はやぶさとは、2011年3月5日に新設された東北新幹線の列車愛称である。
2016年3月26日の北海道新幹線開業により、同線含めた東京~新青森・新函館北斗間速達列車の愛称となった。専らE5系/H5系新幹線電車が充当される。
「はやぶさ」の名前は2009年まで東京と九州を結ぶ寝台特急列車の愛称として使われていた。
概要
2011年3月5日に東京駅~新青森駅を結ぶ新幹線の列車名として採用され、E5系新幹線電車が充当された。
単独運転を行う列車の他、東京駅 - 盛岡駅間で「こまち」(E6系)と併結運転を行うものがある。
当初は盛岡駅-宇都宮駅間を時速300キロで運転し、2013年3月16日に日本最高速度となる時速320キロに速度を引き上げて運転された(「スーパーこまち」併結時は時速300キロ)。2014年3月15日に併結する「こまち」が全てE6系へ置き換えられたことにより、「こまち」ともども全列車が時速320キロ運転となった。
運行開始時は「はやて」の置き換えではなく純粋な増発列車として、東京駅~仙台駅1往復・東京駅~新青森駅2往復の計3往復が設定され、上り1列車(4号)を除き東北新幹線新青森開業まで終着駅だった八戸駅を通過した。
その後、E5系とE6系の増備に伴い、新青森駅発着の「はやて」を格上げする形で増発されていった。また、2014年3月のダイヤ改正時に、仙台駅以北が各駅停車となる盛岡駅発着の「はやぶさ」が登場。その内の2往復はE6系を増結している。
「はやぶさ」は公募では第7位だったが、速さを意識させるとして第1位の「はつかり」、第2位「はつね」、第5位の「はやて」を抜いて選ばれた。
北海道新幹線が2016年3月に新函館北斗駅まで開通すると、東京・仙台発列車として盛岡・新青森発の「はやて」と共に同線へ乗り入れることとなった。
下り列車は基本的に東京始発であるが、早朝に1本のみ仙台始発の列車があり、臨時列車では大宮始発の列車が設定される場合がある。
全席指定席であり、自由席特急券では基本的に乗車できない。ただし、盛岡駅以北及び仙台駅~盛岡駅間で途中停車駅がある列車の仙台駅以北に限り自由席特急券での乗車が認められており、席が空いていれば座ることも可能。自由席の存在しない盛岡駅~新函館北斗駅間の各駅で完結する場合は特定特急券が発売され、自由席特急券と同様に扱われる。なお、指定席が完売の場合は立席特急券が発売される。
停車駅
停車駅は基本的に東京駅、上野駅(一部)、大宮駅、仙台駅、盛岡駅、八戸駅(一部)、新青森駅、新函館北斗駅。
大宮駅~仙台駅間は必ずノンストップであるが、それ以北では一ノ関駅や北上駅、二戸駅、奥津軽いまべつ駅、木古内駅に停車するタイプ、更に仙台以北、盛岡以北または二戸以北が各駅停車となるタイプ、盛岡以北が各駅停車だが奥津軽いまべつ駅と木古内駅のみ通過するタイプ、東京駅~仙台駅間で運行しそもそも仙台以北に行かないタイプ、仙台駅~新函館北斗駅間で運行し奥津軽いまべつ駅と木古内駅のみ通過するタイプの列車も存在する。
北海道新幹線開業時には一部列車を宇都宮駅に停車させる要望が栃木県宇都宮市や北海道から出ていたが、JR北海道が否定的な見解を示し、最終的に見送られることになった。
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関連項目
東北・北海道・上越・北陸新幹線及び山形・秋田新幹線の車両 |
200系 - 400系 - E1系 - E2系 - E3系 - E4系 - E5系/H5系 - E6系 - E7系/W7系 |
東北・北海道・上越・北陸新幹線及び山形・秋田新幹線の列車 |
東北・北海道: はやぶさ - はやて - やまびこ - なすの - あおば 上越: とき - たにがわ - あさひ 北陸: かがやき - はくたか - つるぎ - あさま 山形・秋田: つばさ - こまち ※下線付きは現在不使用 |
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