時空間憑依者(ディファレントワールド・ライダー)とは、アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」ならびにTCG「カードファイト!!ヴァンガード」、その設定に準じた小説「惑星クレイ物語」に登場する概念である。
惑星クレイ側では漢字表記のこの表記を用いており、当記事もそれに準ずる。
略称を「ディフライダー」。
アニメでは視点の違いから、「異世界からの憑依者」と書いてディフライダーと読ませるが、基本カタカナ表記を用いられる。
この設定は、「惑星クレイ物語」作者ののぎり氏がツイートしている。
カードの舞台である惑星クレイと、アニメの舞台と思われる惑星「E」=地球の間に繋がりが出来たことで生じた現象。
惑星クレイの存在と、「ヴァンガード」のプレイヤーであるヴァンガードファイターの間に存在する強い結びつきから、クレイ側の住人がファイターの身体を借りて地球に現れることを、時空間憑依(ディファレント・ワールド・ライド:略称ディフライド)と称し、その現象により地球に降り立った者を「ディフライダー」と呼ぶ。
ヴァンガードのカード設定では、惑星クレイにファイターが霊体として訪れているとされているが、その逆の現象として実際に現れたのがこのディフライドである。
この現象が地球側のヴァンガード普及協会に知られた時点では、《ハーモニクス・メサイア》により加護を受けた上での現象であり、ディフライドで現れるユニット自体も、観光など平和的な目的で現れることが殆どだったため、特に害はなかった。
ディフライド自体も一方的な憑依ではなく、器となるファイターの意識も存在しているため、単純に双方の絆による奇跡、のような現象であった。
ディフライダーの共通項として、右手の甲に所属クランの紋章が現れる。
ヴァンガードファイトに敗北すると、ディフライダーの紋章に痛みが走り、紋章が傷ついていく。
これが限界を迎えると、クレイ側の住人はディフライドが終了し、惑星クレイへと還っていく。
これは「ライド」の逆現象であるディフライドだからこそのものであり、カードゲームのルール(ダメージが6点になると、クレイとの契約が解除され敗北する)に現象を当てはめたものとなっている。
また、ディフライダーは尋常ならざる運の悪さを持っていることが多い。
なお、ディフライダーが地球で死亡すると、ディフライドしていた惑星クレイの住人も同様に死亡する。
ところが、メサイアの加護を受けずにクレイから地球に降り立った存在があった。
《忍竜 シラヌイ》を始めとした、「メサイア」の対となる存在《破壊の竜神 ギーゼ》の使徒である。
最初の被害者は《忍竜 シラヌイ》に乗っ取られた鬼丸カズミであり、彼の場合は過去の後悔から心を閉ざしており、ディフライドに抵抗しなかった可能性がある。
シラヌイは次の手引きとして、《星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン》を星崎ノアに強制的にディフライドさせる。
ノアの身体を傀儡とした「カオスブレイカー」は、世界中を転々としながら、若水ソウスケらのディフライドの手引きを行い、ギーゼの使徒の軍勢を完成させた。
このギーゼの軍勢と地球側のファイターの戦いが、「GNEXT」の続編にして解決篇、ヴァンガードGシリーズ最終章たる「カードファイト!!ヴァンガードG Z」のストーリーとなる。
ギーゼ側の手引きにより彼らが現れた場合、魂が入り込まれた器は本来の意識を消され、使徒に身体を乗っ取られる形となる。
常軌を逸した精神力でもない限り抵抗することはできず、作中ディフライドを跳ね除けられたのは神崎ユウイチロウただ一人。
これらの乗っ取り行為は、クレイ側の設定では「時空間強制憑依(ディファレントワールド・ライド・イリーガル:通称ディフライド・イル)」と区別されている。
