J2リーグとは (ジェイツーリーグとは) [単語記事]

魔境J2リーグとは、日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）の2部リーグである。略称はJ2。2015年より明治安田生命とタイトルパートナー契約を交わしていることから、現在の正式名称は「明治安田J2リーグ」である。

概要

日本プロサッカーリーグ
明治安田J2リーグ
基本情報
創設	1999年
呼称	J2
リーグレベル	第2部
上位リーグ	J1リーグ
下位リーグ	J3リーグ
参加チーム数	20チーム
プロサッカーリーグテンプレート

Jリーグが2部制に移行した1999年に「Jリーグディビジョン2」として創設。これまでJリーグに加盟すれば下のカテゴリーに降格することはなかったが、これ以降はJ1リーグで成績下位のチームはJ2リーグに降格し、J2リーグで成績上位のチームはJ1リーグへ昇格できるシステムが確立される。

初年度のJ2参入クラブは、J1参入決定戦でJ1参入が叶わなかった2クラブと第7回ジャパンフットボールリーグ (旧JFL) の参加クラブのうち将来的なJリーグ入りを希望していた8クラブの計10クラブで争われた。

当初はJ2リーグ下位のチームが下のカテゴリーに落ちることはなく、日本フットボールリーグ（JFL）から昇格したチームが加わる形で参加チームを拡大していた。22チームにチーム数が達した2012年より最下位のチームがJFLへ降格するようになり、J3リーグが発足した2014年からは成績下位のチームがJ3へ降格するシステムとなっている。

なおJ1リーグと違い、FIFAワールドカップはおろか代表ウィークの間もリーグは中断されない。

2025年のレギュレーション

リーグ戦が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。ただし、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。
【1】得失点差
【2】総得点数
【3】当該チーム間の対戦成績（イ：勝点、ロ：得失点差、ハ：総得点数）
【4】反則ポイント
【5】抽選
優勝チームと2位のチームは来シーズンから自動的にJ1リーグへ昇格。
3位のチームから6位のチームの間でJ1昇格プレーオフをおこない、勝ち抜いたチームがJ1リーグへ昇格。
成績下位の3チームは来シーズンからJ3リーグへ自動降格。

※2024年よりJ2リーグのチーム数を20チームに削減するため、2023年にJ1から自動降格するチームは1チームのみ。

2026-27シーズンのJ2リーグ所属チーム

チーム	ホームタウン	Jリーグ加盟年	ホームスタジアム
北海道コンサドーレ札幌	北海道札幌市など	1998年	大和ハウスプレミストドーム
ヴァンラーレ八戸	青森県八戸市など	2019年	プライフーズスタジアム
ブラウブリッツ秋田	秋田県秋田市など	2021年	ソユースタジアム
ベガルタ仙台	宮城県仙台市など	1999年	ユアテックスタジアム仙台
モンテディオ山形	山形県山形市など	1999年	NDソフトスタジアム山形
いわきFC	福島県いわき市など	2022年	ハワイアンズスタジアムいわき
栃木シティFC	栃木県栃木市など	2025年	CITY FOOTBALL STATION
RB大宮アルディージャ	埼玉県さいたま市	1999年	NACK5スタジアム大宮
横浜FC	神奈川県横浜市	2001年	ニッパツ三ツ沢球技場
湘南ベルマーレ	神奈川県平塚市など	1994年	レモンガススタジアム平塚
アルビレックス新潟	新潟県	1999年	デンカビッグスワンスタジアム
ヴァンフォーレ甲府	山梨県甲府市など	1999年	JIT リサイクルインクスタジアム
カターレ富山	富山県富山市など	2009年	富山県総合運動公園陸上競技場
藤枝MYFC	静岡県藤枝市など	2014年	藤枝総合運動公園サッカー場
ジュビロ磐田	静岡県磐田市など	1994年	ヤマハスタジアム
徳島ヴォルティス	徳島県徳島市など	2005年	ポカリスエットスタジアム
FC今治	愛媛県今治市	2020年	アシックス里山スタジアム
サガン鳥栖	佐賀県鳥栖市	1999年	駅前不動産スタジアム
大分トリニータ	大分県大分市など	1999年	クラサスドーム大分
テゲバジャーロ宮崎	宮崎県宮崎市など	2021年	いちご宮崎新富サッカー場

