ガブリアスとは、ポケットモンスターに登場するNo.0445のポケモンである。
初登場はダイヤモンド・パール。
基礎データ | |||
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名前 | ガブリアス | タイプ | ドラゴン じめん |
英語名 | Garchomp | 高さ | 1.9m |
分類 | マッハ | 重さ | 95.0kg |
性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | すながくれ |
♀:50.0% | ― | ||
グループ | かいじゅう ドラゴン |
隠れ特性 | さめはだ |
メガ特性 | すなのちから | ||
孵化歩数 | 5120歩 | 捕捉率 | 45 |
世代 | 第4世代 | 努力値 | 攻撃+3 |
進化 | フカマル → ガバイト(Lv.24) → ガブリアス(Lv.48) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #0445 | 図鑑の色 | 青 |
シンオウ | #111 | イッシュ | #― |
カロス | #008(マウンテン) | アローラ | #240(アローラ) #112(ウラウラ) (USUM) #309(アローラ) #130(ウラウラ) |
ガラル | #118(カンムリ雪原) | ヒスイ | #189 |
パルデア | #128 |
図鑑説明
- ポケットモンスターダイヤモンド、X、オメガルビー、ブリリアントダイヤモンド
- からだを おりたたみ つばさを のばすと まるで ジェットき。 おんそくで とぶことが できる。
- ポケットモンスターパール、Y、アルファサファイア、シャイニングパール
- ジェットせんとうきに まけない スピードで そらを とぶ。 ねらった えものは にがさない。
- ポケットモンスタープラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2、スカーレット
- こうそくで かけぬけると つばさは くうきの やいばを うみだし まわりのきは せつだん されている。
- ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー
- からだを おおう きめの こまかい ウロコが くうきていこうを へらすため こうそくで とべるのだ。
- ポケットモンスターサン
- 通常
ジェットき なみの こうそくで とぶ。 とりポケモンの むれに つっこむと そのまま むれごと まるのみ。 - メガガブリアス
かじょうな エネルギーで りょうてと はねが とけてしまい きょだいな カマじょうの かたちに へんかした。 - ポケットモンスタームーン、バイオレット
- 通常
あたまに ついた 2つの とっきは センサーの やくめ。 はるか さきの えものの ようすも わかる。 - メガガブリアス
- じまんの はねが かまに なって いかりくるっている。 かまを ふるって だいちを みじんに きりきざむ。
- ポケットモンスターウルトラサン
- 通常
- おんそくで とび えものを さがす。 エサを めぐり ボーマンダと くうちゅうせんを くりひろげる。
- メガガブリアス
- うでと はねが とけ カマの ように へんかして しまった いかり くるって あばれに あばれまくるぞ。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- 通常
- きめこまかく とがった ウロコは くうきていこうを へらすだけでなく おそってきた あいてを きずつけるぞ。
- メガガブリアス
- メガシンカまえ より きょうぼうな せいしつ。 りょううでの カマで てきを ズタズタに きりきざむ。
- ポケットモンスターソード
- かざんせいの やまに すむ。 ジェットきに まけない はやさで そらを とび えものを かりまくる。
- ポケットモンスターシールド
- ちじょうでも うごきは すばやく ゆきやまで からだが ひえきるまえに えものを しとめ すみかに もどる。
- Pokémon LEGENDS アルセウス
- 目にも 止まらぬ 勢いにて 天翔ける 姿は 誠に 天晴。 気質 粗にして 野で 警戒すべし。
概要
- シンオウ地方のチャンピオン、シロナの切り札。フカマルの最終進化形態である。
- 分類はマッハポケモンだがマッハという割にはあまり速くない。種族値だけ見てみるとストライク、ブニャット、ゲンガー達よりも遅かったりする。ちなみにマッハ2で飛べるといわれているピジョットも遅かったりする(素早さ種族値101)。
と言うか龍の舞はともかく高速移動も電光石火もできない。空を飛ぶも覚えない。何という分類詐欺。 - こおりタイプの技が4倍なのが痛すぎるが長所がそれを補うほど強く、タイプ不一致のこおりタイプの攻撃なら耐えることも。ほぼ無策でもホイホイポケモンを狩れるのでバトルタワー(対CPU)用にオススメの一匹である。オメガルビーでは「ガブリアスを使ったらバトルハウスで勝てるようになった」と話すNPCまでいる。
