星のカービィ組曲「THE MEDLEY OF KIRBY SSDX」とは、カービィシリーズの楽曲を中心に選曲し、１つの楽曲としてくみ上げたいわば組曲『ニコニコ動画』のコンセプトに近いメドレー曲である。
概要
組曲とか大袈裟なこと言ってますが中身は単なるカービィのメドレーです。
コンセプトは組曲でしたが、途中から訳のわからない展開になって単なる繋ぎ音楽になりました。
微妙に組曲っぽい演出が入ってるのはそのためです。
選曲はカービィ本流タイトルからがメインです。エアライドとか入ってるけど。
ちなみに「SSDX」と名乗っているため、スーパーデラックスからの選曲が多めです。
原曲一覧・解説
アレンジの原曲は再生順で下記の通りになります。
殆どの楽曲に正確な曲名が無いため、タイトルは適当です。
各メドレー順にテーマを設けてあり、ZONEごとに分けております。
ZONE1 - はじまりのはじまり
１.星のカービィシリーズ「グリーングリーンズ」
２.星のカービィ「タイトルテーマ」
星のカービィといえばやっぱりグリーングリーンズ！という事で最初にもってきちゃいました。
と言ってもこれ実は洞窟大作戦の「神秘の楽園エリア」のイントロだったりするんですが。
その次にタイトル曲を持っていくつもりでいたんですが、
やっぱりここは初代のタイトル曲かなーと思って選曲しました。
夢の泉でもよかったんですがこのあたりは趣味という事で。
そんな事言ったら今回の選曲は８割ぐらい自分の趣味なんですが。
ZONE2 - かけめくるカービィの旅
３.星のカービィ ～夢の泉の物語～ 「ベジタブルバレー」
４.星のカービィ ～夢の泉の物語～ 「ヨーグルトヤード」
５.星のカービィ「キャッスル・ロロロ」
６.星のカービィ64 「ポップスター」
７.星のカービィ スーパーデラックス - 白き翼ダイナブレイド 「スカイハイ」
８.星のカービィ スーパーデラックス - メタナイトの逆襲 「アクアリス」
９.星のカービィ 参上！ドロッチェ団 「プリズムプレインズ」
10.星のカービィ 鏡の大迷宮 「レインボールート」
11.星のカービィ３ 「リップルフィールド」
12.星のカービィ２ 「クラウディパーク」
13.星のカービィ ～夢の泉の物語～ 「グレープガーデン」
カービィシリーズの通常ステージ曲をひとまとめにしてみました。
基本的に名曲と言われるものと、あとは個人的な趣味で選曲しています。
で、わかる人にはわかると思うのですが、１面の曲が高確率で入っています。
カービィシリーズに限らず、１面の曲というのは最もよく聞かれる曲であるとともに、最も印象に残る曲でもあります。
アクション系のBGMで「このゲームといえばこの曲！」という曲は案外１面の曲が多かったりします。
スーパーマリオブラザーズの地上面BGMが一番いい例ですよね。
そんな感じで各シリーズの１面の曲が多めです。
９曲目の原曲を敢えて星のカービィ３ではなく、ドロッチェ団にしているのはそのためです。
ZONE3 - みんなで競争だ！ ～番外レース祭～
14.星のカービィ スーパーデラックス - 激突!グルメレース 「コース１」
15.カービィのエアライド 「サンドーラ」
16.カービィのエアライド 「シティトライアル」
カービィシリーズといえばミニゲーム、ミニゲームといえば対戦、という事で競争系の曲を集めてみました。
…のつもりだったんですが、案外そういった曲は少なく、しかも繋ぎにくい曲ばかりだったので、
妥協案という事でカービィのエアライドから２曲ほど選曲しました。
この時点で本来の趣旨のである「カービィ主流シリーズメドレー」から外れることとなりましたが、
主流シリーズ外の曲はこのエアライド２曲と最後のカービィボウルのみとなっています。
主流シリーズに絞った理由については特に無いと言えば無かったんですが、
今考えてみるとやはり亜流タイトルからも選曲すべきだったのかもしれません。
ZONE4 - トレジャーハンティング！ ～お宝を求めて～
17.星のカービィ スーパーデラックス - 洞窟大作戦 「地底の木々エリア」
18.星のカービィ スーパーデラックス - 洞窟大作戦 「トロッコ」
19.星のカービィ スーパーデラックス - 洞窟大作戦 「休憩所」
カービィといえば探検物…という印象は全然ありませんが、
SDXのゲームの中で一番やったのが洞窟大作戦であったことと、
次の展開へ上手く繋げるため、の二つの理由でこのゾーンができました。
休憩所は次のボスラッシュへ備えるという意味で入ってます。
ZONE5 - ぼすぶっち ～いわゆるボスラッシュ～
20.星のカービィ スーパーデラックス - 洞窟大作戦 「ボスバトル (バトルウィンドウズver.)」
21.星のカービィ「対デデデ大王」
22.星のカービィ スーパーデラックス - メタナイトの逆襲 「戦艦ハルバード」
23.星のカービィ スーパーデラックス - 銀河に願いを 「対マルク戦」
いきなり展開をぶった切った上で、PSG音源からはじまるこのボスラッシュ。
というよりグレープガーデンからグルメレースへの繋ぎもそうですが、
落ち着いた部分から次に繋げるには流れを切る以外方法がありませんでした。
むやみに繋げるよりも、一度区切りをつけた方がいいかなと思ったこともあります。
ボスバトルを敢えてバトルウィンドウズバージョンで入れた理由は、次の展開への盛り上がりに繋げるためです。
いきなり本番よりも「これから何かが起こる」という緊張感を出してみた方がいいかなと思いまして、
そういう意味でも矩形波から入って盛り上げる演出が一番合うと判断しました。