大会結果

年度	優勝チーム	その他昇格チーム	得点王
Jリーグディビジョン2
1999	川崎フロンターレ	FC東京(2位)	神野卓哉(大分トリニータ)
2000	コンサドーレ札幌	浦和レッズ(2位)	エメルソン(コンサドーレ札幌)
2001	京都パープルサンガ	ベガルタ仙台(2位)	マルコス(ベガルタ仙台)
2002	大分トリニータ	セレッソ大阪(2位)	マルクス(アルビレックス新潟)
2003	アルビレックス新潟	サンフレッチェ広島(2位)	マルクス(アルビレックス新潟)
2004	川崎フロンターレ	大宮アルディージャ(2位)	ジュニーニョ(川崎フロンターレ)
2005	京都パープルサンガ	アビスパ福岡(2位) ヴァンフォーレ甲府(3位)	パウリーニョ(京都パープルサンガ)
2006	横浜FC	柏レイソル(2位)	ボルジェス(ベガルタ仙台)
2007	コンサドーレ札幌	東京ヴェルディ1969(2位) 京都サンガF.C.(3位)	フッキ(東京ヴェルディ)
2008	サンフレッチェ広島	モンテディオ山形(2位)	佐藤寿人(サンフレッチェ広島)
2009	ベガルタ仙台	セレッソ大阪(2位) 湘南ベルマーレ(3位)	香川真司(セレッソ大阪)
2010	柏レイソル	ヴァンフォーレ甲府(2位)	ハーフナー・マイク(ヴァンフォーレ甲府)
2011	FC東京	サガン鳥栖(2位) コンサドーレ札幌(3位)	豊田陽平(サガン鳥栖)
明治安田生命J2リーグ
2012	ヴァンフォーレ甲府	湘南ベルマーレ(2位) 大分トリニータ(6位)	ダヴィ(ヴァンフォーレ甲府)
2013	ガンバ大阪	ヴィッセル神戸(2位) 徳島ヴォルティス(4位)	ケンペス(ジェフユナイテッド千葉)
2014	湘南ベルマーレ	松本山雅FC(2位) モンテディオ山形(6位)	大黒将志(京都サンガF.C.)
2015	大宮アルディージャ	ジュビロ磐田(2位) アビスパ福岡(3位)	ジェイ(ジュビロ磐田)
2016	北海道コンサドーレ札幌	清水エスパルス(2位) セレッソ大阪(4位)	鄭大世(清水エスパルス)
2017	湘南ベルマーレ	V・ファーレン長崎(2位) 名古屋グランパス(3位)	イバ(横浜FC)
2018	松本山雅FC	大分トリニータ(2位)	大前元気(大宮アルディージャ)
2019	柏レイソル	横浜FC(2位)	レオナルド(アルビレックス新潟)
2020	徳島ヴォルティス	アビスパ福岡(2位)	ピーター・ウタカ(京都サンガF.C.)
2021	ジュビロ磐田	京都サンガF.C.(2位)	ルキアン(ジュビロ磐田)
2022	アルビレックス新潟	横浜FC(2位)	小川航基(横浜FC)
2023	FC町田ゼルビア	ジュビロ磐田(2位) 東京ヴェルディ(3位)	フアンマ・デルガド(V・ファーレン長崎)
明治安田J2リーグ
2024	清水エスパルス	横浜FC(2位) ファジアーノ岡山(4位)	小森飛絢(ジェフユナイテッド千葉)
2025	水戸ホーリーホック	V・ファーレン長崎(2位) ジェフユナイテッド千葉(3位)	マテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)

昇格・降格チーム

年度	J1からの降格チーム	JFLへの降格チーム	JFLからの昇格チーム
1998	コンサドーレ札幌	-	旧JFLの9チーム^[1]
1999	浦和レッズベルマーレ平塚	-	水戸ホーリーホック
2000	京都パープルサンガ川崎フロンターレ	-	横浜FC
2001	アビスパ福岡セレッソ大阪	-	-
2002	サンフレッチェ広島コンサドーレ札幌	-	-
2003	ベガルタ仙台京都パープルサンガ	-	-
2004	-	-	徳島ヴォルティスザスパ草津
2005	柏レイソル東京ヴェルディヴィッセル神戸	-	愛媛FC
2006	アビスパ福岡セレッソ大阪京都パープルサンガ	-	-
2007	サンフレッチェ広島ヴァンフォーレ甲府横浜FC	-	ロアッソ熊本 FC岐阜
2008	東京ヴェルディコンサドーレ札幌	-	栃木SC カターレ富山ファジアーノ岡山
2009	柏レイソルジェフユナイテッド千葉大分トリニータ	-	ギラヴァンツ北九州
2010	FC東京京都サンガF.C. 湘南ベルマーレ	-	ガイナーレ鳥取
2011	ヴァンフォーレ甲府アビスパ福岡モンテディオ山形	-	松本山雅FC FC町田ゼルビア
2012	ヴィッセル神戸ガンバ大阪コンサドーレ札幌	FC町田ゼルビア	V・ファーレン長崎
年度	J1からの降格チーム	J3への降格チーム	JFLからの昇格チーム
2013	湘南ベルマーレジュビロ磐田大分トリニータ	ガイナーレ鳥取	カマタマーレ讃岐
年度	J1からの降格チーム	J3への降格チーム	J3からの昇格チーム
2014	大宮アルディージャセレッソ大阪徳島ヴォルティス	カターレ富山	ツエーゲン金沢
2015	松本山雅FC モンテディオ山形清水エスパルス	栃木SC 大分トリニータ	レノファ山口FC FC町田ゼルビア
2016	名古屋グランパス湘南ベルマーレアビスパ福岡	ギラヴァンツ北九州	大分トリニータ
2017	ヴァンフォーレ甲府アルビレックス新潟大宮アルディージャ	ザスパクサツ群馬	栃木SC
2018	柏レイソル V・ファーレン長崎	ロアッソ熊本カマタマーレ讃岐	FC琉球鹿児島ユナイテッドFC
2019	ジュビロ磐田松本山雅FC	鹿児島ユナイテッドFC FC岐阜	ギラヴァンツ北九州ザスパクサツ群馬
2020	- ^[2]	-	ブラウブリッツ秋田 SC相模原
2021	徳島ヴォルティス大分トリニータベガルタ仙台横浜FC	SC相模原愛媛FC ギラヴァンツ北九州松本山雅FC	ロアッソ熊本いわてグルージャ盛岡
2022	清水エスパルスジュビロ磐田	FC琉球いわてグルージャ盛岡	いわきFC 藤枝MYFC
2023	横浜FC	ツエーゲン金沢大宮アルディージャ	愛媛FC 鹿児島ユナイテッドFC
2024	ジュビロ磐田北海道コンサドーレ札幌サガン鳥栖	栃木SC 鹿児島ユナイテッドFC ザスパ群馬	大宮アルディージャ FC今治カターレ富山
2025	横浜FC 湘南ベルマーレアルビレックス新潟	ロアッソ熊本レノファ山口FC 愛媛FC	栃木シティヴァンラーレ八戸テゲバジャーロ宮崎