地球側では使徒側の名乗りの影響で、「ギーゼの使徒」の通り名で区別されるが、元々メサイアの加護を以て地球に渡っていた《炎熱猟兵 ダムジッド》は「時空間強制憑依」を行っていない。
ただし、「ダムジッド」は使徒への合流にあたり、器である渕高サオリの意識を消している。
ディフライダーの共通項自体はギーゼの使徒といえど変わらない。
しかし、ギーゼの使徒はクレイの技術力を地球に適用させることができるようで、地球外に魂の牢獄“レリクス”なる場所を作り出し、ファイトに敗北したファイターを其処に送還する技術を開発するなどしていた。
同名の拠点を惑星クレイでも製作しており、一度は停止したものの、最終的にレリクスが二つの惑星を繋ぐ役割を果たす。
ギーゼの加護を受けファイトに臨む場合、ファイトの掛け声は世界と運命の終焉を表す呪いを表す「スタンドアップ・Z・ヴァンガード!」となる。Z族
また、ギーゼの使徒は切り札として、各国家ごとに存在する災厄兵器「ゼロスドラゴン」を所持している。詳細は単語記事を参照。
使徒の目的はギーゼの復活。
使徒に負け、“レリクス”に送り込まれた「ギーゼの器候補」には右手の甲にギーゼの紋章が刻まれ、その紋章が完成するとユニットとファイターの絆が断ち切られ、破壊神ギーゼの肉体となってしまう。
器候補の基準は「ディフライダーに勝利しうる者」。
ヴァンガード普及協会は「U20で好成績を残したものが狙われる」と推測していたが、実際はそれよりふるいが小さく、GNEXT時点でディフライダーに勝利しているのはストライダーズ三名に加え、羽島リン、早尾アンリを加えた5名。また、ディフライダーに勝利経験こそあったが、安城トコハは公式の場ではなかったため把握されず、伊吹コウジは「GZ」までディフライダーと決着をつけることはなかったため、除外されている。
偶発的に呑み込まれた多度ツネトは器と無関係であり、ディフライダーに勝利した経験のない綺場シオンは、家宝フィデスを狙われて襲撃こそされたが、レリクスに拉致されることはなかった。
“レリクス”は世界各地のファイターの力によって破壊され、クロノ達拉致被害者も無事救出される。
しかし、そのデータは使徒達の新たな手段のために使われることになる。
そして最終的に、予想だにしない結果で使徒たちの宿願に光明が見えることとなってしまう。
正規ディフライダーの一人。
器たるミゲルは第一回U20チャンピオンシップを制した「チーム・オーガ」の一人。
ミゲルの友人であるハイメ・アルカラスの紹介から、留学中の安城トコハと運命的な出会いを果たし、彼女と交流をする。
だがその直後に、交通事故により死亡。同時にディフライドしていたアンテロも死亡することになってしまった。
しかし、トコハと後述の「ダムジッド」の二戦目のファイト、災厄兵器ゼロスドラゴンを揮うダムジッドと、その危機にさらされるトコハの前に、「有り得た未来」というGユニットの設定のもと《絆の守護銃士 アンテロ》が割って入り、トコハを守りきる。
死亡しなかった『もしもの未来』から現れたアンテロは、有り得た可能性の幻影といえど、一瞬だけ再びトコハと邂逅し、彼女の危機を救ったのだった。
余談だが、ディフライダーの運の悪さを誰よりも発揮していた人物である。
代表的な正規ディフライダーの一人。
元々「チーム・オーガ」のチームメイトであった鬼丸カズミと会い、ミゲル=アンテロの死という想定外の事態こそあったが、新たにディフライダーをチームに迎え「チーム・ディフライダー」としてU20チャンピオンシップに出場する。
しかしその裏で行われている事実を知らず、決勝戦前に安城トコハと接触したことで漸く真実を知る。
その後、U20チャンピオンシップ決勝で敗北したことでディフライドの限界を迎え、惑星クレイに帰還。
