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この記事では、教官として新人ハンター育成につとめるクック先生についてのみ書かれています。 現役時代のクック先生については「全盛期のイャンクック伝説」をお読み下さい。 |
イャンクックとは、ゲーム「モンスターハンター」シリーズに出ているピンク色の飛竜である。
鳥竜種に属する大型のモンスターで別名「怪鳥」。名前の由来は英語で耳を意味する「イヤー」と、雄鶏を意味する「クック」を合わせたものと思われる。
概要
鳥竜種 | |
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イャンクック![]() |
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別名 | |
原種 | 怪鳥 |
亜種 | 青怪鳥 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
本家及び分家のモンスターハンターシリーズにおいて、ほぼ全てのハンターが最初に相対するであろう大型モンスターである。
体毛がほとんどなく、顔面には巨大なクチバシ、後頭部にはエリマキトカゲのような耳をもつなど、独特でユニークな外見をしている。
亜種として青色のイャンクックが存在する(別名・青怪鳥)。イャンガルルガという黒色の飛竜も近い外見をもつことから亜種として扱われるが、同じ鳥竜種に属する別のモンスターである。 [1]
他に鳥竜種に属する大型モンスターとしてはゲリョスやヒプノックなどがいる。
多くのハンターが戦闘経験、金策、素材収集とさまざまな形でお世話になる存在であるため、ハンターたちからは「先生」「クック先生」と呼ばれ親しまれている(その関係か、100匹倒すと称号で「先生」が入手できる)。
いわゆるキモカワイイ部類のモンスターであり、ハンターたちの間では狩猟生活におけるマスコット的存在の一つである。
戦闘
戦闘方法は極めてスタンダードで、ほとんどの大型モンスターが持つであろう基本的なアクションを備えている。対飛竜戦の基礎を学ぶにはうってつけのモンスターであり、これをソロで倒すことが出来てこそ新米ハンターから1ランクアップしたと言えるだろう。
大きな耳は、集音性に優れていることが災いしてか高音に弱く、頭への攻撃で部位破壊可能である。音爆弾やタル爆弾などの爆発系アイテムを使うと気絶状態となりしばらくスキだらけになるが、正気に戻ると怒り状態となってしまい、怒りが治まるまでは爆発系アイテムによる気絶効果も効かなくなってしまう。
- 回転尻尾攻撃
- しっぽは短いが、飛竜としては体が小さく近接武器のハンターが近寄って来るため、地味に当たる。
- 突進
- 走り出しが速く前触れも小さい。敵が目の前にいる場合は探すモーションをせずに突進してくる。特に怒り状態の時は全てのアクションが早まるため、馬鹿にしていると壁ハメで呆気なくハンターが返り討ちにされてしまうこともある。
- ブレス
- 口から可燃性の液体を放つ。リオレウスやガノトトスの様な一回り大型の飛竜に比べると、威力は弱く射程も短いが、発射前後のスキは小さく次の行動に移るまでが早いため、ハンターの攻撃は長く続けられない。
- 風圧
- 乗り切るには、風圧無効【小】以上や特定の武器モーションなど、風に影響されない状態が必要になる。
- 怒り状態
- 全体のステータスが上がり、各モーションが速くなる
(一定以上のダメージ、または爆発系アイテムによる気絶状態の後で発生)。 - 睡眠
- 巣に戻って体力回復を行う。足を引きずるようになったあたりから行う。
- ついばみ
- 鳥竜種に多い攻撃。相手に駆けよると同時にくちばしで複数回攻撃をしてくる。これをまともにガードするとスタミナをゴッソリもっていかれ、くちばしに当たるとダメージと共に吹き飛ばされ、避けても足に当たるとこける。
その他
- クックの尻尾回転は常に反時計回りだが、無印時代は彼含めて全員時計回りだった
- 威嚇する時の尻尾に攻撃判定はなく、頭や翼など弱点部位もやや下がるので殴り放題
- 慣れてくると短時間で狩ることができるようになるため、短時間でのポイント稼ぎや生産・強化した武器の練習台にされやすい。
- 特徴的なくちばしをそのまま使ったハンマーがある。力を溜めると本物のクックのように唸り声を上げるという、無印以来の代表的なネタ武器の一つにもなっている。近作ではハンマーに耳がつき、力を溜めると唸り声と共に耳が開くなど、ギミックの細かさをさらに増している。
- 「クック先生は実は本気を出していないだけ」との噂がある。(→全盛期のイャンクック伝説)
MHF
原種
基本的に他シリーズと変わらないがレジェンドラスタの影響からクッキーと呼ぶ場合もある。
また、MHFでは公式サイトのガイドでプレイマナーを守らないプレイヤーを返り討ちにしていたりする。
MHF-Gが始まるG1アップデート(2013/4/17)と共にG級対応。
しかしながら、クッキー・蟹・ポカラ丼オンラインと呼ばれる黒歴史の一翼を担うこととなってしまった。
難易度は★1。
G級最初期に登壇したモンスターなので追加要素は爆発付きのついばみをすることぐらいである。
