競走馬の世代一覧

競走馬の世代一覧とは、競走馬の世代別記事を一覧形式でまとめたものである。

概要

競走馬の世代とは、わかりやすく言えば同じ年度の競走馬をまとめたものである。一般的に、北半球に属する日本・ヨーロッパ・アメリカでは1月1日に年度が始まり、12月31日に年度が終わるため、世代は年をそのままいえばよい(南半球では7月1日、もしくは8月1日に年度が始まる。香港などでは生産地ごとに馬齢の呼び方が変わる)。

世代の呼び方は、ニコニコ大百科では○○年クラシック世代(○○には西暦の年の数字が入る)という言い方で統一している。この理由としては○○世代という言い方では、○○年に生まれた競走馬の世代なのか、○○年に特定の馬齢(基本的には3歳)だった競走馬の世代なのかあいまいになること、××世代(××には特定の競走馬、もしくはその集合が入る)という言い方^[1]では、××の集合に関する事前知識が必要なことなどからというのがある。ピクシブ大百科では○○世代(○○には西暦の下2桁が入る)という言い方で統一されている。2000年問題が起きるが、ピクシブ大百科では1930年から2029年まではそのまま、1929年以前、および2030年以降にはカッコ内に世紀を書くことで記事名としている^[2]。

いずれの場合も、○○年に3歳になる競走馬の世代のことを指す。3歳というのは、サラブレッドにおいてはクラシック競走という繁殖馬選定のための大競走が行われるため、目印として一番わかりやすいというのがある。ただ、当然のことながらクラシック競走が存在することが前提のため、1776年(第1回スウィープステークス(今のセントレジャーステークス)が行われた年)より前に関してはこの言い方が無意味になる、という問題はある。ただ、この世代というのは、確かにこのスウィープステークスはAllabaculiaが制しているが、繁殖馬として今も圧倒的影響を及ぼすPotooooooooの世代である、という感じであり、もはや現代からすれば神話の世代である。

長々と述べたが、簡単に言うと、○○年に3歳だった競走馬をまとめた記事、と思ってもらえばよい。

注意事項

ここには記事作成時点でピクシブ大百科ですでに記事があった、2023年に当歳の世代まで便宜上掲載する(2023年10月時点では2027年に当歳の世代までできてる)が、編集者はニコニコ大百科においてここまで急いで作るはないと考えている。この理由としては、

• 当歳に関しては出生の事実は登録されても血統登録(人間にたとえれば戸籍登録に相当する)は9月にならないと行わないこと、マイクロチップ埋め込みを行っていない競走馬の場合、特徴再確認審査というのを行ったうえで血統登録を行うが、これは1歳の4月から5月にかけて行うこと
• 日本においては、競馬のレースは門別競馬場の4月開催が最速の2歳戦であり、これより前に競走馬がレースに出ることはないこと、また、競馬法施行令第7条(地方競馬に関しても第17条の4で準用)により、出生の日から2年(障害競走の場合は3年)を経過しない馬をレースに出すことは禁じられていることから、当歳および1歳馬が出走することはあり得ないこと

などがある。なお、編集者には以下の作業をお願いしたいと思う。

1. 新年を迎えた際には1行下に追加する
2. 過去にさかのぼった記事を作った場合、埋めるように上に行を追加する。ただし、多量の年を飛ばすような記事ができた場合は要検討(2023年1月17日現在、ニコニコ大百科での最古の世代別記事は1923年クラシック世代、ピクシブ大百科の「競走馬の世代一覧」記事の一覧の表の一番上は、ニコニコ大百科の言い方で1920年クラシック世代のため、記事作成段階では1920年クラシック世代から並べる)

世代別記事を作成するにあたって

世代別記事一覧を作るにあたっては、以下のことを気を付けると、最低限の記事が作れる。

1. 「競馬のテンプレート一覧」記事にある「クラシック世代」のセクションのテンプレートを活用する
2. 世代の前説は、古い世代の場合は「××という馬が活躍した」、新しい世代の場合は「××という馬のファースト(ラスト)クロップ世代」などと書くことで、馬から世代をたどる人にとって親切なものになる
3. その世代のニコニコ大百科にある競走馬の一覧を書く。その際、牡馬は青(#0000ff)、牝馬はピンク(#ff00ff)、騸馬は緑(#008000)で色付けする