以降は惑星クレイ側から事件解決に向けて行動を開始している。「アマルーダ」の一人称は「ボク」、器であったベルノ本人の一人称は「私」だが、小説「惑星クレイ物語」に現れたアマルーダの一人称が「ボク」であることから、同小説とアニメがリンクしている証左となっている。
正規ディフライダーの一人だった。
元々傭兵のダムジッドは、カズミ=シラヌイに雇われ「チーム・ディフライダー」に入る。
しかし人間を見下し、強さに拘る傾向がある彼は、U20チャンピオンシップにて早尾アンリには追い詰められ、新導クロノと東海林カズマには敗北を喫する。
見下していた人間に負けたという事実が彼を変えたのか、シラヌイのもとから離脱した彼は、器のサオリの人格を握り潰し、ギーゼの使徒に補欠として合流する。
その後、ヴァンガード普及協会の前に現れ宣戦布告するが、ダムジッドの前に立ちはだかった伊吹コウジに敗北。作中描写されているだけでも三回は敗北しており、ほぼ後がなくなった。この時の心理描写と所属クランから、彼は既に《獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ》を所持していたようである。
しかし宣戦布告も兼ねたイメージ展開装置で逃げ仰せ、撤退後は東海林カズマを襲撃。「やっぱズィーゲンブルクじゃねーか」と言われたりもしたが先の「ドラクマ」を初めて披露し、カズマを敗北させる。
“レリクス”崩壊後は、独自に新導クロノを狙い葬ろうとするが、事前に割って入った安城トコハとファイト。
トコハとはU20の際に一度ファイトし勝利していた上に、今回はゼロスドラゴンまで所持していたが、「ドラクマ」使用時グレード3を手札に抱えていたトコハには効力がやや薄く、先述の《絆の守護銃士 アンテロ》の出現で攻撃を防ぎきられ、返しのターンにトコハに敗北したことで遂にディフライダーの限界に達し、地球に強制送還された。
この際、身体を奪われた被害者のサオリは入院しているが、同話では意識不明のまま。
最初から最後まで彼は、戦場の中で倒されない強さを求め、それを誇示していた。
逆に言えば、自分の力の限界と、死に怯える臆病さを自覚していて、それを覆い隠すように虚勢で振る舞っていたのが真実であろう。
最終的に、弱さを覆い隠すことなく受け入れて、弱いからこそ他人と共に前に進んだトコハの力に敗北したのは必然だったのかもしれない。
これらのうち、「ガスティール」「グレドーラ」「ヴァレオス」に身体を奪われた人物のプロフィールはイベント「大ヴァンガ祭」で公開された。
ギーゼの使徒の尖兵として、最初に地球に送られた惑星クレイの住人。
器であるカズミは、弟である東海林カズマとの過去のことを引きずっていたのか、ディフライドに抵抗しなかった可能性がある。
シラヌイの方も、一派の仲間を大事に想っていたが、上層部に捨て駒にされ憎悪を抱いていたため、身内に対する後悔という共通点が存在した。
まず新たな侵略者であるカオスブレイカーを、U20チャンピオンシップ予選中に星崎ノアに時空間強制憑依させる。
その後はギーゼの器を大会内で探していたが、生前のミゲル=アンテロと出会ったことで、同時にアンテロが求めていた人間の可能性に興味を示していた。
決勝まで無敗で勝ち進むが、決勝の勝ち抜き戦で激突した東海林カズマと器が関わりが深かったためか、一瞬だけ鬼丸カズミの意識が目覚める。
そして決勝の最終戦で新導クロノと激突。
そのファイトの最中、失った仲間がカズミのファイトの中に生きていたことを悟り、その上クロノとの戦いで人間の正しき可能性を知る。敗北後はディフライドを解除、カズミの中に己の知りうる限りの知識を残して惑星クレイへと帰還。
以後はギーゼの使徒を離脱し、惑星クレイにて使徒に敵対する道を選ぶ。
偶然にもその在り方は、カズマと和解し、カズマを守るために使徒と戦う道を選んだ、元宿主の鬼丸カズミと似たようなものである。