- レーティングバトルのシングルバトルでは使用率1位を長らくキープしている。ガブリアスがとても強くて使いやすいポケモンということがわかる。いうまでもなく対策は必須であり、無対策だとガブリアス1匹にやられてしまうことも。
- 初登場の第4世代からトップメタだったが、第5世代(ブラック・ホワイト)でもその勢いは止まることを知らなかった。むしろタスキ貫通技「ダブルチョップ」や夢特性「さめはだ」のせいで更に戦術の幅が広がってしまっている。
- 第6世代(X・Y)では、ドラゴン技無効のフェアリータイプが登場。流石に止まるかと思われた。ところが、実際は…
- フェアリータイプは素早さの高いポケモンが少なく、ガブリアス相手に先手が取れず、また耐久もそこまででもないため安易に受け出しができない。
- ドラゴン技を無効にされようともタイプ一致の「じしん」、対策技の「アイアンヘッド」「どくづき」「ほのおのキバ」「ストーンエッジ」など、ガブリアスの方がいくらでも対応できる状態。
- 第7世代(サン・ムーン)ではカプ系やアローラキュウコンなど強いフェアリータイプが増加。またテッカグヤやマッシブーンなどガブを受け止められるポケモンも増加した。さらに「さめはだ」も瀕死時の接触は敗北判定など弱体化を食らった。
当初は新規参戦のカプ・テッカグヤとの相性が良く、「レー島の守護神ガブ・リアス」などと言われる始末であったが、さすがに環境が煮詰まると「ドラゴンタイプそのものが不利要素」「凄まじい高速環境+メガシンカ後の素早さ適応の仕様変更」も相まってジワリジワリと数を減らし、遂にシングルレートにおいては順位2桁まで落ち込んでしまった。神の名を騙るとこうなると言う事か - 対戦における強さ、バトルツリーなどの施設を勝ち抜くために誰もが1度はお世話になること、そして人気キャラクターのシロナの切り札といったことなどから人気も高く、ポケモン総選挙720では42位に入った。
- 第8世代(ソード・シールド)でまさかのリストラと思われたが、2020年1月8日に放送されたポケモンダイレクトにおいて「ソード・シールド」の有料追加DLCである「鎧の孤島・冠の雪原」のうち2020年10月に配信される冠の雪原DLCで復活。ガラル産を捕獲する場合はボーマンダ系統と対になっていてシールド版限定なのでソード版プレイヤーは要注意。また、無料アップデートによりポケモンバンクからPokémon Homeを通じて連れてくること、DLC適用済みのプレイヤーとの通信交換で入手することも可能。
- ダイパリメイクのBDSPでは、
- まあそんなことよりも、チャンピオンのシロナも当然使用してくるが努力値MAX・種族値5V・ヤチェ搭載・隙のあるドラゴンダイブとギガインパクトをそれぞれドラゴンクローとつるぎのまいに入れ替えて対人ガチの技編成となっており、そんなのを殿堂入り前の初戦から繰り出してくる。タイプ相性からトゲキッスで狩れるなと思った筆者みたいなトレーナーはどくづきでわからせられたりと対策済みであり隙はない。
ちなみに他の手持ちのミロカロスもかえんだま所持の特性「ふしぎなうろこ」で物理対策してのじこさいせい・ミラーコート持ちとこちらもガチ仕様である。 - Pokémon LEGENDS アルセウスでは、野生のオヤブン個体が“純白の凍土”に出現する。そう、読んで字のごとく雪山に出現する。この個体はPVにも登場しており、「自殺願望でもあるのか」と視聴者を驚かせた。
とは言えオヤブン個体なのでとても大きく強く、モンスター感のある怖カッコいいガブリアスを体験できる。 - スカーレット・バイオレットでは、“パルデアの大穴”の上空を、まるでジェット戦闘機のように寝そべり変形して空を飛んでいる。度々図鑑で触れられていた「ジェット機のように空を飛ぶ」という記述がようやく反映された。他にも列柱洞に水テラスタイプのLv65の個体が生息している。
ガブリアスはなぜ強い?
- 一言で言うなら「攻撃面のスキの無さ」。
- まずメインウエポン(タイプ一致主力技)の一つ、「げきりん」はタイプがドラゴンのため半減以下にできるのははがねタイプとフェアリータイプのみ。この技は威力120ながら使用後は数ターン技の変更が出来ないため通常ならはがねやフェアリーを出して凌ぐという受け方がある。しかしガブリアスの場合迂闊にはがねやフェアリーを出そうものなら二つ目のメインウエポンの「じしん」(はがねタイプの弱点)や、「ほのおのキバ」が飛んできたり、じしんを半減以下に抑えるフェアリーに対しても、「どくづき」や「ストーンエッジ」、「アイアンヘッド」で弱点を突くことができる。では数値受けしたらどうかというと、「つるぎのまい」があるため、耐久があっても火力のないポケモンでは、受けだしても単なる起点になりかねない。
- このようにげきりんが効かない敵にはじしん、じしんが効かない敵にはげきりん、げきりんもじしんも効かない敵にはサブウェポン。そして隙あらばつるぎのまい。この痒い所に手が届いている技構成がガブリアスの最大の強み・特徴といえる。第7世代ではZ技により、サブウエポンの火力も上昇。一瞬で役割破壊してくことも。
