『ブラック★ロックシューター』とは、2008年6月13日に投稿された、ryo氏5作目の初音ミクオリジナル曲。
投稿から24時間を待たずして10万再生(VOCALOID殿堂入り)を達成。2008年10月1日22時10分に100万再生(VOCALOID伝説入り)、投稿してちょうど1年の2009年6月13日23時53分に200万再生、2010年04月11日18時08分に300万再生、2011年04月20日12時36分に400万再生、2012年11月25日00時41分に500万再生、2016年07月19日18時29分に600万再生を達成している。
Introduction
今日はもっと酷い日になるかもしれない。立っているのもやっとのこと。
支えてくれるものなんて何もなくて、だって自分は強い人間じゃないんだ。
それなのに、幕は開いてしまう。もう戻れない。
そんな時は思い出してください。楽しかったあの日々を。
お話が始まります。ブラック★ロックシューターはあなたの心の中に。
Concept
気鋭のイラストレーター、hukeの描くブラック★ロックシューターを発端として、今回の音楽は製作されています。
か弱く幼い、その体に宿る力強さ、毅然と立つ少女。
そこには生きていく辛さ、乗り越えなければいけない自分、そういう人としての弱さや葛藤があり、その強靭な一枚のイラストが発展して音楽になり、映像になり、ひとつの作品へと自然に繋がった形になっています。小さい頃は誰しもがよく泣いたでしょう。忘れていませんか? 心のあり方を。
「自分の心に正直になる」言葉で書くのは簡単なことです。ただ、それを実践することは本当に難しい。
きっとこの歌は、ブラック★ロックシューターは、幼かったときの大切な何かを思い起こさせてくれるはずです。
歌詞
作詞 | ryo |
作曲 | ryo |
歌 | 初音ミク |
ブラックロックシューター 何処へ行ったの?
聞こえますか?
あとどれだけ叫べばいいのだろう
あとどれだけ泣けばいいのだろう
もうやめて わたしはもう走れない いつか夢見た世界が閉じる
真っ暗で明かりもない 崩れかけたこの道で
あるはずもないあの時の希望が見えた気がした
どうして
ブラックロックシューター 懐かしい記憶
ただ楽しかったあの頃を
ブラックロックシューター でも動けないよ
闇を駆ける星に願いを もう一度だけ走るから
怖くて震える声でつぶやく わたしの名前を呼んで
夜明けを抱く空 境界線までの距離 あともう一歩届かない
こらえた涙があふれそうなの 今下を向かないで
止まってしまう
未来を生きていたいんだ わかったの 思い出して
強く 強く 信じるの
そうよ
ブラックロックシューター 優しい匂い
痛いよ 辛いよ 飲み込む言葉
ブラックロックシューター 動いてこの足!
世界を超えて
最初からわかっていた ここにいることを
わたしのなかの 全ての勇気が
火をともして
もう逃げないよ
ブラックロックシューター ひとりじゃないよ
声をあげて泣いたって構わない
ブラックロックシューター 見ていてくれる
今からはじまるの わたしの物語
忘れそうになったら この歌を
歌うの
ryo氏のあとがき
イラスト及び動画編集を一人で製作したhuke様、その力強い感性と絵力に敬意を表します。
お仕事が相当忙しい中、その空いた時間でここまで、できるとは・・・
動画編集をちゃんとやったのは初めてだ、とか言ってて、もう驚くしかありません。卑怯な!