離脱後、彼は己の罪と、地球で得た経験から新たな姿を見せ、《焔魔忍竜 シラヌイ“慙愧”》となる。
「慙愧」をカズミが使用していることも、カズミの在り方とシラヌイの在り方に類似性を見出すひとつの要因である。
ディフライダーの運の悪さの特徴として、彼はU20チャンピオンシップ決勝戦で東海林カズマと対峙し、ジャンケンで勝利するまで、一度もジャンケンに勝ったことがなかった。
経緯の関係上「Z」のスタンドアップを使用したことはない。また、ギーゼの使徒と地球で合流しなかったためか、販促タイミングの都合もあってゼロスドラゴンも使用していない。
シラヌイによりクレイから現れた存在。
元々クレイで大暴れしていた道化師であり、自身の悦楽の為に他者を弄ぶ危険人物でファンサービスの使い手。
U20チャンピオンシップ・ファーストステージ中にディフライドされたため、手加減をして新導クロノに破れることで大会に敗北し離脱。
以降は世界中を駆け回り、ギーゼの使徒たちを集めていたが、U20チャンピオンシップ終了後に唐突にクロノの前に現れ、彼や羽島リンを次々とレリクスへと拉致する。
レリクス崩壊後は独自に行動を開始。器であるノアを一時解放して、器のチームメイトであるチーム新ニッポンを嘲笑しようとするが完全に状態を見破られ、不機嫌なまま逃走している。
その後、ギーゼの器候補となった新導クロノを狙い、引きずり出す為に行動を開始するが……。
実は使徒として取り入る前に、クレイにクローン体を用意しており、そのクローン体によりガスティールから今回の計画の主導権を奪うことに成功する。
ギーゼの使徒の頭目たる存在であり、ギーゼの最たる信奉者。
使徒の仲間からは「ガスティール猊下」と言われており、「惑星クレイ物語」では決別した後のシラヌイにも猊下と呼ばれていた。
全てをギーゼに捧げ、ギーゼによる滅びを最も大事にしている。
惑星クレイにて早くから暗躍を見せ、地球に現れてからは使徒の纏め役として行動を開始する。
ガスティールは表立った動きは暫くしなかったが、メサイアの先導者たる伊吹コウジをファイトの結果によって殺害しうる呪いの力を手に、伊吹を拉致する。しかし、呪いの影響でファイトできる状態になかった伊吹の前に新導クロノが現れ、伊吹のファイトを引き継いだことがきっかけで敗北、ゼロスドラゴンのデメリットを受け地球から追い出されることとなった。
……が、ディフライドしていた無防備な肉体をよりによってカオスブレイカーに狙われる。
粉々になっても復活する不死身の生命力を以てしても、今回の事態に介入できるほどの力を取り戻すには時間がかかると思われ、実質上物語から退場した。
週刊ヴァンガ情報局Z第3回のアニメコーナーでは、ヴァンガ郎くんをボッシュート退場させ、その穴から現れて解説を行った。神違いじゃねーか。その後もヴァンガ郎くんに仮装したり、完全に同ニコ生ではネタキャラと化し、アニメと連動して同番組での出番を終えた際は視聴者からとても惜しまれていた。
また、ギーゼの使徒が「満足同盟」と呼ばれているのはガスティールの担当声優が小野友樹のせいである。
メガコロニーの女王、すなわち頭領である蜘蛛の怪人。配下の怪人は彼女の子供である。
子供に対する確かな愛情と、他の勢力に対する冷静にして冷酷な面を併せ持った、「昆虫類の女王」に相応しい人物。作中でも敵味方問わず、強者には敬意を表する。
蜘蛛故に「オスを捕食し自らの子供に産み直す」という女王蜘蛛特有の思考を有しており、彼女の子らもそれを当然と受け取っている。作中で葛木カムイが求婚を断った際には、アルキデスは激しく憤りを見せていた。
地球・クレイ問わず、ギーゼにより破壊された後の世界を支配しようと目論んでいる。
この目的は「滅び」自体を目的とするガスティールとは反りの合わない考えであり、互いに利用し合う関係である。
