では戦いの衝撃で周りの星の空間が歪む描写が加わっていた。
ゴッドの変身が解けつつゴッドの力を吸収した悟空を圧倒したが、決着はつかなかった。映画では小さな気弾で小規模な破壊、「超」では眠った演技をしたために地球を破壊せずウイスと共に帰った。
眠っている間に悟空とベジータが修行をしていて驚く。ウイスと共にパフェを食べるために地球に来るが、フリーザと再会する。「どちらの味方でもない」とし、超サイヤ人ブルーの悟空とゴールデンフリーザの戦いを中立的に見た。
しかしフリーザが地球を破壊した後、悟空に「フリーザをお花畑に送ってやれ」と地球復活を肯定している。
双子の兄弟のシャンパと再会し、食べ物対決を繰り広げた末に格闘試合を開くことになる。この時宇宙一強かった者としてモナカを紹介し、一番最後に戦わせることにこだわっていたが、実際は格闘に縁のないただの宇宙人で、終盤悟空が負けることに冷や冷やしていた。
格闘試合が終わった後に全王が現れ驚愕していた。
地球で何かがあったことを聞き、悟空、ベジータ、ウイスと共に地球に行く。未来世界のトランクスが現代に来たことを知り、時間の移動は重罪だと咎めた。
その後第10宇宙に赴き、界王神ゴワスと界王神見習いのザマスと対面。悟空とザマスの戦闘で、ゴクウブラックとザマスの気が同じであることを突き止めた。未来で起きたことを知り、ゴワスがザマスに殺される危険を考え、悟空、ウイス、界王神(シン)と共に再び第10宇宙を訪問。ザマスがゴワスを殺す確証が持てた後、ザマスを破壊した。これで未来は変わるだろうと思っていたがそうはいかず、ウイス曰く柄になく責任を感じ、第10宇宙のゴワスの元を訪れる。
全王の元に向かう悟空を破壊しようとしていたが、不意を付かれ全王の元に向かわれる。帰還後に忠告を無視した罰として悟空に一撃を食らわせた。その後界王神界に向かって大神官と会い、力の大会が行われることを知るが、負けた宇宙が消滅すると聞いて驚愕する。
漫画版では予言魚がいつか悟空とベジータが自分を倒すかもしれない存在になるかもしれないと聞いてベジータと一戦交えるが、全く本気を出していなかった。そんな中で顔に一撃を受けたことに苛立ち、ベジータに大ダメージを与えた。
※以降は漫画版のみ
モロが様々な星を襲っていると知って手出ししなかったが、ウイスに地球の美味しいものを食べようと提案されたことでウイス、メルスと共に地球に来る。その際は地球の戦士とモロが戦っていて地球の戦士が窮地に陥っていたため、ウイスと共にデンデのところに運び出す。そのままブルマのところに向かおうとしたが、メルスが天使の掟を破ってモロと戦って消滅。すると悟空は身勝手の極意を極め、モロに優位に戦い、「完璧だ。あの戦い方は神のそのものだ。」と悟空の戦いを称賛した。しかしモロがメルスの首を掴んだ腕を使用して天使の力を得るが体が耐久出来ずに地球を取り込む。悟空でも成す術無しとなったところで珍しく参戦しようとしたが、大神官の招集を受けたことでウイスと共に天界に戻る。ペナルティとして界王神と共に全王の馬にされた。
ベジータに対して身勝手の極意だけが神の技ではないと教え、誰かを鍛えたりしないと言いつつも、ベジータに破壊神の技を間接的に教える。しかし心に迷いがあるうちは手に入るものではなく、サイヤ人の罪を全て被っているつもりになっているベジータに苛立ち、惑星ベジータ消滅の真相を教え、怒ったベジータと戦うが全くダメージを受けることなく、ジャケットを破壊しただけで大ダメージを与え、「創造の前に破壊あり」と説いた。
掲示板
2758 ななしのよっしん
2024/11/23(土) 13:40:09 ID: j2zHkNZzep
今回は単純なエネルギーの押し合いだと破壊神3人がかりでも悟空の力を合わせてやっと互角くらい(身勝手で相殺)だし、
ビルスがジャンパに「どうせジレンに勝つ自信がないんだろ?」と聞いたら慌ててたりするし、フルパワージレンには破壊神単体では厳しい描写はしっかり書かれてる。
ただ、肉弾戦では破壊神3人にはジレンでも圧倒された他、本気で破壊すればジレンでも破壊可能とのことでかなりいい塩梅に収めた印象を受けた。
2759 ななしのよっしん
2024/11/27(水) 06:14:14 ID: 9tYi2fp745
ビルスの相方の界王神は魔界出身者だったが、ビルスを含む破壊神の中にも魔界出身者はいるのだろうか?
2760 ななしのよっしん
2024/12/16(月) 12:18:43 ID: GTcUHEyqet
破壊神は基本下界の誰かじゃないかね、魔界のレベルはダーブラレベルだから
トッポは見習いだったし悟空も勧誘されてた
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最終更新:2024/12/18(水) 18:00
最終更新:2024/12/18(水) 18:00
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