なお、上記の通り、新しい世代の記事を作るタイミングは、早くても2歳1月以降にすること。というか、競走馬の記事を作るにしても、血統名「(母馬名)の(生年)」で作ってしまうと、名前決定時に移動が必須になり、移動後に元の名前のリダイレクト記事を作る羽目になる。なお、馬名登録自体は血統登録さえすればいつでもできるが、馬名登録後、変更は初出走までの間に1回だけ可能という規則があるため、たいていの場合、入厩の直前に名前を決めることが多い(入厩ということは競走馬登録をする、ということなので、この段階で馬名は登録されていなければならない)。なお、中央競馬には早期登録特例制度があり、これが1歳9月以降である(入厩は1歳11月から)。

世代別記事の一覧

1930～　1950～　1960～　1970～　1980～　1990～　2000～　2010～　2020～　2030～   

生年	クラシック世代	ピク百	Wiki	主な活躍馬 (日本／海外)	備考
1917	1920年クラシック世代			クヰンマリー マンノウォー
1918	1921年クラシック世代			ウードコツク クサール
1919	1922年クラシック世代			フロラーカツプ ブランドフォード
1920	1923年クラシック世代			バイクワ ファロス
1921	1924年クラシック世代			アストラル ムムタズマハル
1922	1925年クラシック世代			クヰンフロラー マンナ
1923	1926年クラシック世代			アスベル コロナック
1924	1927年クラシック世代			ハクシヨウ ブラウンジャック
1925	1928年クラシック世代			ハゴロモ フェアウェイ
1926	1929年クラシック世代			サンシャイン ファーラップ
1927	1930年クラシック世代			ワカクサ ギャラントフォックス
1928	1931年クラシック世代			アスコツト トウルビヨン
1929	1932年クラシック世代			ワカタカ トップフライト	東京優駿大競走創設
1930	1933年クラシック世代			カブトヤマ ハイペリオン
1931	1934年クラシック世代			フレーモア ディスカヴァリー	大障碍特別競走創設
1932	1935年クラシック世代			ガヴアナー バーラム
1933	1936年クラシック世代			トクマサ シービスケット	公認競馬倶楽部11団体を統合し日本競馬会が発足
1934	1937年クラシック世代			ヒサトモ ウォーアドミラル	帝室御賞典を年2回施行に変更
1935	1938年クラシック世代			スゲヌマ ネアルコ	阪神優駿牝馬創設 京都農林省賞典四歳呼馬創設
1936	1939年クラシック世代			クモハタ ブルーピーター	中山四歳牝馬特別創設 横濱農林省賞典四歳呼馬創設 五大クラシック体制開始
1937	1940年クラシック世代			テツザクラ ジェベル
1938	1941年クラシック世代			セントライト ワーラウェイ	セントライトが三冠達成
1939	1942年クラシック世代			ミナミホマレ サンチャリオット
1940	1943年クラシック世代			クリフジ ナスルーラ	44年は能力検定競走 クリフジが変則三冠達成
1941	1944年クラシック世代			カイソウ トワイライトティアー	44年は能力検定競走
1942	1945年クラシック世代			トビサクラ ポリネシアン	戦時中
1943	1946年クラシック世代			カツフジ アソールト	戦後
1944	1947年クラシック世代			トキツカゼ テューダーミンストレル
1945	1948年クラシック世代			ミハルオー サイテーション	日本競馬会が解散 国営競馬開始
1946	1949年クラシック世代			トサミドリ コロネーション
1947	1950年クラシック世代			クモノハナ タンティエーム
1948	1951年クラシック世代			トキノミノル シカンブル
1949	1952年クラシック世代			スウヰイスー トムフール
1950	1953年クラシック世代			ハクリヨウ ネイティヴダンサー
1951	1954年クラシック世代			ダイナナホウシユウ ネヴァーセイダイ	日本中央競馬会設立 啓衆社が競走馬の年度表彰を開始