ギーゼとメサイアの戦いがあった当初から、クレイに仇成す存在だったようだが、ヴァレオスと違い彼女は撤退に成功しており、国家「ズー」内に拠点を築き活動を継続していた。
当初は地球での活動を「アルキデス」に任せ、クレイでのギーゼの勢力の活発化に伴いクレイの侵略に勤しんでいたが、ズー内での戦況の好転に伴い、後を他の怪人に任せ自身はディフライドを敢行する。
しかしこのディフライドが、ズーの戦局にひとつの穴を作ってしまうことになり……。
ちょうど地球側の戦力がギーゼの使徒に対抗し始めた頃のディフライドであり、櫂トシキに敗れたアルキデスの前に現れ、荒れる彼を慰める。
以降はアルキデスと共に、ギーゼの使徒として本格的に活動を開始する……が、実際の所、彼女はアルキデスの様子を見に来た程度であり、個人として地球で成すことは終わっていた。
カオスブレイカーを追う中で西沢アラタと遭遇、彼を退けるが、続けて現れた葛木カムイとのファイトで、ゼロスドラゴンを使った上で敗北したため、ディフライドが維持できなくなり《死苑のゼロスドラゴン ゾーア》をアルキデスに託し地球から帰還した。
彼女の登場により、視聴者の間でもメガコロニーに興味を強めた王国民ヴァンガードファイターも増えたとか増えなかったとか。
グレドーラの配下であり、彼もギーゼの使徒。
本名は「アルキデス」であり、彼の登場にあたり本名を冠した新カード《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》が登場している。「ダークフェイス」の名は女王から与えられる最上の称号である。以降、グレドーラとの差別化のために「アルキデス」と称する。
恐らくU20チャンピオンシップ開催中に、シンガポールに渡ったカオスブレイカーがダークフェイスのディフライドに関わっていたようである。
一言で言えば「脳筋」なのだが、宿主の若水が非常に優秀な科学者であるため、ダークフェイスが何となく考え、利用されている若水の頭脳が答えを出す、という奇妙な関係が構築されている。この奇妙な関係により、ダークフェイスは魂の牢獄“レリクス”を地球外に作り上げた。
ジニアスコミュニケーションテクノロジーに就職していた若水ソウスケの身体を奪い、そのままクリストファー・ロウをファイトで下す。
クリスらはレリクスに拉致されなかったようだが、同社の研究施設はデータを奪われ爆破された。
世界中にレリクスを維持するジェネレータ施設を建築していたアルキデスだが、チームQ4のうち三名に、「カオスブレイカー」にチームメイトを奪われたチーム新ニッポンの残り二名を加えた五名のチームがジェネレータ施設を襲撃。
アルキデスは櫂トシキに敗れ、あと一回の敗北でクレイに送還されるところまでダメージを負った上に、分断したチームの片方にレリクスのデータを奪われるという失態を演じてしまう。
しかし彼のもとに、自身の母であり女王である「グレドーラ」が現れる。彼女の慰めと激励により再起したアルキデスだが、グレドーラは早々にディフライドが切れ離脱。母であり女王であるグレドーラに《死苑のゼロスドラゴン ゾーア》と地球でのメガコロニーの活動を託されたアルキデスは、後のない状態でさらなる戦いに挑む。
かつてギーゼと敵対していた存在だったが、ギーゼと相対したことでその圧倒的な力に心酔。全てを破壊した後にこそ正義が存在すると確信しギーゼ側につき、メサイアの加護を受けた者に敗れたことで、メサイアにクランごと封印された。即ち、アクアフォースというクランが封印されることになった元凶の存在である。
カオスブレイカー、ダムジッド両名の強襲と同時期に綺場家を強襲。ボディガードを破った末に綺場シオンに辿りつき、ファイトでシオンを破る。
シオンに勝利した後はクレイから地球に辿りついた光輝の剣 フィデスを完全破壊。のち「ギーゼの器たる資格もない」「レリクスに送る必要すらない」としてゼロスドラゴンの力でシオンを生き埋めにした。また生き埋めか