戦艦ハルバードは厳密に言えばボス戦ではないのですが、
個人的にメタナイトに一番似合う曲といえばこれなので選曲しました。
メタナイトのテーマの代わりにこれが入ってるのは、実はこういう理由があったからなんですよね。
期待していた方には申し訳ないです。
ちなみに動画のほうで出てくる中盤のセリフはCAVE作品「怒首領蜂」シリーズのシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐の名言をそのまま拝借しました。
これは、暗黒部隊のアレンジ部分は「怒首領蜂大往生」の「緋蜂」を意識しているためです。
ZONE6 - 最終鬼畜暗黒部隊 ～死ぬがよい～
24.星のカービィ ～夢の泉の物語～ 「対ナイトメア戦」
25.星のカービィ２ 「対ダークマター戦」
26.星のカービィ２ 「対リアルダークマター戦」
27.星のカービィ３ 「対ゼロ戦」
28.星のカービィ64 「対ゼロツー戦」
実はこの部分も本来のBPM(通常180)で通すつもりでしたが、
ちょっと遅いと思った事、あとデデデ地帯からガバキックに入れ替えてハードコアっぽくしている事から、
それならいっそより激しくしてしまえと、まずキックの密度を倍率ドン。何やってんだ。
実質BPM360にしたんですが、それじゃあ激しすぎるというかキック増やしただけじゃない！という結論に至って没。
その時ふと怒首領蜂大往生の対緋蜂戦のプレイ動画が頭をよぎり、資料を元に（というかPS2版引っ張り出して）作り上げた結果がこれだよ！！！
結果、この部分だけトチ狂ったボス戦メドレーになりました。
個人的に対ダークマター系統は少し狂ってるような印象が強いので、これはこれでありかなと思いまして。
ナイトメアがダークマターの一族ではないというツッコミはこの際無しでお願いします。
ZONE7 - そしてぼくらは、またゆめをみる ～エンディング～
29.星のカービィ スーパーデラックス - メタナイトの逆襲 「エンディング」
30.星のカービィ スーパーデラックス - 銀河に願いを 「エンディング」
このメドレーでは組曲をコンセプトにしていたと共にある目標を立てていました。
それは「15分以内にまとめる」という目標。
そして、その影響を一番受けたパートがこのメタナイトEDです。
本当はこのパートの尺は動画バージョンの２倍ほどあったんですが、半分ぐらいばっさり切られています。
他の曲も実は適度にカットしていたんですが、結局の所は16分超えという結果に。
今思うとクラウディパークあたりもちょっと長すぎたかもしれません。
そして銀河に願いをEDは外すにも外せないまさに屈指の名曲。終盤に持ってくるならやはりこの曲だろうと思い選曲しました。
SDXをクリアした時のエンディングで流れるこの曲は一番耳に残る曲でした。
後半の展開とかもう大好きで、グリーングリーンズを仕込んでくる辺り演出もよく考えているなあと思います。
ZONE8 - むかしのおもいで ～忘れかけてたあのころ～
31.星のカービィ ～夢の泉の物語～ 「グリーングリーンズ (レインボーリゾートver.)」
32.星のカービィ スーパーデラックス - 洞窟大作戦 「神秘の楽園エリア」
33.星のカービィシリーズ「カービィダンス」
34.カービィボウル 「ホールイン」
「最も感動的なシーンの中、どのような演出で、どう聴き手を泣かせるか」
その答えがこれです。
カービィシリーズは元々GB作品です。
だんだんと盛り上げていくのではなく、
最後にオルゴールやピアノを鳴らすのではなく、
途中からオーケストラ演奏にするのではなく、
一番盛り上がってるシーンをぶった切って、
聴き手がもっとも聴いているであろう「矩形波」の音をいきなりいれる。
その後に一気に盛り上げる。
これがカービィシリーズを愛する聴き手にとって、最も感動を得られるであろう演出だと思いました。
そして盛り上げた後に選曲したのは神秘の楽園エリア版のグリーングリーンズ。
これは個人的にこの曲こそがグリーングリーンズの続編であると思っているからです。
他にもグリーングリーンズが入ってる曲はありますが、一部分でしか使われていません。
しかしこの曲は原曲がまるごと使われており、かつそれに続くメロディがある事が理由です。
ちなみに、この演出はSSDXの構成を考えていた当初から「必ず取り入れる演出」として計画していました。
そして32曲突っ走った後におまけ程度にカービィダンスとカービィボウルのクリアSE。
きっちりと締めるならこの２曲かなーと思って入れました。でも蛇足過ぎました。
補足
- コンセプトは「組曲『ニコニコ動画』みたいなものを作ろう！」でした。過去形の理由は曲を聴いて解る通り。
ちなみに作るきっかけとなった動画はアイマスメドレーこと「THE MEDLEY M@STER」です。 - 音楽面でいろいろと作りが甘い部分が多数ありますが、そこらへんはまあ見逃してください。
- もっと入れるべき曲はあったかもしれませんが割と個人的な好みとノリで選曲しているので、
「この名曲がくる！」と期待して肩透かし食らった方にはほんとごめんなさい。 - 時折「Saka-ROW組」のタグをつけていた人がいましたが、
Saka-ROW組はあのボーカル（兼シャウト）役がいてこそ成り立つので今回は単独名義です。 - カービィに歯があるかないかに関してはご自身のご想像と判断にお任せします。
関連動画
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