『Wii』(ウィー)とは、任天堂が2006年12月2日に発売したゲームキューブ後継の据置型家庭用テレビゲーム機である。
名前のWii(ウィー)はWe(私達)のLeet表記である。フランス語のOui(Yes/はい)も意味し、iiは専用コントローラー「Wiiリモコン」の形状を模したトリプルミーニングである。
Wii本体は縦置きの小型筐体である。色はクロ(黒)とシロ(白)の2種類だが、2010年にマリオ25周年を記念して、期間限定で赤カラーの本体も発売された。ちなみにこの赤いカラー本体には、ハテナブロックが「25」と描かれたブロックに差し替えられた「スーパーマリオブラザーズ」のソフトが収録されている(内容は一緒)。
2006年発売当時の家庭での高画質HD(High Definition、ハイビジョン:Hi Vision)テレビの高くなかった普及率を踏まえ、敢えて映像性能の向上を捨て、HD非対応・SD(Standard Definition)対応、とする事で、低価格・低消費電力・低発熱・筐体の小型化を果たした。[1]
全く新しい専用コントローラーによる革新的ゲームスタイルと併せてライトユーザーを引き込む戦術で、第7世代(Wii、Xbox360、PlayStation3)において、日本を含む全世界でトップシェアを獲得した。発売後3年5ヶ月か月でPlayStation2を上回るペースで7000万台を出荷。ファミリーコンピュータ(海外ではNES)の累計出荷台数6291万台を超えて、この時点で任天堂発売の据え置き家庭用ゲーム機の中では最も普及したゲーム機となった。
体感ゲームコントローラー『Wiiリモコン』が最大の特徴である。3軸のモーションセンサーによって振ったり、ひねったり、傾けたりして操作する、直感的なゲームプレイを実現をしている。
アメリカにおいてユーザーがプレイ中にストラップがちぎれてTVに刺さるという事件があり、後にリモコンのストラップが強化、さらに注意喚起の警告も出るようになった。なお刺さったリモコン自体はその後も問題なく動き、任天堂ハードらしい頑強さ・堅牢さを証明した。
なお、インターネット接続方法に関しては「ゲーム機をネットにつなぐ方法」を参照されたし。
ゲームキューブ専用ソフトとの後方互換機能を備え、GC8cm専用光学ディスクをアダプター無しでそのまま読み込む事が可能である。GC専用ゲームのプレイにはGCコントローラーが必須であり、ゲームデーター保存にはGC専用メモリーカードが必要である。埋もれた名作GCソフトを探してプレイして楽しめる。
筐体上部カバーを開いてメモリーカードスロット・専用コントローラーの接続端子口を露出させる必要があり、絵面的には少しばかり面妖な姿になる。[4]
Wii専用ソフト及び周辺機器は次世代機のWii Uで引き続き使用可能である。
名前と外見が紛らわしい類似品に中国製ゲーム機『Vii』(威力棒)、『V-Sports』、『MiWi』、小型DVDプレーヤー『Wee』が存在する。[5]
間違って購入しないよう注意願いたい(下記「類似品に注意」を参照)。
『Wii』のゲームソフトウェアにはデジタル著作権保護(DRM)が付いているものの、タイやマレーシアでは違法にコピーされたゲームソフトが格安で販売されている。[6]
また、2008年12月31日に長く破られていなかった任天堂ファミコン用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』の世界出荷累計4024万本を抜き、Wii専用ゲームソフト『Wii Sports』4050万本、出荷累計数世界1位を達成した。[7]
『マリオカートWii』の実況動画がある程度の勢力を確保している。他に『大乱闘スマッシュブラザーズX』、『スーパーマリオギャラクシー』など。
ゲーム動画以外では、「Wii をゲットして歓喜する子供たち」シリーズが見るだけで幸せになれる動画として密かに人気である。ちなみに米国でのWiiの価格は約244.99$(Wiiスポーツ同梱)。
専用ゲームソフトに「オプーナを買う権利をやろう」の定型句で有名な『オプーナ』がある。[8]
また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』の音楽は動画のBGMに使われる事が多い。
その他、「ポケモン不思議のダンジョン(探検隊)」におけるヤミラミ軍団の、まるでショッカー軍団そのものな叫び声からポケダン関連、またはそれ以外でもヤミラミが動画内に複数表れた場合に、この単語が弾幕化する場合がある。
ハードメーカーの垣根を超えた、各ハードの仕様に近い専用コントローラの発売が期待された。
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最終更新:2024/05/02(木) 23:00
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