1952	1955年クラシック世代			メイヂヒカリ リボー
1953	1956年クラシック世代			ハクチカラ モンタヴァル	中山グランプリ創設 八大競走体制確立 八大競走完全制覇
1954	1957年クラシック世代			オンワードゼア バリーモス	八大競走完全制覇
1955	1958年クラシック世代			ガーネツト シルキーサリヴァン
1956	1959年クラシック世代			ハククラマ セントクレスピン
1957	1960年クラシック世代			コダマ ケルソ	宝塚記念創設 八大競走完全制覇
1958	1961年クラシック世代			ハクシヨウ ヘイルトゥリーズン
1959	1962年クラシック世代			リユウフオーレル エクスビュリ
1960	1963年クラシック世代			メイズイ ネヴァーベンド	「MG対決」 八大競走完全制覇
1961	1964年クラシック世代			シンザン ノーザンダンサー	シンザン世代 シンザンが三冠達成 八大競走完全制覇
1962	1965年クラシック世代			カブトシロー シーバード	地方競馬全国協会設立
1963	1966年クラシック世代			スピードシンボリ バックパサー
1964	1967年クラシック世代			ヒカルタカイ ダマスカス	八大競走完全制覇
1965	1968年クラシック世代			タケシバオー サーアイヴァー	43年組 「元祖三強」
1966	1969年クラシック世代			トウメイ シュヴィー	八大競走完全制覇
1967	1970年クラシック世代			タニノムーティエ ニジンスキー	「AT対決」 ビクトリアカップ創設
1968	1971年クラシック世代			ヒカルイマイ ミルリーフ
1969	1972年クラシック世代			タニノチカラ ロベルト	花の47年組 「関西三強」 八大競走完全制覇
1970	1973年クラシック世代			ハイセイコー セクレタリアト	ハイセイコー世代 第1次競馬ブーム
1971	1974年クラシック世代			キタノカチドキ ノーザンテースト	単枠指定制度開始
1972	1975年クラシック世代			カブラヤオー ラフィアン
1973	1976年クラシック世代			トウショウボーイ エクセラー	TTG世代 「TTG」 八大競走完全制覇
1974	1977年クラシック世代			マルゼンスキー シアトルスルー	マルゼン世代
1975	1978年クラシック世代			ホウヨウボーイ アファームド
1976	1979年クラシック世代			カツラノハイセイコ スペクタキュラービッド
1977	1980年クラシック世代			モンテプリンス デトロワ	ノーザンテースト初年度産駒世代 八大競走完全制覇
1978	1981年クラシック世代			カツトップエース シャーガー	ジャパンカップ創設 天皇賞の勝ち抜き制度が廃止
1979	1982年クラシック世代			ハギノカムイオー コンキスタドールシエロ
1980	1983年クラシック世代			ミスターシービー サガス	シービー世代 ミスターシービーが三冠達成
1981	1984年クラシック世代			シンボリルドルフ サドラーズウェルズ	ルドルフ世代 シンボリルドルフが三冠達成 中央競馬でグレード制導入開始
1982	1985年クラシック世代			ミホシンザン トリプティク
1983	1986年クラシック世代			メジロラモーヌ ダンシングブレーヴ	メジロラモーヌが牝馬三冠達成
1984	1987年クラシック世代			タマモクロス パーソナルエンスン
1985	1988年クラシック世代			オグリキャップ ウイニングカラーズ	オグリ世代 第2次競馬ブーム
1986	1989年クラシック世代			オサイチジョージ サンデーサイレンス
1987	1990年クラシック世代			メジロマックイーン ゴーフォーワンド	メジロ御三家世代
1988	1991年クラシック世代			トウカイテイオー コタシャーン	単枠指定制度廃止
1989	1992年クラシック世代			ミホノブルボン アーバンシー
1990	1993年クラシック世代			ビワハヤヒデ シガー	BNW世代 「BNW」
1991	1994年クラシック世代			ナリタブライアン ホーリーブル	ナリブ世代 ナリタブライアンが三冠達成