初めてhukeさんの描かれる絵を拝見したとき、なんだか外国に連れてこられたような感覚というか。
そんな感じがしました。きっと、hukeさんの絵を見て同じ感想を抱く方、多数いると思います。
そして、ブラック★ロックシューターを見たとき、思わずブラック★ロックシューターって曲
作ります。と断言・・・まさに背水の陣を敷いた形で曲を作ることになったのですが、気に入ってもらえたでしょうか。
改めてイラスト、及びタイトルを作られたhukeさんに感謝の念を。ありがとうございます。
ニコニコにhukeさんの描かれる絵の作業工程がわかる動画があるのですが、絵に関して全くの素人すぐる
自分ですら、見ていて面白い、なるほどーへえーすげえー何やってんのこれ?と。
絵を目指される方は是非一度、ご覧になられてみてはいかがでしょうか。
HPの構成は、hukeさんがデザインを決めて、ワールドイズマインで素敵なイラストを描いているredjuiceさんが
構成を担当してくれています。ありがとー。特設サイトはこちら→http://supercell.sakura.ne.jp/brs/
今回は16歳の女の子、初音ミクというテーマから少し離れて、歌詞を作りました。
ブラック★ロックシューターという少女に自分を重ね合わせた歌詞になっています。
色んなことから逃げたくて、しょうがなくて、でも現実は絶対に許してくれない。
強がって、頑張って、認めて欲しくて、何より自分の意味というものが欲しくて。
かっこいい音楽やかわいい音楽、お洒落な音や陰鬱な曲、音楽だったら自分を表わせる。
でも、もし音楽を作るのを辞めたら、色んな気持ちを諦める術を覚えて、飲み込んで、その代わり安心して、
毎日あまり悩まずに生きていけるかもしれない。そういう2つの気持ちが、行ったり来たりで常に不安定で。
そういう今までの自分の道を、思うところを、そのまま書き連ねたお話が今回の内容です。今、自分が折れそうな人、
できれば、聴くだけではなく一緒に歌ってみてもらえたらいいな、と。
そして、この先自分の心が折れそうになったとき、そんなときの自分のためのとっておきの曲です。
気に入ってくれたら嬉しいです。トラックの方ですが、ベーシックな構成で、今回はギターも自分で弾いてます。頑張ってくれましたギブソン。
いつも埃まみれでごめんなさい。弾き方とかコードとかピアノに合わせるとか全部無視して弾いたので、
まったくなんだかわからないようなギターになってますがそういうのもたまにはいいかな、と。
自分で弾くことに意義がある曲、そんな感じです。音楽って説明書ついてないんだから、聴いてわからなきゃだめだー、とか常々思っている癖に、
毎回、楽曲のあとがきを長々と書いてしまっていて、ホントだめですね自分。
それでもですね、これ読んでくれている人、あんまりいないでしょうけれども
興味持ってもらって最後まで読んで頂いて、なんというか、ありがとうございます?
違うなーなんですかね。面白いですか?ちがうなー挑発的だなー。そう、別にお酒飲んで書いてませんよ。
いつもちゃんと普通に書いてますよー。そういえば、ニコのぼからじ、出ました。あれって真面目な番組だったんですか?
もしかして。すごくこう気軽な感じのノリで質問メールが来たので、こ、これは!とか思って質問改変したのですが。
先日拝見させて頂いたところみなさん普通にお答えしていらしてですね。ものすごく、こうなんというか、ぼからじ!って
感じで。えーと、使用機材はキューベースでー、カオスパッドが埃被っててー、好きなミクはボーカロイドでー、遅いですね。
パーソナリティのMazoっぷさんの声がJ-wave的な声で良い感じでした。個人的にはソウルトレインみたいな感じで喋って
くれると面白い、とか思いました。アーイ?そういえばなんかDTMマガジンに載せて頂いたときもですね。どうせ1ページの片隅に
ちょっと載るくらいなんだから遊んでしまえばいいじゃない!とか思って、使用楽器とか食玩で揃えた楽器を
ゼンマイ付きカピバラが演奏する写真を送ったりとか、文章ももっとなんかすごく音楽に関係ないことを
書いていて、出来上がりみたら片隅じゃねぇえええ!と。次そういうの機会があったら、次こそは!とか思います。歌ってみた、演奏してみたー二時創作などなど、特に許可とか要りませんので。ニコにうpするなりなんなりどうぞ。
よくわからない点、要望とかあれば、面倒かもですがメールでお願いしますー。
huke氏のあとがき
はじめまして、ブラックロックシューターの絵とPV担当のhukeです。
ryoさん119さんからsupercellへのお誘いを頂き
ブラックロックシューターの曲を作りたいと言われたときは度肝を抜かれました。でも自分の仕事のスケジュールの都合でPV製作になかなか取り掛かれず
やーーーっとの事完成して公開することができました!
最高の曲を作ってくれたryoさんとsupercellのメンバー、ご覧頂いたすべての
皆様への感謝の気持ちを込めて。
サリヤ人氏のあとがき
実はこの「ブラック★ロックシューター」、
私もちょこっとだけ、本当にちょこっとだけ参加してる…らしいですw
「らしい」というのは、正直、自分でもどこに自分がいるのかわからないくらいなのでw
わかったらすごいっす。
素敵な曲に少しでも協力できたことが光栄です。ryoさんありがとう。
関連項目
関連リンク
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