ちなみに、口から粉塵をこぼすのが予備動作。
メガ個体
2016年のエイプリルフールイベント「ミズキとメガ個体調査!」に登場。
クエスト名は「発見!メガ個体!」
防具貸与の闘技場クエストであり、ターゲットはメガ個体の討伐。エリアインすると件のメガ個体がいるのだが、メガと言ってもメガシンカしたクックではなくメガネをかけたイャンクックである。
更にその見た目に面喰っているとメガネに光が集まっていき、どこに逃げようが避けられないレーザービームが放たれて即死、クエスト失敗になってしまう。
そこでMHFのエイプリルフールクエストではお馴染みである依頼文の縦読みをすると、「メガねガほんたい?=メガネが本体?」となっており、ボックスにメガネ型に置かれている音爆弾をクックに使うと、通常個体同様に怯んでメガネが分離する。
ここで依頼文を思い出しメガネを攻撃すると一撃で破壊されクエストクリアとなる。つまり正確にはメガ個体とはメガネそのもの。ちなみにメガネを分離させたまま放っておくとやはり光が集まっていき大爆発してクエスト失敗になる。また、イャンクックは防御率0らしく殴っても1ダメージも与えられないのである意味最強個体である。
亜種
そんなクック亜種もG9.1(2016/2/24)にてようやくG級対応。難易度は★2。
G初期に実装された原種と違って完全新規行動が2つ追加されている。一つは数回飛び跳ねた後左右の翼を交互に振って真空波を起こす技。
フレーム回避はそこまで難しくないが複数回判定があるようでSAがあると大ダメージを喰らうことも。
もう一つは嘴で地面を掘り岩を飛ばすというもの。
威力は高めだがこちらも気を付けていれば当たらないだろう。
実装された時期の関係で武器防具共に★2とは思えないほどの高性能。
ちなみに武器はなんと炎属性(火+龍)である。
特異個体
原種
シーズン8.0(2010/4/21)実装。
ブレスが直線上に伸びる火柱になっており、バックジャンプブレスを使用してくる。また、ぐるぐる円を描いて走り回る攻撃は予備動作が少ない割に高威力でありかなり危険。
そして特筆すべきは先生の変種(P2GにおけるG級相当)についてだろう。
特異個体による攻撃力補正が変種補正のさらに3.30倍、怒り時には本来の補正に加え追加補正1.40倍、ノーマル個体の変種と特異個体の変種では怒り時の攻撃力に4.62倍もの差が生まれる。
これがどの様な事態を生むかというと…
- ガンナーはとりあえず先生に触ると即死
- 予備動作が少ない走り回り攻撃は防御781以下では即死
- 怒り時の飛び跳ねで足元でSA付与のモーションで攻撃していた剣士の火事場が発動
- (捕獲する事はまず無いが)シビレ罠にかかった先生を捕獲した時の倒れこみで剣士の体力が半分に
という感じであり、実際に足踏みでハンターをBC送りにしたり尻尾振りで複数ハンターを貫いたりもしているなど、MHFでは前述の全盛期の先生の強さ(の片鱗)を垣間見ることができた。
なお、現在はフォワード4.にて追加されたコンテンツ「マイミッション」の秘伝書育成の効果「被ダメージ軽減」により、そこまで高い防御力でなくても即死はしなくなった。(それでも少しでも体力が削られていると乙る事が多々あるが)
亜種
フォワード.2(2011/9/28)実装。ケツアゴ先生。
原種特異個体のモーションに加え、ブレスがミートボール化したり落とし穴を設置してきたりする。
奇種の攻撃力の凶悪さも同様。
グなんとかさんよろしく、突き刺し→しゃくりあげもおこなってくるが勢い余ってコケる。かわいい。
地面にクチバシを突き刺す攻撃によって地面に穴があき、ハンターがそれに触れると穴にハマって一定時間完全無防備(かつSA付与)になるので非常に危険。
尚落とし穴には通常下半身からハマるが、スタミナが極端に少ない状態で穴を踏むとババコンガのように頭から穴に突っ込んでしまう。スカート系装備の女性ハンターがそんな落ち方をしてしまった矢先には…確かみてみろ!
そして…
2014年6月25日
モンスターハンター史上初となる、「アーケードカードゲーム」として「モンスターハンタースピリッツ 01弾 黒き衣を纏う竜」が稼働開始。初プレイとなるハンターが登録を済ませた時…なんと、初プレイのレンタルトモとして「怪鳥イャンクック 幼体」が現れる!
詳しい世界観の説明に関しては該当記事を参照するとして、わかりやすく言うと、モンスターとハンターのペアで狩りに行くなか、最初のペアとなってくれるというだ。
トモとして戦うときの特殊技は「火炎超ばら撒き走り」。おそらく上記の「ブレス」の上位技に当たる。
ストーリーズ
MHST、MHST2でもオトモンとして一緒に冒険することが出来るのだが、ブラキディオス程ではないが「絆技」がネタ枠である。
通常種、亜種共通で「リバースボール」という名称が付いているが、その内容は、好物のクンチュウを見つけ満悦になっているところをライダーに殴られクンチュウを放出して攻撃するというもの。
通常は火属性なので吐き出されたクンチュウは火の玉と化しているが、MHSTでは属性を変えていると放出されるクンチュウの状態も変化する。
関連動画
立ち回り・練習
実験台
関連静画
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 10
- 500pt