小樽市(2021年6月30日現在) | |
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面積 | 約243.83Km2 |
人口 | 111,226人 |
市の花 | ツツジ |
市の木 | シラカンバ |
隣接 市町村 |
石狩振興局 札幌市、石狩市 後志総合振興局 余市郡:余市町、赤井川村 |
後志地方の東端、札幌市の西隣に位置する。2010年現在北海道の市町村のなかでは7番目に人口が多い都市で、後志地方の人口の半分以上が集まる。言い換えれば後志地方最大の都市ということであるが、地理的な事情からか、後志総合振興局は小樽市ではなく虻田郡倶知安町に置かれている。
小樽市は石狩湾に面した港湾都市としての顔を持っており、古くは石炭の輸送やロシアとの交易で栄えた。しかし、近年エネルギー転換の影響などから小樽の港湾都市としての役割は縮小し、人口の流出が続いている。その結果、2010年には10万人以上の人口を有する都市でありながら、ついに過疎地域として指定を受けることになってしまった。
小樽はしばしば「坂の街」と形容されるが、その呼称の通り市街地に坂が多い。坂が多いのは山地の麓の傾斜地にまで市街地を展開させているためである。実際のところ、小樽市域のうち都市として整備されている部分は限られており、多くは山地で占められている。小樽の市街地と、小樽市の最東端にある銭函(ぜにばこ)地区とはこれらの山と石狩湾とで地理的に隔てられているため、銭函地区は小樽というよりは札幌とのつながりが強いイメージである。
▲小樽運河 |
▲小樽オルゴール堂 |
小樽は道内屈指の観光都市として全国的に知名度が高い。小樽運河を筆頭に、異国情緒を感じさせる近代的建築物などが名所として有名で、市町村別魅力度ランキングでは札幌市・函館市などと共に上位の常連である。小樽運河は小樽駅から降りて、海側に少し歩くと見ることができる。
坂の街ということで眺望スポットにも恵まれ、なかでも天狗山からの夜景は藻岩山(札幌市)・函館山(函館市)と共に北海道三大夜景のひとつに数えられている。
冬には小樽運河を中心として多数のキャンドルが街中に設置される「小樽雪あかりの路」というイベントが開催される。さっぽろ雪まつりのような派手さはないが、温かな光が街を包み込むその様はとても幻想的。機会があればぜひ一度見に来てほしい。
港町ということで海産物も旨く、寿司屋が多く所在する寿司の街でもある…が、ボッタクリ気味の店も多いので事前にリサーチ推奨。とっぴ~や和楽など回転寿司の店もかなりのハイレベルなので、気軽に寿司を味わうならば回転寿司という選択肢もある。
主な名所としては、以下のようなものがある。
前述の通り、小樽市街地と札幌方面とは、石狩湾と山とで地理的に隔てられている。しかし鉄道や道路は数こそ少ないながらも十分に整備されており、小樽⇔札幌間のアクセスは比較的良好であるといえる。そのため、小樽市は札幌市のベッドタウンとしての役割も持つ。逆を言えば、その数少ないアクセス手段が断たれると大変なことになるということでもあるが…
小樽駅よりも東側の駅からは札幌市内まで普通列車一本で行くことができるほか、小樽・南小樽・小樽築港の3駅には快速エアポートが停車する。逆に小樽駅以西は単線非電化のローカル線となっている。
なお、かつては朝里駅と銭函駅との間に張碓駅という駅があり、停車する列車のない有名無実化した秘境駅として一部の駅マニアに有名であったが、保安上の問題もあり2006年に正式に廃止された。
将来的には小樽市経由で北海道新幹線が開通し、新小樽駅(仮称)が開設される見通しである。同時に、函館本線の小樽駅以西は並行在来線として廃止される予定。
かつては北海道最初の鉄道路線のひとつである国鉄手宮線が通っていた。現在は廃止されているが、線路などの遺構が残されている。
国道5号と札樽自動車道が小樽⇔札幌を繋ぐ重要な役割を持っている。この区間は海沿いの険しい地形を進む関係上、カーブや坂がやや多い。
小樽港からはフェリーが出ており、新日本海フェリーの新潟行き・舞鶴行きがそれぞれ一日一便ずつ運航されている。
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最終更新:2024/05/25(土) 21:00
最終更新:2024/05/25(土) 21:00
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