このシオン放置の理由は先述の通り、ディフライダーに勝利する経験がなかったためであり、次に襲撃した明日川タイヨウは勝利経験があったためレリクスへと確保している。
その後はガスティールと共に行動していたが、別行動に移るガスティールと別れた後、新たな器が発見された時は狂喜した上にガスティールの顔芸枠を受け継いだ。
本質的にはやはり、彼もギーゼの狂信者であるといえる。
使徒の目的である《破壊の竜神 ギーゼ》降臨のために必要な肉体の器。
レリクスの起動も、新導クロノを使徒が狙っていたのも、全てがギーゼの器を求めてのことである。しかし……。
この項目は、作品のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
誰もが「クロノが器候補」と思っていたのだが、「東海林カズマvsカオスブレイカー」戦の最中、唐突にカズマに器の証たる紋章が現れ、カズマもギーゼの器として利用できるようになったことが明かされる。
カオスブレイカーにファイトで敗北することで器として完成してしまうのだが、カオスブレイカーの振るう《星葬のゼロスドラゴン スターク》の力に成すすべもなくカズマは敗北。そのままギーゼに精神を取り込まれてしまうのであった。
以降、彼の意識は消え失せるが、ギーゼに対して人間の器は小さなものであり、不完全なこともあってか、器となったカズマは機械的に行動、クロノにファイトを申し込む。
神崎ユウイチロウの想定以上の精神力によって引き起こされた、《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン・リヴォルト》のディフライド失敗により持て余されていた最後のゼロスドラゴン《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》は、器となったカズマによって覚醒し、クロノを一蹴した。
しかしその後は、人間の器の小ささ故か眠りにつくことになる。
事の真相だが、実は彼本人ではなく、彼の分身といえる《覚醒を待つ竜 ルアード》の方が、ギーゼ復活のための器として大きく進んでいた。
復讐のため《忍竜 シラヌイ》を殺害しようとしていたルアードだが、それが仕組まれていたことと判明し、使徒達に連れ去られ行方不明となっていた。
そのルアードは、惑星クレイのレリクスにて、「ギーゼの器」にされた状態で用意されており、これをクローン体のカオスブレイカーが利用しようとしているところまで、その動向は全て、月刊ブシロード連載の「惑星クレイ物語」で明かされていた。
即ち、今回のカズマのディフライド被害は「惑星クレイ物語を合わせて読んで初めて展開が読める」ものとなっていた。
掲示板
4 ななしのよっしん
2018/01/10(水) 21:55:33 ID: Tp0t7nHgf8
ギーゼ様がついに降臨されたけど、ディフライダー扱いになるのかな
しかし鬼丸兄弟は憑依されやすい呪いでもかかっているのか
5 ななしのよっしん
2018/01/21(日) 19:24:41 ID: 48+ii+6hIb
>>3
しかしギーゼ様が降臨すると割とうまくまとまるのであった
悪の組織というよりギーゼ様ファンクラブ、
もしくはギーゼという神を崇拝する宗教団体ってとこなのかなこの人たちは
6 ななしのよっしん
2018/02/22(木) 22:43:30 ID: S9Tm6nBK/2
今回で使徒は全滅したけど悪役としてはかなりイカシタ連中で好き
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/03(金) 07:00
最終更新:2025/01/03(金) 07:00
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