1992	1995年クラシック世代			マヤノトップガン ラムタラ	サンデーサイレンス初年度産駒世代 中央競馬でアラブ系競走が全廃
1993	1996年クラシック世代			エアグルーヴ エリシオ	秋華賞創設 エリザベス女王杯が古馬混合に変更
1994	1997年クラシック世代			タイキシャトル パントレセレブル	ダートグレード競走開始
1995	1998年クラシック世代			スペシャルウィーク リアルクワイエット	黄金世代 中央GI完全制覇
1996	1999年クラシック世代			テイエムオペラオー モンジュー	覇王世代 中央芝GI完全制覇 障害グレード制導入開始
1997	2000年クラシック世代			アグネスデジタル シンダー	マル外世代
1998	2001年クラシック世代			マンハッタンカフェ ガリレオ
1999	2002年クラシック世代			シンボリクリスエス ハイシャパラル
2000	2003年クラシック世代			ゼンノロブロイ ゴーストザッパー	スティルインラブが牝馬三冠達成 ノーザンテーストラストクロップ世代
2001	2004年クラシック世代			ハーツクライ ウィジャボード
2002	2005年クラシック世代			ディープインパクト ハリケーンラン	ディープ世代 ディープインパクトが三冠達成
2003	2006年クラシック世代			メイショウサムソン ディラントーマス	サンデーサイレンスラストクロップ世代
2004	2007年クラシック世代			ウオッカ ゼニヤッタ
2005	2008年クラシック世代			エスポワールシチー ザルカヴァ
2006	2009年クラシック世代			ブエナビスタ ハービンジャー
2007	2010年クラシック世代			アパパネ スノーフェアリー	アパパネが牝馬三冠達成
2008	2011年クラシック世代			オルフェーヴル フランケル	ディープインパクト初年度産駒世代 オルフェーヴルが三冠達成
2009	2012年クラシック世代			ジェンティルドンナ キャメロット	ジェンティルドンナが牝馬三冠達成 地方競馬でアラブ系競走が全廃
2010	2013年クラシック世代			エピファネイア トレヴ
2011	2014年クラシック世代			モーリス ウィンクス
2012	2015年クラシック世代			キタサンブラック アメリカンファラオ
2013	2016年クラシック世代			サトノダイヤモンド ガンランナー
2014	2017年クラシック世代			リスグラシュー エネイブル
2015	2018年クラシック世代			アーモンドアイ ゴールデンシックスティ	GI競走最多勝利 アーモンドアイが牝馬三冠達成
2016	2019年クラシック世代			グランアレグリア ニックスゴー	牝馬三強世代
2017	2020年クラシック世代			コントレイル アルピニスタ	コントレイルが三冠、デアリングタクトが牝馬三冠達成
2018	2021年クラシック世代			タイトルホルダー フライトライン
2019	2022年クラシック世代			イクイノックス ルクセンブルク	キタサンブラック初年度産駒世代
2020	2023年クラシック世代			リバティアイランド オーギュストロダン	リバティアイランドが牝馬三冠達成
2021	2024年クラシック世代				3歳ダート三冠開始
2022	2025年クラシック世代
2023	2026年クラシック世代				コントレイル初年度産駒世代
2024	2027年クラシック世代
2025	2028年クラシック世代
2026	2029年クラシック世代
2027	2030年クラシック世代

関連リンク

• 競走馬の世代一覧(ピクシブ大百科)

関連項目

• 競馬
• 競走馬/競走馬の一覧
• 競馬のテンプレート一覧
• 競馬の競走の一覧

脚注

1. *特定の馬の名前を冠する世代名の付け方の例: ディープインパクト世代(2005年クラシック世代)、特定の競走馬の集合を冠する世代名の付け方の例: TTG世代(1976年クラシック世代)
2. *なお、ごくまれに「花の47年組」のような、年ベースの呼び方が定着している場合もある(この47年というのは、昭和47年のことで、昭和47年、つまり1972年に旧4歳だった競走馬たち、つまり1972年クラシック世代のことを指す)