- しかも素の攻撃種族値も130あり、そのまま殴られてもかなり痛く素早さも激戦区の100を抜ける102。攻撃面がよくクローズアップされているが耐久力も高く、非伝説ドラゴンの中で最も耐久力が高い(いかくなどを含めない場合)。HP108・防御95・特防85と種族値だけ見れば耐久型も問題なくできるレベルである。ガブリアスの耐久面の凄さについては201ガブ、もしくは205ガブでググればわかってもらえるだろう。仮に耐久無振りでも、トゲキッスの一致マジカルシャインを乱数で耐えるほどの素の耐久力。万が一上を取られても、生半可な攻撃では返り討ちに切って取れる耐久と火力を併せ持つ。一番低い特攻も80あり、役割破壊のだいもんじを使うぶんには十分。600という恵まれた合計種族値を最も無駄なく配分したのがガブリアスと言っても過言ではない。
- またタイプも優秀で『強いじめんタイプ』というのが、ガブにとって変わるものがほぼいない。でんきタイプの一貫を切るじめんタイプはPT構成に常に需要があり、多少逆風があっても使われ続ける理由がここにもある。
但し第7世代は環境的側面からランドロスやマンムーがその枠に収まりつつある。 - 第5世代では特性「すながくれ」も地味に凶悪で永続砂のガブリアスはひかりのこなを持ち出すと命中100の技でも命中72(ふぶきよりちょっと高い程度)にまで落ちるので、身代わり連打から剣の舞へつないで全抜きする恐怖のガブがとても多かった。その後の天候弱体化でこの型は減少する事に。
- 対策としてはやはり4倍弱点の氷技で攻めること。ただし後出しの場合は出た瞬間潰されるケースが多く、ガブがタスキやヤチェ、スカーフなどだと後出しでも潰される場合もあるので、読み合いが絡む。
- またガブに強いフェアリータイプ、はがねタイプは攻撃の幅が狭いポケモンが多く、ガブには強くでれても結局他のポケモンに弱く潰される、というケースが多いため完全な対策になりえないのも1つの理由。
- とにかく型が多く、奇襲のスカーフ型に物理受けも吹き飛ばす鉢巻型、後続支援のステロ型に、ストッパーのタスキ型、ラムやヤチェをもたせての剣舞型、はたまた毒々型や特殊型などあらゆる型が存在し、日々新しい型が開発されている。持ち物なしでも十分強いことがここに生きている。初見のガブリアスがどの型かを見ただけで判断するのはほぼ不可能で、その読みにくさもガブリアスの強さの一つであろう。
- さらに上記の点に加え、電磁波も効かず、特性さめはだにより物理に最低限のダメージを与えるなど「機能停止に追い込むことの困難さ」や「出せば必ず何かしらの仕事をしていく」事もガブリアスが強い理由である。
- なお、メインウェポンとして採用率の高いげきりんやじしんは自力で覚えられない。600族としては珍しく、自力習得技は少なく、技だけ見れば同タイプのフライゴンの方が優秀に見えてしまうほどである。逆に言えばガブリアスはわざマシンやおしえ技への適応度が高く、タマゴ技も使い勝手の良いものが揃っているために無類の強さを発揮出来るのである。
- このようにシングルでは鬼のような強さを発揮しているガブリアスであるが、ダブルなどだとげきりんは攻撃対象を選ぶことが不可能でじしんは味方にも当たり威力も低下している…とメインウエポンが両方弱体化しているのでそこまで脅威ではない。単体で見れば【シングルに比べて】というレベルと言えなくもないが、同ルールでは同じ地面で「いかく」をもつ霊獣ランドロスの影に埋もれている感は否めず、ドラゴンとしてもメガボーマンダに押されぎみ。また強力なフェアリー技を放つニンフィアの採用率の高さも向かい風。
- ただし、第7世代ではZ技によりじしんやげきりんを一発限りだが単体撃ち分けできるようになったため、再びあなどれない存在となっている。
メガシンカ
- そんなガブリアスだが、XYでは何とメガシンカを獲得。 何考えてるんだゲーフリ。メガシンカなので合計種族値+100…つまり合計種族値は700である。怖えぇ…。
- 攻撃種族値は脅威の170、他の能力も全体的に向上を見せているものの、唯一素早さだけは下がってしまう。
マッハポケモン(笑)
と言ってもそれでも素早さの種族値は92と、格段に落ちたわけではない。 - そのうえ第6世代までと異なり、第7世代からはメガシンカした1ターン目から素早さ92での行動となってしまい、さらなる逆風に晒されることになった。
ただ環境が環境であるため、どうせ抜けないならと割り切って採用される事も稀にあるらしい。
レベルアップで覚える技
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※第8世代準拠。
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関連項目
- ポケモン
- ポケモンずかん
- ドラゴンタイプ / じめんタイプ
- フカマル / ガバイト
- ビブラーバ / フライゴン / ジガルデ(同タイプ仲間)
- バンギラス / メタグロス(600族仲間)
- シロナ
- ワタル
600族のドラゴンタイプ |
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カイリュー(第1世代) / ボーマンダ(第3世代) / ガブリアス(第4世代) サザンドラ(第5世代) / ヌメルゴン(第6世代) / ジャラランガ(第7世代) ドラパルト(第8世代) / セグレイブ(第9世代) |
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