蒼波元帥 ヴァレオス 単語

ヴァレオス

4.5千文字の記事


、ギーゼ様による滅亡のみが“絶対正義だ。」

《蒼波元帥 ヴァレオス》とは、アニメカードファイト!!ヴァンガードG Z」に登場する人物である。
アニメTCGユニットカード)でもある。
担当声優竹内良太

キャラクターとしての「ヴァレオス」

惑星クレイのアクアフォース元帥だった存在。
魔力を含むから造られた人工生命体「アクアロイド」に属している。
アクアロイド」の将校という存在は、「サヴァス」の設定と反していると思われたが、実際はヴァレオスのアクアロイドの体は仮の器であり、その本体は巨大な海竜であり、その姿では周囲を巻き込んでしまうために仮の器を用意するという手段を取った。

元々は正義の為に戦う戦士だったが、破壊の竜神 ギーゼと相対した際、その力に圧倒され、片を負傷しながらもギーゼに心酔。
「全てが滅びた虚無世界正義がもたらされる」と確信を得て、クレイに成す存在となった
……だが、それ完全に自身の意志でギーゼについた、というわけではない。

「そうだ……あの時は知った。圧倒的力を、絶対的存在を」

恐怖、怒り、悲しみ、嘆き。そして、絶望と喪失が支配した」

「どうすればいい? 何もできなかった。
ただ、の前にある者に震えた……」

「―――縋るべき者は、の前の、絶対的な存在なのだ」

『ならば縋ればいい!』
そうだ……そう思った間、全ては喜びに変わったのだぁッ!! 」

自身を上回る絶対的な強さと滅びの前に、自らの縋る絶対正義という意志を破壊され、縋るものを失くし絶望した果てに壊れてしまい、の前にいたギーゼに縋ることで自身を保った、というのが真実である。
何に頼ることもできない、孤独な存在だったからこそ、脅威と挫折に立ち向かうことができず、ただただの前の存在に流されることしかできなかったのだ。

しかし、過去に起きた、破壊神ギーゼと創世神メサイアの戦いの中で、メサイア側に立って戦った光輝の剣 フィデスの使い手と相対し、ヴァレオスは敗北
この敗戦がきっかけの一つとなり、戦いはメサイア勝利で終結。
ギーゼに与した責により、浄化のため、ヴァレオスは海軍アクアフォースごとメサイアによって封印されてしまった

だが、ヴァレオスは封印されている間も、ずっと執念と憎悪を抱え続け、浄化を拒んでいた。
封じられている間にも、一部解き放たれたアクアフォースを統率する蒼嵐竜 メイルストロームに干渉し、暴走蒼嵐覇竜 グローリー・メイルストロームへと変えてしまったこともあった。
アクアフォースが封印された元でもあり、復活したアクアフォースが再度暴走したきっかけでもあり、 メイルストローム “Я”》誕生の遠因。
さらにアクアフォース封印の元ということは、アニメでは、蒼龍レオンを代表とする蒼龍の民が衰退し滅びに向かっていった元でもある
即ち、だいたいこいつのせい

そしてヴァレオスは遂に解き放たれ、アクアフォースを強襲。
正義として生まれ変わった新生アクアフォースのうち波」を強襲、降させ、新たなヴァレオス軍を手に入れたのだった。これが名称「波」を持つ理由である。
以降、ヴァレオスに接収された「波」はアクアフォース同士でも内乱を呼ぶことになる。

その後はギーゼの使徒として邪神ガスティール》のもとでさらなる暗躍を開始。
惑星E=地球に存在する人物の身を「時間強制憑依により乗っ取ることで地球に干渉し、他の使徒の侵攻によりヴァンガード普及協会の視点が逸れているタイミングで、地球に渡ったフィデスを所持する綺場を襲撃。
綺場の跡継ぎである綺場シオンファイトで下した後、ギーゼ封印の一因となっていたフィデスを、ギーゼより賜った己が力である《絶ゼロスドラゴン メギドで粉砕したのであった。ファイト前にシオン普通りかかって武器を壊したり、フィデス素手で掴んで普通憑依者の手を怪させその場で包帯を巻いていたが

その後、ギーゼの器補として選定した明日川タイヨウファイトで下し、他の補者同様にレリクスに送る。
以降は暫く表立った動きを見せず、ガスティールと共に事態を静観していた。

……しかし、ガスティールが独自行動を始め、ガスティールと別れた後、ある予想外の男がギーゼの器として覚醒
その間から、ヴァレオスに根付いてしまった狂気爆発し、ある意味ガスティール以上にギーゼに縋る狂信者として存在感顔芸を露わにした。
そのギーゼの器を守るため、拠点に潜入した綺場シオンハイメ・アルカラスに対し、先に脱出したダークフェイスならびにカオスブレイカーと異なり、ヴァレオスは一人撃退に打って出る。

ディフライダーを倒した経験のなかったシオンは、ヴァレオスにとってはもとよりギーゼの器としても不適格であり、所持していたフィデスさえ破壊すればそれで用は済んでいた。
……はずだったのだが、ギーゼへの狂信が目に出たのか或いは対戦相手のシオンを侮っていたのか、《絶ゼロスドラゴン メギドを使用した上でシオンを仕留めきれなかった。
そんな彼のの前に現れたのは、破壊した・フィデス。フィデスはそのまま新たなカード《不滅の聖剣 フィデスに姿を変え、蓄えていた手札全てをシオンの布に貫かれ敗北した。

苦難に直面しながら、折れることなく、絶望に堕ちることもなく、何度も立ち向かい勝利してきたシオン
この状況になり、ヴァレオスは漸く、シオンが自身と正反対の存在であることに気づき、シオンに憎悪を向ける。
ファイトが終了した後、ヴァレオスはクレイに強制送還される前にシオン物理的に殺しようとするが、一間に合わず、宿ルウガから引きはがされ、シオンに強い念のイメージを遺しながら地球から追放されていった。

ファイトでは当然、自身を中心とした「波」デッキを使用。
そして地球に封じられていた「ゼロスドラゴン」を従えている。

過去の設定

なお、「グローリーメイルストローム」の設定では既にある程度存在が語られている。

その大な力故に古より強力な封印を施されている元帥。 その異常なまでの正義への執着は「力」いう形を取り、現海軍最強と謳われるに更なる力を与えた。 だが、与えられたのは力のみではかった。 古の覇王の力を得ると同時に、かつて元帥が抱いていた惑星全土の統一」という野望に満たされてしまったのである。

この時点で、正義と謳いつつ野望にまみれた存在であることは明らかになっていた。まさしくである。
現在の性格は、この設定を土台に、ギーゼへの狂信を付け加えたものとなっている。

カードとしての《蒼波元帥 ヴァレオス》

ノーマルユニット
クラン:アクアフォース 種族:アクアロイド
グレー:3 パワー11000 クリティカル:1 シールド:なし
効果【V】:[【CB(1)】] あなたのライドフェイズ開始時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの手札から「波」を含むカードを1枚まで選び、(R)にコールし、そのターン中、パワー20001枚コールしたら、1枚引く
【V】:[【SB(1) - 「波」を含むカード】] あなたの「波」を元々含むGユニットが【越】した時、コストを払ってよい。払ったら、相手のヴァンガードを1枚選び、そのターン中、パワー11000になるまで増減させ、この効果とガーディアンシールド以外でパワーが増減しない

ブースターパックG13弾「究極越(アルティメットトライド)」で登場するカードレアリティはRRR。
二種類の効果を持ち、いずれも「波」に依存する、「波」構築の中心となるカード
なお、冒頭の台詞フレーバーテキストである。

ライドフェイズ開始時の効果は、カウンターコスト1で手札から「波」をコール、強化した上で1枚ドローできる効果。
この効果で注するべきは、カウンターコストこそ必要であり、ライドしたターンには使用できないが、越を必要とせずに発動できるところ。
相手が越を嫌ってグレード2以下でライドを止めても、この効果で十分にアドバンテージを得ることができる。
名称内であればコールだけで1枚ドローでき、コールしたユニットパワー強化によりアタッカーとして大きな役割を果たしやすくなる。手札を温存し戦線を維持した状態で、おまけにアタッカーが強化されるのだ。弱いわけがない。

越時は、「波」Gユニット越した時にしか使用できないが、あまりにも強の一言。
本来連続攻撃効果は、ダメージを受けた時にトリガーが出た場合、その「ダメージトリガー」でヴァンガードパワーが上がることで、連続攻撃が防がれやすくなるという弱点を抱える。
クランにはそんなん無視して確殺してくるターロワイズマンとかデマゴアシンはいるが、アクアフォースの連続攻撃は基礎パワーが低めであるため、ダメージトリガーには非常に弱い。
また、そもそも「クロスライド」を始めとして、ヴァンガードパワー11000から上昇させる手段はいくつも存在し、パワーを上げることでその後のアタック全になきに等しいものにできるデッキも多かった。
だが「ヴァレオス」は、そのパワー上昇効果の一切を破壊し、相手ヴァンガードパワーターン中常時11000で固定化してしまうのだ。

どんなに策を弄しようがヴァンガードパワーは上がらず、連続攻撃への解答手段を全て破壊され、連続攻撃分だけガードに手札を要されるようになる。
しかもこれだけの効果が、カウンターコストを使わずに、波のソウル1枚だけで発揮できるのだ。
アドバンテージを稼ぎづらいクランは、極論を言えばこの効果と合わせた連続攻撃だけで既にがほぼ確定する。
非常に殺傷力の高い効果だが、Gユニット波帥 フラッドハザード・ドラゴン波帥 テトライルドラゴンと、ヴァンガードスタンド効果を抱えているため、それらとの相性がよい。

総じて、「波」限定ではあるが、アクアフォース自体に革命を起こすと言える驚異的なカードであり、呪縛やパラライズによる行動制限に弱いことを除けば極めて悪なカードである。
まさしく「大な力」に相応しい力を持っていると言える。

関連動画

関連商品

蒼波元帥 ヴァレオスの収録される「究極越」は2017年11月17日発売です。

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
東方Project[単語]

提供: おさゆく大好き

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/06(土) 04:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/06(土) 04:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP